御堂谷の谷津田では、先週の土曜日(10/20)に刈取りした緑米(アクネモチ)はその後の天気に恵まれ、オダカケ(ハザカケ)された稲穂は順調に乾燥して参りました。籾の水分を測って見ると約16%、天気予報では明日は傘マーク、乾燥は若干あまいが今後の天気予報を勘案し脱穀することとした。ウィークディーであるので都合の付く人達5人で脱穀作業を午後から行った、作業終了後、籾袋の量にニンマリ・・・
一同に集まり谷津田全体の説明
深い眠りから目を覚ました『御堂谷』、地主・茂原樟陽高校農業土木部・GNP120(元気・長生き・ポックリと死)の人達で30年以上耕作放棄された谷津田を復活し、豊かな自然環境の保全・再生を図るため汗を流して参りました。

審査委員へ御堂谷の特徴を説明
そこで今年、農林水産省(社)農村環境整備センター主催による『田園自然再生活動コンクール』に茂原樟陽高校農業土木部から応募し、22日現場審査が実施された。
先ず、樟陽高校文化ホールにてパワーポイントや記録簿を使用して、「開墾の様子」「生態系の調査報告」「米作りの様子」などなどを説明、その後御堂谷の谷津田へ移動し現地を視察しながら活動内容(開墾の経過・米作りの方法・生きもの調査・地域とのつながり等)の説明
先ず、樟陽高校文化ホールにてパワーポイントや記録簿を使用して、「開墾の様子」「生態系の調査報告」「米作りの様子」などなどを説明、その後御堂谷の谷津田へ移動し現地を視察しながら活動内容(開墾の経過・米作りの方法・生きもの調査・地域とのつながり等)の説明

樟陽高校の生徒に開墾の経過などを聞く水谷審査委員長
今年は北の北海道から南は沖縄の各地から66箇所の地区でエントリー、その中から、優れたものに対して「農林水産大臣賞」「農林水産省農村振興局長賞」「環境省自然環境局長賞」「朝日新聞社賞」「子どもと生きもの賞」「パートナーシップ賞」「オーライ!ニッポン賞」の7つの賞が表彰され広く公表されます。審査結果は12月上旬だそうですが、何とか入選し、今後の活動に力をつけたいなぁー。
一の宮奥座敷、『御堂谷』では8月末に穂を出した緑米(アクネ餅)は、御堂谷の田の神様に見守られ、山からの絞れ水とお天道様の恵みを享けたわわに稔り収穫期を迎えました。

昨晩の雨で足場の悪い中でしたが、GNP120の人達と関係者により刈取り作業が実施されました。

朝9時過ぎから途中小休止を入れ12時ちょっと過ぎ作業完了、その後メンバーの持つ寄った「オニギリ&漬物」などなどを頂きながら百姓談議に花を咲かせ楽しいひと時を過ごしました。また来月18日(日曜)に開催予定の『収穫祭』のメニュー段取りの打合せを行ないお開きとした。
GNP120の寄り合い
6月の第一日曜日、御堂谷のGNP120のグループでは、定例「お茶飲みミィーテング」が開かれ、田んぼの管理作業に続いて今後の作業手順など打合せが行われた。

オタマジャクシの寄り合い
御堂谷は春早い、水が冷たい頃からヤマアカガエルなどのオタマジャクシが元気で泳いでいますが、今日も田んぼの用水口にたくさんのオタマジャクシが集まっていた。
畦に大豆(たんくろう)の種蒔き
お盆頃にはビールのツマミに・・・
お盆頃にはビールのツマミに・・・
御堂谷では、5月6日(日)に田植えを行い、1週間後13日(日)に草取りやら捕植そして畦に大豆の種蒔きを行った。その後の様子を今朝見に行くと黒米・緑米とも良く根付き新しい葉が展葉している。

もうオタマジャクシの面影はない
尻尾まで入れて体長約20mm位かな

ちょっと見ずらいけど、
赤く揺ら揺らしているのがイトミミズ
田んぼの中を覗くと、ヤマアカガエルのオタマジャクシは後足・前足が揃いカエルの形になっており、あとは尻尾を落とすばっかりに成長している。そして更に良く覗くと小さなクレーターの様な形をした所に「イトミミズ」が顔を出している。
今日は二十四節気の『立夏』、暦の上では今日から夏、御堂谷の山々の新緑も一段と深まり夏の気配が感じられる様になって参りました。
そうした立夏の日、何時雨が落ちてきても可笑しくない空模様の中、御堂谷の谷津田では今日9時過ぎからGNP120のメンバー、県立茂原樟陽高校農業土木部の生徒たちの大勢でわいわいがやがやと賑やかに緑米(アクネモチ)を約500㎡(3枚)の田植えを行った。
途中から雨は降ってきたもののカッパを着るほどの雨ではなく、11時過ぎに終了した。ここ3年大した雨ではないが、毎回雨に悩まされている。しかし稲が育つには水が不可欠、恵みの雨かも知れない。
一宮町の奥座敷、『御堂谷』では、GNP120の人達で5月6日(日)に予定している、田植えの準備が行なわれた。
最初に招待者や当日用意する物などの打合せ、その後未だ行なってない畦の補修、田んぼの代掻きを行なった。
山裾の溜まり場では、今月上旬に産卵した「ヤマトヒキガエル」の卵は既にオタマジャクシに孵っており元気に泳ぎ廻っていた。


