ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

タラート  朝市

2011年12月18日 15時01分53秒 | タイ文化
タイではあちこちで市場があり、タイ人の果物、食材、タイ人らしさを見ながら楽しめる。
市場は、タイ語で ตลาด タラート という。

昨夜、大家さん宅で、ピーミヤオが言った。
「コンケンにもタラートがたくさんあるけど、朝のタラートが楽しいの。
果物、服、野菜、何でもあるし、安いのよ。」

朝のタラート ตลาดเช้า タラートチャオ 朝市
近所のソイローポーショーにもタラートが出現するが、夕方に現れ賑わうので
夕方のタラート ตลาดเย็น タラートイェン 夕市

朝のタラート、タラートチャオには行ったことがないというと、
じゃあ、つれていってあげると、朝9時出発の約束をした。
ピーミヤオとソンテウに乗って、初めてのコンケンタラートチャオへ行く。


そこは、大きな大きなタラートで、店店店、人人人。
どこをみてもおもしろい、野菜、人、果物、花、服、バイク、魚、肉、時計、
なんでもある。
      


ピーミヤオがこれはなに、あれは何、と詳しく説明しながら案内してくれる。


お米だー。
タイ米に、カオニャオ(もち米)、新米もある。
タイの気候は、日本と違って一年中いつ米を植えても育つのだから、
米にこまらないだろう。
この気候と土壌で、食文化が豊かなわけだと思う。
     


あ!うなぎ!! タイでもウナギを食べるのか。
     


あ!豚のしっぽ、顔、耳!
ぜんぶおいしいんだよなあー。
      



タイの人たちは目があうとみんなにっこりしてくれる。
おばあちゃんも、おじちゃんも、お姉さんも、おじいちゃんも。
      



野菜もたくさん。売りながら朝のお食事中。
      


この長い豆、ソムタムに入れたり、生のままかじったり。
一時期はまって、毎日がりがりと生かじりしていた。
これが、風味があっておいしいのだ。
    
 

タイのなす。
まんまるの緑のなすと、ちっちゃな紫のなすがある
なすもよく生かじりする野菜の1つ。
    
他にも、白菜やキャベツ、葉っぱ系はなんでも生でバリバリ食べる。



神様に供える花。
      


ずらりと並ぶバナナと、その隣にはバナナの葉が売られている。
バナナの葉は、タイでは欠かせない。
バナナの葉に包まれた料理やお菓子がたくさんあるのだから。
     

バナナの花。 渋みがあって、パッタイと一緒に食べるとおいしい。
     


見たことのない魚。 あ、こっちは大好きなナマズくん。 (→ 過去ブログ 「」
         


魚屋のおじちゃんはねっころんでサバーイサバーイ(快適)な商売。
こういうのんきさ、大らかさ、そして笑顔がタイ人らしさ。
     


タイ料理と言えば、辛さが大事! プリック(唐辛子)だって欠かせない。
唐辛子の山はとてもきれいで、この山が好きだなーと思う。
     


これも、唐辛子か? 大きいなあ、ししとうか?
      


おお、カエル!
おいしいんだよね、この大きいカエルは。
     


何やら見たことのないお菓子が。 なんだろう?
     


血まみれで魚を叩き殺しているおばちゃんが、すごい迫力だけど、
ピンクのボンボン付き帽子が、かわいらしくていいミスマッチ。
      


貝! タイの貝はおいしい。
あさりも、日本のあさり貝より味がしっかりしていると思う。
      


タイでおなじみのアジ。
こうやって丸い籠に入って売られていて、油で揚げて食べる。
これも、日本のアジよりおいしいと思う。
しかも、この売られ方がいつもかわいいと思う。
       


こ・・これは、魚の頭ばっかり。
     


ものすごくかわいいバッグを見つけたら、ピーミヤオが値切り交渉してくれた。
籠のバッグ、手編みのバッグ、それぞれ300バーツ(900円程度)で買う。
      


果物も豊富で安い
      





僧侶も通っていくけど、大丈夫なのかな???
僧侶は女の人に触ってはいけないので、女性も僧侶が来たら道の横にサッとよけるし、
僧侶も女性をよけて歩いて行く。
けど、このタラートを女性をよけながら歩くのは、可能なのか??
      



タイの道は車がどんどん通るところでも、人々が車を縫うようにして
道を横断していく。
道の中央車線で車の途切れを待つ歩行者もたくさんいる。
はじめはバンコクでそれが怖くてなかなか道を渡れず、時間がかかったものだったけど、
もうすっかり慣れて、どこでもどんな車の多さでもスイスイ渡っていける。
     



楽しいタラート見学をしてから、ピーミヤオとはそこでお別れし、
私はついでにスーパーに寄り道して帰る。
帰りは多荷物になっちゃったので、奮発してトゥクトゥク(三輪タクシー)を使う。
ソンテウなら9バーツ(27円程度)
トゥクトゥクなら100バーツ(300円程度)
トゥクトゥクは夜、交通手段がないときくらいしか使わないんだけど、
今日は寝不足で疲れているし、もう、奮発してしまえ。



ピーミヤオが買ってくれた果物をもぐもぐ食べながら、道の真ん中でトゥクトゥクを待つ。
     


通りかかったトゥクトゥクの運転手のおじちゃんが
「乗るか? あと5分待っててよ。戻ってくるから」
と、声をかけていく。
先約があるらしい、じゃあ、おじちゃんが先客を送り届けて帰ってきてくれるのを
のんびり、ここで待ってよう。
      

果物をパクパク。
種は道にペッペッと吐き出す。
これも、タイではかなり普通のこと。
果物屋台でも味見した果物の皮や種は、下に捨てておけとおばちゃんから言われる。
トゥクトゥクを待つ間、私の周りにはペッペッと吹き出した種と皮が増えていく。
      


びゅんびゅん車が通る。
      


ソンテウが通り過ぎていく。
      

僧侶がじっと見ていく。
僧侶はどうもタダで乗っているみたい。
タイでは僧侶は別格扱いだ。
     


外で、道の真ん中で、いい天気の中で、のんびり食べるタイの果物が
なんておいしいこと。
おいしいおいしい、もぐもぐ ペッペッ。
     

おじちゃんが戻ってきた。
よっしゃ、乗るか-。
     

タラートと、果物と、トゥクトゥク。
タイの代名詞を朝から満喫する日曜日。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。