やさしい時間

「写真でブログ」タイトルを変更しました
何気ない日常を写真とともに綴ります

DVD「わが母の記」を見て

2013年06月13日 | 介護
「わが母の記」というビデオを見ました。
認知症の母親を介護する苦しみと、
母に対するそれぞれの子供の思いと、
記憶が消えていく中でも残る母の思い、、、
それぞれの葛藤の中で、人生を全うしていく母。
胸に刺さるものがありました。






最近、家に帰ると毎日母の反応が違う。
ある日は、
「帰ってきてくれて良かった。誰もいなくて寂しかった」と泣いた。
ある日は、
「今日はあなたが来る日なの?」と終始丁寧語。
そして、ある日は、
「今日私が来ることを忘れてたでしょう?」と言う。

娘だと認識している時と、ヘルパーの時と
自分がどこにいるのか分からなくて混乱している時も。

食事を食べたのを忘れてしまうことは度々だけど、
徐々に進んでいく、体力と認知能力の低下に悲しくなる。


終わりの見えない介護。
今しか出来ない事をさせてもらえる喜びを感じながらも、
窮屈な毎日に疲れていく。


もう少し楽しみながら、
一緒に暮らして行く方法を模索しよう。