牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

湯呑、片口、そして酒樽。「魚屋宗五郎」のお酒の小道具。

2024-02-09 14:24:33 | 酒の道具など
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】


日経夕刊のコラム





歌舞伎の尾上菊之助が「魚屋宗五郎」を演ずる際の片口について書いています。

「酒乱の町人が主人公(宗五郎)」というこの世話物。
禁酒していた宗五郎が妹の死を契機にお酒に手を出し、酔うにつれ湯呑ではなく片口かを盃代わりにし、最後は樽から直接、とどんどんエスカレートしていく様子が描かれているのですが、そこで使う片口は注ぎ口に指を引っかけて飲むので指の形に合っているかどうかで選ぶ、ということです。
菊之助の片口は、菊五郎の使っているものをモデルに焼いてもらったそうです。
(上の記事の写真)

そうか、注ぎ口に指を引っかけて持つんですね。
まさにこの演目の為だけに特注、ですね。

魚屋宗五郎、最近では?と検索すると、2020年10月に菊五郎が演じた写真が出ていました。



スポーツ報知

こちらは最後に樽を抱えています。2升樽くらいかなぁ。

皆さん特注なのかな?、、、亡くなった三津五郎のブログには茶碗が出ていました。





この湯呑みと片口は、宗五郎の役者の手に馴染むものを使います。
湯呑はあまり小さいものでは舞台で使うには不向きなので、大きさや形がちょうどよいもの、また染付けの絵柄も好みのものを選びます。片口は口のところに指をかけて飲むので、実際に持ってみて手に合うものを選びます。
そのため小道具さんからは借りずにそれぞれの役者が専用の物をつかうことが多いようです。
今月も湯呑は自前のものを使います。



なるほど。
今度観るときはそこにも注目しましょう。




★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジンの国内市場、211億円もあ... | トップ | ノヴェンバー・ステップス@... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

酒の道具など」カテゴリの最新記事