小僧感覚で精進する人は将来伸びる！

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【贈る言葉】

自分はまだ小僧だなと思わないヤツはちょっとうまくいっても長続きしない。小僧感覚は永久に必要なんだ。

　　　　　　　　　～豊田泰光～

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【本文】

■小僧感覚で精進する人は将来伸びる！■

稀勢の里が大関になった。

大器晩成かもしれない。

大関の上を目指してがんばってほしいものだ。

相撲協会からの使者を迎えて口上を述べるとき、稀勢の里は難解な四字熟語は使わず「精進」というありふれた言葉を使った。

聞いている人にはわかりやすいと好評だった。

稀勢の里にはいつまでも小僧感覚を持ち続けてほしい。

小僧なのだからもっともっと修行しなければならない。

そういう意識で相撲に取り組めば、まだまだ強くなれる伸び代がある。

突然亡くなった師匠も大器晩成の横綱だった。

引退するときがきたなら、初めて小僧を卒業できるのだ。

　　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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【贈る言葉】

問題がないのは望ましいことではなく、恐ろしいことだ。それは平穏無事で大過なく失敗のない状態だからだ。その状態は徐々に組織を蝕み、死に至らせる。

　　　　　　　　　～土光敏生～

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【本文】

■耳障りな情報を重点的に吸い上げよ！■

私がシンガポールやマレーシアで海外生産を担当していたとき、現地企業の社長や幹部と技術的な打ち合わせをすると彼らは決まって「ノー・プロブレン」を連発した。

「問題ない」と言うのだ。

わが社はこんなのは朝飯前であり、これよりも難しいものを難なくこなしているとホラを吹くのだ。

実際試作をやらせてみるとできなかった例はたくさんあった。

「問題がない」のか「問題意識がない」のか、これが問題だ。

一般の会社でも部下に報告させると「特に問題ございません」と言う場合がある。

要するにトップにとって耳障りな情報は報告したくないと言うことなのだろう。

だから問題がないのは逆に恐ろしいことなのだ。

問題がないと言うことはやがて組織が崩壊する前兆だということを忘れないでほしい。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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