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彩雲弦楽器工房

山形市にあるギター等の弦楽器工房です。製作、メンテナンスや修理、改造はお任せください。

輝く小豆

2015年07月20日 | 製作日記

こちらはオーダー頂いていた「小豆-あずき-」の最終仕上げ加工。

今回の小豆はラッカーの艶出し仕上げです。

ナット、サドルを作り、微調整を施す。

結構神経すり減らしてます。

 

そして無事ひとまず完成。

今回はスケールを363.5mmとコンサートよりも少し短くしてみました。

しばらく音慣らしをしてからどんな塩梅か確認しようかと思います。

 

 

 


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白ナスと黒ナス

2015年07月15日 | 製作日記

製作している「奈須比-なすび-」2本、ようやく木工終了です。

こちらはシダー、スプルースの8弦奈須比

塗装前のホワイトヴァイオリンならぬホワイトなすび

こちらはシダー、ローズの奈須比

そして塗装。

下塗りとして亜麻仁油を塗っています。

 

 


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間に合うか?

2015年07月12日 | 製作日記

8月9日の「仙台ウクレレフェスティバル」まであと1か月を切りましたが、できれば新作を携えて臨みたいところです。

今製作している「奈須比-なすび-」2本はおそらく間に合うかと思うのですが、この「天-そら-」と「夜菜-よな-」は微妙なところ。

せめて「夜菜-よな-」だけでも間に合わせたいなぁ。

なんたって初の試みのこの構造

和太鼓の波動扇状彫りを模したサイド板、これをお披露目したい。

ボディをコンコン叩いた音も今まで作ったウクレレには無い音です。

余韻が深い気がする。気のせいか?

まぁ完成したら答えが出るでしょう。

 

 

 

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蜂の巣

2015年07月10日 | 製作日記

今製作している「奈須比-なすび-」のうち1本は復弦4コースの8弦仕様。

画像右がそうですがペグの数を倍にしてもヘッド形状はそのまま。

ペグの数は倍でも穴の数は3倍。

ふっふっふ・・・

どういうことかは追い追い明かします。

8弦仕様はいいけど弦をナイロンにするか鉄弦にするか、そしてチューニングはどうするか等はまだはっきり決めていません。

いろいろ試してみてから決めようかと。

 

 

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下ごしらえ

2015年07月07日 | 製作日記

オーダー頂いたウクレレの下準備をします。

ネック、ブレイシング、ネックブロック、エンドブロック等を荒加工しておきます。

ボディの板もある程度厚みを出しておいて、何はともあれサイド板を曲げます。

この時ウッドバインディングもついでに曲げておきます。

 

本格的な加工は8月くらいからかなぁ。

 

 

 

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スペインの象徴

2015年07月05日 | 製作日記

オーダー頂いた「米-よね-」のテナーサイズを作る為に新たに組立台を作ります。

「米-よね-」はスペイン式製作法で作るので「ソレラ」と呼ばれる組み立て台が必要になります。

 

コンパネを何枚か積層させて厚みと剛性を確保し、表板のドーミング具合を決める窪みをつけます。

ブリッジ部分が一番深くなるようにします。

窪みを付けたら砥の粉で荒れた表面を均します。

ネック角を決める敷き板を貼ります。

 

 


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ギタレレひとまず完成

2015年07月03日 | 製作日記

最終仕上げのギタレレ、ナットとサドルを作り最後の微調整を施します

ピックガードも貼って、と。

ナットの溝の削り方で微妙に音が変わるのでシビアな調整が必要です。

弦は最初.014から始まるセット(ヘヴィゲージ)を張りましたが、長時間弾いていると結構指がつらくなってくるので

最終的には.013からのセット(ミディアムゲージ)にしました。

ミディアムの方が楽に弾けるし音の伸びも良いので、このスケール(480mm)のレギュラーチューニングはミディアムが丁度良いかなというのが今の所の私個人の結論です。

この楽器のコンセプトから言っても「気軽に弾ける」っていうのが重要かなとも思いますし。

 

 

という訳で鉄弦レギュラーチューニングのギタレレひとまず完成しますた。

良いですねぇ。

 

またしばらく様子をみて問題無ければ納品です。

 

 

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新たなオーダー

2015年06月29日 | 製作日記

新たにオーダー頂きました。ありがたや、ありがたや~。

 

まずはこちら

持ち込みのブラジリアンローズウッドのサイドバック材です。

これで何を作るかというとバリトンウクレレサイズのミニアコギ。

バリトンでミニっていうとややこしいですが小さいアコギです。

持ち込みの材という事でどのくらい乾燥した材なのかはっきり分からないので、お客様と相談してなるべく乾燥させてから製作開始しようという事になりました。

とりあえず荒加工だけしておいて来年の春くらいから本格的に製作開始します。

 

