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(昨日に引き続き)がんばれ!ヴェネト州!
というわけで、先週来、集中的にイタリアワインの銘醸地、ヴェネト州のワインを集中的に飲んでいるのですが、週末は泡モノ、プロセッコ。
かのヒュー・ジョンソンが「探し出すべき生産者のひとつ」と褒め称えたヴェネトのプロセッコ専門のワイナリー「ザルデット」の兄弟プロセッコです。
片や「BRUT(ブリュット)」、かたや「EXTRA DRY(エクストラ ドライ)」
ワインマニアの方には「スッ」と入ってくるのかもしれませんが、「BRUT」と「EXTRA DRY」、流通サイドとしてはちょっと「くせ者」の表現だなぁ、とかねがね思っています。
「BRUT」はシャンパーニュなどでもよく出てきますね。お店では「辛口」と訳すことが多いです。
対して「EXTRA DRY」はどうでしょう。「DRY」はスーパードライもそうだし、日本酒でもそうですが「辛口」と呼ばれることが多いですが、それに「EXTRA」ですから、「もっと辛口」、名古屋だと「でえりゃー辛口」となります。
でも、この「BRUT」と「EXTRA DRY」、イタリア(というか、シャンパーニュ含めEU全域)のルールでは明確に数字で分けられいて、
「BRUT」は残糖量は 12g/L未満
「EXTRA DRY」は〃 12~17g/L
と、「EXTRA DRY」の方が残糖量が多い、すなわち「甘い」んです。
ちなみに、BRUTより「辛い」「EXTRA BRUT」で、こちらは残糖量0~6g/L。
実際、この2本を比べてみても「EXTRA DRY」は甘さを感じるというか、果実味を強く感じます。
(ブドウは同じ「グレラ」で、アルコール度数も同じ11.5%)
インポーターさんの資料によれば、イタリアでは(一般論で)「EXTRA DRY」が最も売れていて、アメリカでは「BRUT」が最も売れているとのこと。
シャンパーニュのワインもBRUTが大半ですから、「EXTRA DRY」はイタリア趣味なのかもしれませんね。
確かに、ヴェネト・ヴェネチアのバカロのチケッティなどは結構味も強めのものが多いし、ちょっと甘みのある「EXTRA DRY」が向いている気もします。
ただ、悩むのは日本語にするときですね。
BRUT(辛口)に対して「でえりゃー辛口」とは言えませんし、DRYとついているものに「甘い」という言葉は使いづらい。
「中辛」などはボンカレーみたいだし、「BRUTほどではない辛口」とでもなるのでしょうか。
ソムリエさんが(一般の方向けに)どう表現するのか、今度イタリアンレストランに行ったら聞いてみようっと。
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