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コト消費の進化系? ブドウ畑という物語から都心という物語へ@深川ワイナリー

2017-10-29 11:11:11 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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昨日の記事の書き出しは、「先週末、門前仲町に行ったのですが、、、、」でしたが、そのことを書くのを忘れていました。


台風襲来の日曜日、投票は国民の大事な義務/責任です!と、「野鳥の会」ブランドの長靴を履いて出陣です。




投票のあとに向かったのは、門前仲町の駅からちょっと歩いたところにある、

こちら

街中の小さなビルの一角、一見カフェ風のこちらは、実は都内で3番目のワイナリー「深川ワイナリー」さん。

先月(かな)、当社のご縁でとある蔵元さんが試飲販売をやっていた日本橋高島屋に赴いた際、同じお酒売り場で試飲販売をしておられ、その時に「見学できますよ」と教えてもらい、機会をうかがっていたもの。



建物の脇から入ると、そこはすぐステンレスタンクが並んでいるワイナリーになっています。




ステンレスタンクの脇には、蓋のない開放型のプラタンクもあって、昨日、ボランティアさんとともに届いたブドウからブドウの実(果粒)だけを取り出す「除梗」を行い、絞った、という果汁で仕込みが始まっていました。




脇には、果粒と分けられた小さな枝(梗)がゴミ袋に入れられていました。


(生活感満載です)


「届いたブドウ」と書きましたが、こちらは深川にブドウ畑があるのではなく(当たり前)、ご縁のある山形や甲州のブドウ農家さんから買い付けているのです。



ともすればワイナリーはブドウ畑とセットの「物語」を打ち出す場合が多いのですが、こちらでは「都市型ワイナリー」という別の物語を設定しているのです。

ある意味で、「最高の酒米である兵庫の山田錦を使う」ことが一つの売りとなる日本酒造り的な部分があるかもしれません。

また、「ブドウは調達してくる」という割り切りによって、日本のブドウの収穫シーズンの後は、南半球のブドウを買い付け醸造するという、二毛作(か二期作)を行っています。



見学のあとは、隣接(というか、壁一枚隔てた)カウンター・バーで、醸造施設を眺めながら色々とお話を伺いました。





「なぜ都心で?」というベタな質問に対しては、「こんな感じでみんなに来てもらいたいから」というお答え。
(確かにウチの会社からも電車で6つ、ドアtoドアで30分もかかりません)

そして単に見学だけでなく、上掲した「除梗」や「搾り」などの仕込み過程も体験(ボランティアでお手伝い)できるそうですし、使用するブドウを産地に収穫に行くツアーなども企画しているそうです。

確かに行ったことがあるワイナリーというのはそれなりに思い入れができます。

特に料飲店さんなどの場合、ソムリエやシェフ、オーナーさんなどがファンになってくれれば、自分のお店のコンセプトとも併せた物語として提供できますね。


これが都市型ワイナリーの目指す一つのモデルかもしれません、と思いつつ、色々と考えさせられました。

どうもありがとうございました!!!



【おまけ】

こんなものもありました。



これ、生ビールなどで良く見る、10Lの樽缶です。

造りたてのワインをこれに入れ、タップを通じ出せば、生ワインが提供できる!というすぐれものアイディア。

ウチの飲食ラウンジ「インテリジェントロビー・ルコ」でやってみようかなぁ。。。。




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