ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

パノム・ルン遺跡

2012年01月22日 16時26分49秒 | 旅行


ずーーーーっと、ずーーーーっと行きたかったパノム・ルン遺跡。
イサーンの僻地、しかも山の上にあるため、
アユタヤやスコータイのように日本人には知られていない。
が、タイ人なら誰でも知っている タイ有数の遺跡。


タイにいるのだから、そういう日本人観光客ではいけないような
でも、タイとしては誇るべき遺跡、そういう場所には絶対に行っておきたい。
自分で目的地に行く経験もしたいし、タイ人の誇るべき場所を見ておきたい、
と思ってきた。
とても忙しくて、なかなか時間がとれないので、このまま行けなかったら後悔するに違いない、
と、奮い立たせて強硬手段、一日日帰りで行くことにした。


夜、コンケンを出発。ナコンラーチャシマーまで3時間のバス。
深夜1時ナコンラーチャシマー到着。 バスターミナルで朝を待つ。
早朝、7時にスリン行きのバスに乗り、約2時間半、バーンタコーで下車。

バイクタクシーに500バーツでパノムルン遺跡と、ムアンタム遺跡にいってもらう。
山道を30分ほど走る。
  


風の気持ちいい、景色もいい、旅行日和。
   


なーんにもない田舎道が気持ちいい。
  







●● パノム・ルン遺跡 ●●

「ブリーラム県の南、カンボジア国境近くの小高い死火山の上に立つ、パノムルン神殿の跡。
 カンボジアのアンコールワットと並んで、アンコール朝に立てられた重要な寺院。
 クメール語で「大きな丘」を意味するパノムルンの遺跡は、丘の上から周囲に広がる大平原を見下ろしている。」 
     『地球の歩き方 タイ』より
  


まず長さ160M、幅7Mの石畳の参道。
両側には蓮の花のつぼみをかたどった石灯が70基。
     


3頭のナーク(蛇神)に守られたテラス嬢の橋。
ここから急な石段を登ると、そこに神殿が。
   



標高383メートルの小高い死火山の上にそびえるクメール王国の神殿跡。
1988年に17年がかりの修復工事が終了。
荘厳ないでたちで、丘の上に立つ。
3~4月の満月の日には、神殿をまっすぐに貫く中央通路の両側に、
昇る太陽と満月が正対するように設計されている。
    

 
外壁は緻密なクメール様式の宗教装飾。
神殿の正面入り口には、「水上で眠るナーラーイ神」のレリーフ。
復元修理前に盗まれ、アメリカのシカゴ博物館で発見されたのを返還させたもの。
      


たて66M、横88Mの回廊に取り囲まれた神殿は、ピンクと白色の砂岩でできている。
    


ヒンドゥー教の神、シヴァの乗り物である牛像。
      
  

  

      

      

      

      
 
      

      

      
 


タイの農村の向こうには、おぼろげにカンボジアとの国境でもあるドンラック山脈が見える。
カンボジアはすぐそこ。
     









●● ムアン・タム遺跡公園 ●●

パノム・ルン遺跡のある死火山から5キロほど離れた場所にある。
10~11世紀の建立とされるヒンドゥー教寺院。
クメール様式の装飾が美しい。
    

    


120M×170Mのラテライトの塀に囲まれた遺跡の中央には、
U字型の人工池に囲まれた大型の塔が並ぶ。
     

    

      

      

     





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