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定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

栃木県宇都宮市大谷地下大回廊散策

2014年03月09日 22時00分46秒 | Weblog

2014年2月25日 

実はバス停に降りたときに、レンタサイクルって張り紙はあったかが、それらしき自転車はどこにもない
こんな有名無実な張り紙は~観光客は失望するだけだから、外した方が良いとも思ったが、文句を言う相手も居ない

仕方なく歩きになったのだが、ここ大谷資料館までは1km近くあり、帰りのバスの時間も気にして、重たいバッグを提げて走った

奥まった、元採石採掘現場に『大谷資料館』はあった。
着いた時はもう、14:52だった直ぐに戻らないと、15:18のバスには間に合いそうにない




どうしようか、どうしようか~と迷ったが、でもせっかくだから1本遅らせようと、入場料を払って入った。
読むのは後で写真を読めばいい~パシャパシャしながら、砕石の歴史の展示館を、さーっと覗いた




大谷石の成り立ちを見ると、利用に良い石、悪い石があり、層になっていることがわかった~全部使える訳じゃないんだ



昔、むか~し2000万年も前、その頃は人類もまだ居ない頃の話しです~
周りは全部海で、日本列島はまだ無かったそうな~その頃海底火山活動で出来たのが流紋岩質角(リュウモンガンカクシツ)凝灰岩~それが、大谷石の誕生です




江戸時代中期から手堀りが始まり~機械化される昭和30年以前には、1本80kgもある切石を背負って搬出していたんだ



見たかった砕石道具~やはりこんなので、手掘りしていたんだ
不埒にも、この中で一番興味を持ったのは徳利の『篠崎』
栃木県に篠崎さんは1114人居ると分かったが、地名は見あたらない
東京の江戸川区に篠崎はあるが、焼酎や酒とは関係ない~調べてみると、酒と篠崎が一致するのが、福岡県朝倉にあった
朝倉は穀倉地帯で、古くから日本酒・焼酎があり、株式会社:篠崎が現存していた
http://www.shinozaki-shochu.co.jp/
~それがここに展示とは~今のペットボトルを使い回すように、徳利も水筒に使い回していたんだろう~と働く人の生活を感じた




写真で見ると、砕石の手順が良く分かる~





餅は餅屋、それぞれの職業・作業には、専門用語や道具があるものだ~矢というクサビは、林業の薪割りにも使うので、一緒なんだ



昭和30年代~機械化の始まり~すごく重そうなチェーンソー



柾切りに合わせて、90cm間隔の2本のチェーンソー人力での切立や堀切作業は、手作業の刃づる・両つるの身幅最低3cmの溝が出来るのに対して、1.5cmの溝ロスしかでない~それに、1個につき約3000~4000回打ち下ろす労力に比べたら、画期的な文明の利器に見えたに違いない



露天掘りは分かるが、垣根掘りか~なるほど、天井崩壊防止のために柱を残していくんだ



機械化はされるものの、やっぱり危険で大変な作業だったに違いない



トロッコに乗せて運び出してた様子



14:55になった~急いで、地下回廊に降りてゆく



5mも降りると~ゾワーッと寒くなった
地下の気温は5℃くらいというから、冷蔵庫と同じ




掘り出した石がそのままに展示されていた



広くて堅牢な地下空間は、戦時中は軍事施設として使われていたのだ





階段も至る所にあり、複雑な空間



広い空間は、写真展示館として利用されていた~他にもコンサートやイベント会場として利用されると言う~夏は避暑地になる



深さ30m、広さは2万平米に及ぶという
体積は不明だが、広大な空間がある~気温が一定だから、米が余りだし政府が古米、古々米を抱え出すと~米の備蓄庫として利用していたという




その米を運び入れるトラックが出入りしていた通路との説明があった



奥の奥まで空間は続いているが、証明がないと真っ暗な空間



天井までは10m以上ある~この様な場所が何カ所もあるという~小さな我が家が何百件も入ってしまう





ロケ地としては、『セーラー服と機関銃』や『20世紀少年最終章-ぼくらの旗』で、使われたと言うことだ







昭和54年に近代産業遺産となり、今ではイベント利用により文化芸術の発信がされているという~またの機会があるなら、催し物の時に来たいものだ



ゼオライトは身近な有益物質だ~この岩から染み出すのか



これが、ゼオライトの結晶~綿菓子のようにフワフワしていた
実は僕の郷里は阿蘇火山の火砕流の堆積が厚い地帯がありあり、そこに掘られた防空壕の壁には、このゼオライトが噴出していた



さて、時計を見ると、この時15:24~もし15:43のバスを逃したら、とんでもない事になってしまうので、これから地上まで戻り、それから1kmの歩きを考えたらもう限界
~こんな空間は大好きでもっとじっくり
見ていたかったが、断腸の思いで退却を決断したやあ~充実した大谷景観公園でした

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