ヤマトヒキガエルのオタマジャクシ
御堂谷は度々紹介しておりますが、一宮町の西方に位置し、隣はいすみ市(旧岬町)に接する山間地の小さな小さな谷田(谷戸)、周辺には人家はなく、時折り林道を通る車の音を除けば今の時期、ウグイスを初め野鳥さえずり、カエルの合唱などと自然音だけ。御堂谷は本当に小さな谷田ですが、自然が豊で心落ち着く処です。
御堂谷については、当ブログのCategory、「甦る御堂谷」をクリック
また、小生が管理している工事中だらけのHP「甦る御堂谷」を
昨年の田植えは5月7日に行われました。
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また、小生が管理している工事中だらけのHP「甦る御堂谷」を
昨年の田植えは5月7日に行われました。
2007.04.08 am9:30
四月に入っても非常に不安定な春、先日玉前神社の「花見の宴」の折り、宮司が話していたが、今年の桜は開花したと思ったら直ぐ「葉」が出てきて満開を見ずして「葉桜」になってしまったと。
こうした不安定な気候でも上総の大地に確実に春を感じ、御堂谷の山では、木々が芽吹き、山桜も咲き、ウグイスのさえずりも一段と上手になり春色に染まって来た。
こうした不安定な気候でも上総の大地に確実に春を感じ、御堂谷の山では、木々が芽吹き、山桜も咲き、ウグイスのさえずりも一段と上手になり春色に染まって来た。

先日、『ヤマトヒキガエル』が山の絞れ水の溜まり場と田んぼに産卵をし、また山へ帰って行った。今日は水の澄んだ処でカッシャと写真に収めて見ました。
カエルの卵塊ってそれぞれ特徴があるけど、ヒキガエルは、細い棒状(直径約1㎝)で何匹かが一ヶ所へ纏まって生んである。
カエルの卵塊ってそれぞれ特徴があるけど、ヒキガエルは、細い棒状(直径約1㎝)で何匹かが一ヶ所へ纏まって生んである。
昨日、御堂谷の様子を見に行ったら、山からの絞れ水の溜り場へ、今年も『ヤマトヒキガエル』が山から産卵に下りて来てた。周りを良く見ると、春水田んぼ(早春から水を張った田んぼ)にも数ヒキのヒキガエルが元気に泳ぎまわっていた。

どうやら体の色は黒っぽい(上)カエルと
茶色(下)カエルがいるみたい。

比較的人間を恐れない感じ

今年はタイミング良く多くのカエルと会えた。
流されない様に枝に産み付けられた卵塊
昨日、御堂谷で田んぼの作業計画の折り天気も良くウグイスの囀りに誘われ、谷津田の奥地(藪化した谷戸)に絞れ水を辿ってみたら、清水の溜まり場に“トウキョウサンショウウオ”の卵塊がたくさん。

山間の水みちを辿って行くと
画像は昨年暮れのもの
茂原樟陽高校の渡邊教諭の話では、サンショウウオは奇麗な水の流れている水路などに一頭の雌が一対(2個)の卵塊を水に流されない様に水中の小枝や石ころなどに産み付けるそうです。
良く見ると、既に卵のうのなかでは黒い卵からオタマジャクシのような幼生に育っている。
良く見ると、既に卵のうのなかでは黒い卵からオタマジャクシのような幼生に育っている。
今日、御堂谷では今年の米作りについて現地で年間の作業計画を打合せを行なった。一気に春本番を思わせる様な汗ばむ陽気、夕方の天気予報では4月中旬から下旬の陽気と言っていました。


明後日は24節気「啓蟄」、冬眠していた虫達が穴から出て来る頃、そろそろ“御堂谷の田の神様”が山から下りて来て今年の田んぼを見守ってくれる時期、山からは“ホーホケキョ”とウグイスのさえずりが時折り聞こえ、山の土手には“すみれ”がそよ風吹かれ気持良さそうに咲き、水路には鰌(どじょう)やメダカが、そして“ふゆみずたんぼ”ではオタマジャクシが一段と成長し元気に集団生活をしており、御堂谷の谷津田に春が来た。

地域住民が育む御堂谷の美しい里山環境 2007年編のスタートです。