彩雲弦楽器工房

山形市にあるギター等の弦楽器工房です。製作、メンテナンスや修理、改造はお任せください。

夜菜-よな- 九拾四号 完成

2016年12月28日 | 新作楽器

ここ数日様子を見つつ最後の微調整をして、ようやく世に出せるところまで来ました

まずはスペックをば

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スケール・430mm
表板・イングルマンスプルース
側、裏板・インディアンローズウッド
ネック・マホガニー
指板・インディアンローズウッド
ブリッジ・ローズウッド
ナット幅・37mm
指板R付き
14Fジョイント
塗装・セラック(マット仕上げ)
ペグ・ゴトー ギアペグ

価格 ¥110,000(税込み)

ケース別

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このウクレレは一言でいうと「コンサートみたいな音」です

テナーの中低音に寄った音が苦手だけどテナーのサイズ感が弾きやすいという方にはお勧めです

明るく、音抜けの良い音色なので伝統的なハワイアンにも合うのではないかと思います

 

詳しくはこちら

http://saiun-koubou.com/yona94.html

是非工房に弾きにいらして下さい

 

 

 

今年最後の一枚

「徳良湖のアイドル2」

意外に画像が大きかった・・・

 

 

年末年始は12月29日~1月3日までお休みを頂きます

本年もご愛顧誠にありがとうございました

良いお年を

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ひとまず完成

2016年12月21日 | 製作日記

前回の続き

いよいよ最終仕上げです。

 

ナットとサドルを微調整します

 

これで完成

弦はいつものようにまずはghsの黒弦を張っておき、数日様子を見て相性の良さそうな弦に張り替えます。

 

 

今日の一枚

「徳良湖のアイドル」

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新作「夜菜-よな-」も出来そう

2016年12月16日 | 製作日記

今年最後の作品になるウクレレ2本のうちセラック塗装の「夜菜-よな-」の仕上げに入ります。

あ、夜菜は手前のね

 

まずはナットとサドルを作ります。

この段階では外形だけ作って、楽器にセットできる状態にしておきます。

最終調整は弦を張ってから

 

ナットとサドルをセットしたらペグを取り付けます。

 

前回のブログでも少し塗装に関して書きましたが、うちの塗装は2パターン使い分けています。

折を見て塗装について詳しく書いてみようかと思います。

 

 

今日の一枚

「K松さん」

か  かっこいい・・・

 

 

*ギター、ウクレレの製作をウェブでも受け付けています。
 詳しくはこちら
 http://saiun-koubou.com/weborder.html


*ギター、ウクレレの修理・調整も随時受け付けています。
 お気軽にお問い合わせ下さい。
 http://saiun-koubou.com/index.html

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葫呂-ころ- 八拾八号

2016年12月09日 | 新作楽器

先日の「夜菜-よな-」と一緒に作っていたウクレレがこちら

葫呂-ころ-の88号です。

こちらは先日の夜菜とは対照的にとてもシンプルな作りです。

音色はマホガニーらしい温かみのある音色です。

スペックはこちら

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スケール・376mm

表板・アフリカンマホガニー
側、裏板・アフリカンマホガニー
ネック・アフリカンマホガニー
指板・インディアンローズウッド
ブリッジ・マダガスカルローズウッド
ナット、サドル・無漂白牛骨
塗装・ニトロセルロースラッカー
ペグ・ゴトー UPT

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うちのウクレレはこのウクレレのようなラッカーのグロス仕上げと

セラックのマット仕上げがありますが

ラッカーグロス仕上げのウクレレは塗膜が乾いて馴染んでくると

だんだなと音色も乾いてきて、より心地良い鳴り方をしてくれます

そこがラッカー塗装の醍醐味でもありますね

 

このウクレレの詳細はこちらをご覧ください

 

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夜菜-よな- 九拾弐号

2016年12月06日 | 新作楽器

無事完成して納品できました。

ウクレレ二本、詳細をご紹介します。

まずはこちら

ジャーン!

 

スペックはこちら

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スケール・430mm

表板・インディアンローズウッド
側、裏板・インディアンローズウッド
ネック・アフリカンマホガニー
指板・エボニー
ブリッジ・マダガスカルローズウッド
ナット、サドル・象牙
塗装・ニトロセルロースラッカー
ペグ・ゴトー

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基本的にはオールローズのテナーなんですが

とにかく派手にしました。

かと言って全身に貝のインレイをギラッギラに入れるのもどうかと思うので

こんな風情に仕上げました。

 

このウクレレは

ボディ内部の「波動扇状彫り」

カッタウェイとコンターの合わせ技の「コンタウェイ」

大中小の三つのサウンドホール

蒔き粉

など実験的な事をたくさん盛り込ませて頂きました。

 

その中でも蒔き粉は悩みました

単純に粉を蒔くだけなのですが、どの色をどんな感じで蒔くかでセンスが問われるからです。

こればっかりは正解の無いものなので自分の感性を信じるしかありません。

納品の時にオーダー主様に気に入って頂けたようで一安心しました。

 

 

この楽器の詳細はこちらもご覧ください

http://saiun-koubou.com/yona60.html

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完成

2016年12月01日 | 製作日記

ウクレレ2本、今日でいよいよ最終調整です。

まずナットの溝切りをして、溝の深さと形状を適切にします。

その後サドルを調整して弦高調整をします。

最終調整が終わったらしばらく弾いてみてビビりや異音等

細かい所が問題無いかチェックします。

この段階ではまずGHSの黒弦を張っておきます。

そしてしばらく弾いた後、その楽器に会いそうな弦を選んで張りなおします。

ちなみにこの上のウクレレはワースのクリアー、ローGセットを張りました。

基本的に納品時はハイGを張るのですが、お客様のご希望によってローGで納品する時もあります。

 

さて、弦を新しい物にしたら最後はストラップピンを取り付けます。

ヒール部のピン位置はここにします。

ギターの場合ここに付けると抱えた時に楽器が前傾してしまうのですが

ウクレレはこの位置でも前傾せずに問題ありません。

ウクレレは右手の肘の辺りでボディを体に引き寄せているので前傾しないのでしょう。

 

これでめでたく完成形です。

 

裏っかわはこんな感じ

なかなかナウいですね。 

 

楽器のスペック等の詳細はまた後日

 

 

今日の一枚

「まだ引っ張ります」

贅沢ベンチ

 

 

*ギター、ウクレレの製作をウェブでも受け付けています。
 詳しくはこちら
 http://saiun-koubou.com/weborder.html


*ギター、ウクレレの修理・調整も随時受け付けています。
 お気軽にお問い合わせ下さい。
 http://saiun-koubou.com/index.html

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