やさしい時間

「写真でブログ」タイトルを変更しました
何気ない日常を写真とともに綴ります

終末期ケア・・・勉強会資料

2018年01月21日 | お仕事
今週、仕事場の勉強会で、「終末期ケア」をすることになり、
今日やっと資料が出来上がりました。

勉強するのは嫌いじゃないけど、
最近目が悪くて、パソコンを長時間見ていると
どうしても疲れてしまう。


歳は取りたくないものです。







内容を要約すると

癌や老衰などのもう回復できない、
死期が目の前に迫ってきている利用者さんたちに対し、
私たち看護師の役割は何か
ということと

家族に対して何をしてあげられるだろうか
を問いかけるもの。


答えは一つじゃないし、
基本的な考え方は示せても
個々の利用者さんに対しては
それぞれ考えなくてはいけない。


ポイントは

自分らしく生きるために
どこで最期を迎えたいか
どんなふうに過ごしたいか
という、本人、家族の思いを傾聴し
どうやって実現させられるか
考える事

痛みや他の症状を把握し
チームで問題解決をしていく事

家族にとって良い看取りが出来るように支援する事

また、亡くなった後、
家族がその都度、苦悩しながら出してきた治療の方針や
今までしてきた介護や支援を支持し肯定する事

そして、家族のこれまでの苦労を労う事


そんなことが大切なんだと思います。


細かいことはいろいろありますが、
それは勉強会で。



若い人の看取りは、本当に辛い。

看護師の私たちでも、心をえぐられてしまいます。
まして、利用者さん本人や家族は どんなにか
悲しく、切なく、理不尽な思いをされているだろう。



私たちは何をすべきで何が出来るんだろう?


現場では いつもそんな事を考えながら
ケアしている





時々、広い広い海を見て

心を洗い流さないと・・・


利用者さんは癌の末期の人だけではないから

深呼吸して出かけよう、


次の利用者さんの所へ・・・







仕事が辛い訳は、、、

2017年06月08日 | お仕事



時々、仕事していて辛いと思うことがある



以前、ケアマネをしていた時によく聞いた話で
利用者さんが出してくれたお茶を
飲めないケアマネがいるという事

なんでだろうと聞いてみたら
「あんな汚い家の茶碗で出されたお茶は飲めない」
というのが理由だった

ケアマネの言う事?
今はそんなケアマネはいないと思うけど。。。



どんなに家が汚くなっていても
自分たちのために来てくれた人に
お茶を出したいと思う気持ちを察し
私は出されたお茶を必ず飲んだ

そこから信頼関係が築かれていくのだとも思う


今は、施設の併設の訪問看護ステーションにいるけれど
利用者さんたちが汚いと思ったことはない

時々手が汚くなっていることがあるけれど
それは私たちが早く気づいて洗ってあげればいい

部屋が汚ければ掃除の回数を増やしたり
片づけ方法を考えてあげればいい


だけど、、、

安易に 

汚いから嫌、触りたくない、、なんて
平気で言うヘルパーがいる

は~、、、と
ため息が出ちゃう









もう少しいておくれと
私の手を握って離さない利用者さんがいた


寂しさからだと思うと
次の訪問があるけれど、むげに振り払えない

暫くそのままじっとしていたら
自然と手の力が緩んだので
「またね」と言って部屋から解放された


そんな話をしたら
「嫌だ~!!あの人の手汚いのよ。よくじっとしてましたね」
そう言われた


私はそんな事は全然平気
それよりも、その人の淋しさや苦しさを
分かってあげたい

それだけなんだけど、、、




人は誰でも心に悲哀を秘めている


私はどんな時も
その人たちの心を
代弁出来る一人でいたと

切に、、、 思う






やっと半年

2016年02月19日 | お仕事
暖かい一日でした。

夜勤の仕事を終えて、帰りの途中にある
忠霊塔へ寄ってみました。









新しい仕事に変わって半年、やっと慣れてきました。

今度の仕事は、訪問看護です。

自宅で療養しているご利用者様の所へ訪問し
色々な処置や、ケアをします。


以前も訪問看護師として仕事をしていました。
その時に、とても印象深いご利用者様との出会いがありました。
その方と8年間関わった事で
訪問看護の素晴らしさを知りました。


あれから10年、先に逝ってしまった方たちの後を追いかけながら、
今の私にできる看護をしていきたいと改めて思う、、、

そんなこの頃です。








夜明けの空

2015年12月09日 | お仕事






今日は夜勤明け



毎回 夜明けの空に朝日が昇ってくるのを

階段を駆け上がりながら みつける


踊り場で立ち止まり

朝のひんやりした空気を 吸い込んで

また 階段を昇っていく



さあ もうひと頑張り

私の差し出す手を待っている人がいる




そんな感じで 乗り切ったのでした













この頃

2014年10月13日 | お仕事


友達から相談されることが増えた。

自分の事のように考え、自分だったらと想像し
言葉を選んで話そうとしているのだけれど、
経験や職種の違いから、
どうしても違和感があるのではないかと
自分から少し臆病になってしまう。


もっと自由に何でも話せたら
きっと心に響く言葉があるのかもしれないけれど、
少しの臆病な気持ちから
分かち合えない所が増えていくような気がする。


彼女のために今回の研修の講師を引き受けた。

自信はないけれど
私なりのやり方で、迷っている人たちに
もう一度 『光』 みたいなものを見つけてもらいたいと思った。

研修は明後日。

大丈夫、みんなそれぞれに
自分の目指す 『光』 を見つけてくれるはず。


一緒に頑張ろうよ。