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あれ、朝刊には出ていなかった気もしますが、日経のネットニュースでこんな記事を見つけた。
日本酒や和牛、欧州から締め出し危機 EUの包装規制で
【ブリュッセル=辻隆史】日本の食品輸出の主役ともいえる日本酒や和牛が、欧州連合(EU)市場から締め出されかねない危機的な状況にある。
日本酒を入れる瓶や食品を包むフィルムが、EUが検討する包装材の規制に適合していないためだ。
日本政府は規制対象からの除外を働きかけており、その結果が注目される。
日本酒で包装材規制とは?ご法度の材質とかってあり得る?と思ってちょっと調べたら、要は瓶や缶のリサイクルの流れの中で、瓶もリユース瓶が求められるということのようです。
ワインとは異なり一升瓶などはもともとリユース瓶だし、むしろ日本の得意領域では?と思ったのですが、どうもEU内でリユースされた、という条件があるようで、それだと現実的ではありませんね。
で、「現実的ではない」のは(EU圏内の)ワインも一緒だと思ったら、EU内でもワインは当該義務の免除らしい。
さっと数字は出てこないのですが、EU圏内のワイン市場って数千億から数兆円はありそうな一方で、EU圏への日本酒の輸出は20億とかいうレベルで、環境問題という視点でもコンマ以下の話だし、結局は排除の論理なのかもしれません。
とはいえ、ブーブー言っててもしょうがないし、対抗措置をとるというの生産的ではないので、あとは外交交渉で(日本国内産であっても)リユース由来の瓶であればOKとするのか、あるいは発想を変えてタンクで持っていって、現地でリサイクル瓶に詰め替えるのか。
国とかが各地で「量り売りブース」を設置して「江戸の量り売り文化と共に売る」というのもあるかもしれません(ないかな)。
正面突破で、日本(特にご近所の大日本印刷さん)の得意のパック技術を利用した包装というのも良いかもしれません。
ただ、○○は良くないのでとにかくダメダメ!って、最近話題に挙げている「飲酒ガイドライン」の議論にも似てますね。
国内でもそう主張する人が出てくるのでしょうか。。。。。
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