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軽子坂を上った先、兵庫横丁に入るところのお寿司屋さんの前。
季節の風物詩というか、この時期になると見られる光景です。
たぶんカラスミですよね。
カラスミってボラの卵巣を塩漬けにして作る、と聞いているのですが、これは恐らく塩漬けした後に天日干しにしているのだと思われます。
これまでは「あ、カラスミ作っているんだなぁ」と見過ごしていたのですが、この日思ったのは、「ずいぶんたくさん作っているんだなぁ」というのと「こんなにたくさんのボラの卵巣ってどうやって入手しているんだろう?」ということ。
カラスミって、珍味系の酒肴とかで薄切りにしてありがたく頂くものというイメージがあるのですが、ここでは20対というのか40本ものカラスミ、1日1本使っても40日分ありますよ。
で、これまでは「仕入れたボラの卵巣を有効利用」と思っていたのですが、この量だとこれ自体を素材として仕入れているっぽいですね。
そう考え、ネットで見てみると、「ボラ子」などとして売られているようです。
こういうのを買ってきてカラスミを作っていると思われますが、例えば上のものだと1本で8千円くらい。
これ、比較的安めのものでしたが、それでも40本あるので32万円!!
それを店先というか道端に出しておくなんて、時節柄不用心では、と他人事ながら心配になりました。
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