そしてこちらはボディの型「モールド」といわれている物を作っています。

ミニアコギの他にも「米-よね-」のテナーサイズを2本オーダー頂きましたので、それ用のモールドも作っています。

 

 

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フレットサイドの処理を改良

2015年06月26日 | 製作日記

最後の塗装が終わったのでいよいよ仕上げ作業です。

ナット、サドルを作り、微調整を施します。

結構神経を使う場面です。

そしてひとまず完成

完成後のわくわくの音出し。

どちらもある程度予想していた感じにはなったかと思います。

 

この後しばらく様子を見て、問題無ければ新しい弦に張り替えて納品となります。

 

ちなみに今回からフレットサイドの処理の仕方をすこし改良しました。

こちらは以前の処理の仕方。

こっちは改良版。

写真ではまっっったく分からないレベルですが微妙に削り方を変えました。

もっとアップで撮りたかったのですがどうもピントが合わなくて・・・

以前はフレットの角を削る際、2次バリが少し気になっていたので今回からはその辺も考慮して作業しています。

といっても以前のやり方でも演奏には全く支障はないのですが。

少しでも良い物を作りたいなと思いながら非常に細かいところをちょこちょこと作業しています。

 

 

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フレット祭り

2015年06月23日 | 製作日記

今日フレットを打ちまくります。

うちでは最後の1回の塗装の前にフレットを打ちます。

何度かブログでも書いたかと思いますが、こうすると塗料を含んだ木が歪み終えて正確に指板修正が出来るという事と多少傷がついても最後の塗装前にサンドペーパーで全体を磨くので安心して作業が出来るという利点があります。

塗装を全て終えてからフレット作業をして傷がつくとまたそこだけ塗装し直し等の手直しをしなくてはいけないのでこうしています。

 

という訳でまずは指板修正

そしてフレットを打ちます。

プラスチックハンマーでコツコツと打っていきます。

全て打ち終えたらフレットサイドのとび出た部分を削り落とします。

フレットを打ったら最後の塗装です。

 

 

 

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ペオネス&ライニング

2015年06月15日 | 製作日記

スペイン式製作法で作っているコンサートウクレレ「米-よね-」、今日は表板とサイド板のつなぎとして「ペオネス」というパーツを接着します。

1個1個地道にペタペタ接着していきます。

綾杉彫りが渋いですね。

 

表板側が終わったら今度は裏板側、

明日天気が良ければ裏板を貼れるんだが・・・

 

 

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塗装入り

2015年06月05日 | 製作日記

今日は木工の仕上げ。

まずは指板の表面のストレートを出しつつ、ネック角も微調整します。

ストレートが出たら指板のRも付けます。

そして全体を生地研磨。

ネックシェイプ部に一番時間をかけてやっています。

直接手が触れる部分ですので丁寧に形を仕上げていきます。

 

300番程度までサンドペーパーをかけたら塗装に入ります。

うちの「マットシリーズ」は亜麻仁油を下地に塗っています。

こうすると木の色に深みが出るので気に入っています。

 

亜麻仁油は固まるのに1週間程度かかるのでしばらく置いておきます。

 

 

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ブリッジ接着

2015年06月02日 | 製作日記

現在製作中のウクレレ達もいよいよ木工の終盤です。

今日はブリッジ接着まで。

まずはオクターブ補正量を考慮にいれつつネックのセンターと弦のセンターが合う位置を割り出します。

こちらはオールローズボディの「奈須比-なすび-」

こちらはオールローズの「小豆-あずき-」です。

位置を割り出したら接着します。

こちらはギタレレ

以外なところでサイドホールが役に立ちました。

 

こちらは「小豆-あずき-」

にかわが固まるまで一晩置いておきます。

 

 

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スロッテッドヘッドの加工

2015年05月31日 | 製作日記

突板を貼ったヘッドの外周ラインをトリマーを使って仕上げます。

そしたらスロッテッドの要のスロットを掘る前にペグ穴を開けておきます。

専用の治具を使い電動ドライバーで加工します。

スロットを掘った後にペグ穴を開けるとドリルの出口がチップしてしまうので先に穴を開けておきます。

 

そしてスロットを掘ります。

こちらもトリマーで。

 

スロットを掘った後はのみ等で弦の通り道を斜め加工してひとまず完成です。

かっこ良いですね。

見た目的には断然スロッテッドが好みです。

 

 

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ヘッドの突板

2015年05月28日 | 製作日記

ギタレレのヘッドに補強と飾りの意味あいで突板を接着します。

まずは下準備。

そして接着

たかだか突板を貼るといっても結構クランプを使うもんだ。

最近は接着作業が多い為、慢性的にクランプ不足気味。

 

 


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