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お酒が悪者になっている今日この頃、確かに「お酒を飲んだら声が大きくなる」とかはそうなのでしょうが、そういう感覚論ではなく、きちんと評価をして欲しいですよね。
そう思っていたら、テレビかネットのニュースで。「飲酒会食で感染リスク5倍」専門家というのがありました。
これって、あれですか? と思って、一応確認した。
そう、これです。
新型コロナウイルス感染症の
社会行動リスク解析:
パイロット調査の暫定報告
去る7日に開催された、厚労省のアドバイザリーボードで提出された資料ですね。
これ、発熱外来に来た受診者に対し、行動履歴等を聞いたもの。
「パイロット調査」としているのは、「まずはとっかかりを」ということなのでしょう。
有効サンプルは284名(うち、「陽性」は29名)を、正直、少ない。
この調査のミソは、「陽性の人がどんな行動をしていたか」だけではなく、「陰性の人」も考慮に入れ、「その行動をした場合としていない場合でどう違うか」という比較を行っていること。
それを「オッズ比」という数値で表現しているのですが、冒頭の「5倍」というのは、おそらく下の表の「(3人以上の)会食に参加なし、または1回」と「お酒のある3人以上の会食2回以上」のオッズ比(4.94)のことだと思われます。
ただ、実際の数字を見ると陽性者28名のうち、「お酒のある3人以上の会食2回以上」というのは7名だけなので、統計的な信頼性は必ずしも高くなく、推定には1.67倍~14.6倍の幅があります。
また、サンプル数の制約でしょうか、「お酒のない会食を2回以上」の陽性者がゼロなので、「お酒無しで会食2回以上」との比較ができない状況です。
それもあり、最後のまとめでも、
・酒がある・なし問わず会食に複数回行った人は感染のオッズが高い
・酒を飲んでいるとこのオッズがさらに上昇する可能性
といった表現に留めています(でしょうね。
先のニュースもその辺り、ちゃんと伝えないと。
もちろん、統計的な信頼性は高くないとしても、きちんと検討しようというのは正しい方向です。
ただ、まさに「緊急事態」ですので、こうした検討にきっちり労力を投入し統計的信頼性を確保し、「酒が悪いのか人数が悪いのか」「2人飲みであればリスクは低いのか」等を検証して欲しいですね。
#正直、感染拡大から1年半経過してこれって、典型的なお役所仕事、だなぁ。
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