彩雲弦楽器工房

山形市にあるギター等の弦楽器工房です。製作、メンテナンスや修理、改造はお任せください。

今夜が山田

2020年05月24日 | 製作日記

有難い事に、頂いているオーダー品の製作に取り組んでおります

 

こちらはネックのヒール加工

ドイツ式ダブテイルのセットネックはボディとネックを別々に作った後に

「がっちゃんこ」とくっつけるので比較的製作工程全体の後半にあります

ところがスペイン式のスルーネックだとかなり初期の段階でネックとボディを接続します

 

どちらの方式でもネック接合の工程は神経を使うのでギター製作の山場になります

 

ドイツ式だと

「あぁ、この後ネックセットがあるんだよなぁ」

 

となりますが、スペイン式だといきなり山場が来るので

「もう終わったもんね~」

となる

 

学校で注射を受ける時に

列の最初に並ぶか後ろに並ぶかの精神的な違いのようなもんです

 

どっちがお好みでしょうか?

 

 

 

久しぶりの今日の一枚

「カマキリの赤ん坊」

カマキリの赤ん坊、初めて見た

どこにいるわかりますか?

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豆鉄-まめてつ- 百弐拾八号

2020年05月01日 | 新作楽器

今日ご紹介するのは以前ご紹介したミニギターと一緒に制作した楽器です

 

上記のギターとの違いはネックにスプルースを使ったのと塗装です

スプルースネックにしたせいか、ほんのり温かみがあるような気がします

気のせいかもしれませんが、やはり個人的には針葉樹が好きなんです

 

仕様はこんな感じ

--------------------------------------------------------------------------------------

弦長・502mm

表板・イングルマンスプルース
側、裏板・インディアンローズウッド
ネック・スプルース
指板、ブリッジ・インディアンローズウッド
塗装・ラッカー(ヴィンテージフィニッシュ)
ペグ・ゴトー ステルス

--------------------------------------------------------------------------------------

 

このギターも「ら風楽」同様、岩男さんに弾いて頂いております

感謝

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする