プレゼントをもらった。
王様のバッジ。
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バイクに乗るおじさんの背中にある文字。
「ラオラックナイルーアン」(私たちは王様を愛している)
と書いてある。
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タイ人は王様と国をこよなく愛している。
道路にはところどころに王様の肖像画。
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私の住むソイローポーショーの路地の入り口にだって、
王様と王妃様がいて、いつもその下をくぐって入って行く。
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タイの空からの玄関口、スワンナプーミ国際空港でも、タイに来た人を迎えるのは
堂々たる王様の姿。
これはかっこいい。
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年末に銀行で
「カレンダーはいりますか?」
と聞かれ、ほしいほしいと言ってもらうと、王様のカレンダー。
王様のカレンダーはどこにでも飾られている。
学校や公共の場のみならず、屋台や一般家庭にも王様と王妃様の肖像画を飾るのは当然。
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タイの「王様の誕生日」=タイの「父の日」であり、
新聞は全てどのページを見ても王様で埋め尽くされ
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店の中や、車の窓、ソンテウのちょっとした場所には
「ラオラックナイルーアン」(私たちは王様を愛している)の文字。
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そんな、国と王様を愛するタイ人、
私の配属先、第9特別教育センターでも毎朝国旗を掲揚し、
国歌を歌う。
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時間にルーズなタイだけれど、国歌だけは、きまって朝8時と、夕方6時の
一日2回、365日欠かさず、遅れることなく流れる。
そしてタイ人は国歌が流れるときには、直立不動の体勢をとる。
公共の場、バスターミナルや駅、人が多い市場ではタイ人たちの動きが
一斉にぴたりと止まるのが見られる。
映画館でも、映画上映前には国王賛歌が流れ、全員が起立して直立不動の体勢をとる。
直立不動の体勢をとらなかったり、王様を侮辱するようなことがあれば
不敬罪で罪に問われることもある。
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バンコクのフアランポーン駅。
タイの鉄道の要であり、タイ人のみならずアジアを旅する外国人も
多く集まる場所。 (→ 過去ブログ 「フアランポーン駅」)
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駅構内は人でごったがえし、ベンチに座りきれずに床に寝転がっている人
座り込んでいる人、せかせかと歩き回っている人。
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それでも、午前8時と午後6時。
駅構内にタイ国歌が流れ出すと、すべての人が起立して
国歌に耳を傾け直立不動の体勢になる。
立ち上がらないのは外国人だけ。ついていけていないのは外国人だけ。
びっくりしてキョロキョロと周りを見回したり、
おそるおそる、遅れて立ち上がったり。
どうやら僧侶は別格のようで立ち上がらずに、どしんと座ったまま。
タラート(市場)やバスターミナル、駅、空港など、
人々が多く集まる場所で、タイの人たちがぴたりと動きを止め、
国歌に敬意を払っている姿は、興味深い。
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自国に、 国歌に、 国旗に、 誇りを持てない日本人のことをつい考える。
タイの国歌は、軍人作詞、僧侶が作曲。
1932年の立憲革命により、絶対王政から立憲君主政に移行したときに作られた。
それまであった国王賛歌よりも歴史は浅い。
เพลงชาติไทย タイ国歌
タイ国はタイ国民の血肉を集め合わせたもの。
タイの国土は全て国民のもの。
全てを維持できているのは
タイ国民全てが団結を求め、国を愛しているから。
私たちは平和を愛する。
だが、もし闘う事になれば、戦いを恐れはしない。
誰にも私たちの主権と、独立を侵させはしない。
国家のためにならば、私たちは最後の一滴まで私たちの血を国に捧げる。
タイ王国に栄光あれ
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チェンマイのワット・チェディ・ルアン
遺跡とそこにはためくタイ国旗。
遺跡もどーんとかまえ、
国旗だって、誇らしげにたなびいている。
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