ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ロイクラトン  ~コンケン 第9特別教育センター~

2010年11月19日 18時47分02秒 | タイ文化
今日は 第9特別教育センターでのロイクラトン。
タイの伝統行事であるロイクラトン。
今年は、11月21日が満月にあたるが、日曜日の夜であるため、わがセンターでは前倒しして
金曜日の今日がロイクラトンの日。
昨日からクラトン作りにせっせと励んだ。
 過去ブログ→」「明日はロイクラトン」


今日のセンターは、朝から子どもたちのメイクで大忙し。
おや、この子・・・。 ひげ? ヒゲを描かれている! できあがりに「ロ-!ロー!」(=かっこいい!)と賛辞を受けながらも、ちょっと納得のいかない顔。
     


“嫌だ嫌だ”を前面に出しているこの子。   できあがに「ロー!ロー!」(=かっこいい!)と絶賛されながらも、超 不満顔。
    


 でも、ほとんどの子どもたちが、このムードと、タイメイクをしてもらうことを楽しんでいる。
 うん。 いつもよりも、ぐんといい笑顔。
 

  


 昨夜、本当にコレを着るのか?!と、少しおそれおののいたチュッタイ(=タイの服・民族衣装)も、みんなが着ていると
 なんてことない。
 どころか、けっこういいじゃないの~? と思えてくる。
      






 バスに乗って、コンケン市内の池までいく。
 「さちえ、お母さんに送ってあげなさい!」と私を入れて写真撮影大会。
 「一人の写真も撮るのよ、お母さんに送ってあげるのよ。ほら、このクラトンをもって。」と。
 とるとる、たくさん撮る。
 タイ人は家族、とくに親を大切にする。
 私のことも、私の家族のことも、いつも心配してくれる。
  



 各クラスの出しもの、歌やダンス、保護者有志の出しものが続き、お祭りムードがぐんぐんもり上がる。
 私も聴覚障害クラスに入って、ニワトリダンス。
  「エイエッエー!」(タイではコケッコーではなく、エイエッエー)と叫びながらダンス。
     



 このお母さん。 タイタニックのテーマに合わせて歌う、踊る、スカートを脱ぎ捨てセクシーに踊る。会場皆笑いのるつぼ。
 私もお腹が痛くなるほど笑った。 
 タイ人は、出しもの好き、人前に立つのが好きという人が多く、盛り上げ人がたくさんいる。
 奥ゆかしすぎる日本人の中には、めったにないような逸材ばかり。
   


 昨日作ったクラトンのコンテスト。 どれが一番美しいか。 すごい、すごい、こんなの作っちゃうってすごい。
         

     

 近づいてみると、小さな花一つ一つを丁寧にピンでとめてある。この緻密な手作業。手先の器用さ、美への追究。
 うーん、もう、感動しきり。
    


 親子で作ったクラトンもずらりと並ぶ。
     



 お昼を食べ、アイスクリームが振る舞われ、楽しい時間を過ごす。
 水色・黄色・ピンク 色とりどりの チュッタイ
  

 ココナッツアイスはタイでの大好物。
 「おいしい!おいしい!」と連呼していると、周囲の人々が「もう一つ食べなさい。」
 太るからと固辞していたけど、「マイペンライ」(=大丈夫)と しまいには
 センターでも地位の上の方の女性が私の手を握ってアイスクリーム屋台につれていき
 「さちえにおいしいおいしいアイスを一つつくってあげてちょうだい。」
 ここまでしてくれる。 んなもんだから、食べちゃう2個目。
  
  「いただきまーーーす!」

  
 いいよ、ロイ(流す)の時間。
 クラトンを持ち、列になる。 池まで歩いて。
   


 祈りを捧げて、願い事をこめ、水に浮かべる。
      


 私も、このクラトンに願い事をこめる。
 


 ろうそくの火がいつまでも消えなければ願いが叶うという。
 ずっとずっと消えずに、私の願いを叶えてくれますように。
  


 クラトンが流れ、流れ ゆらゆら漂う。
   

     
  

 優美で、素敵なお祭り、ロイクラトン。
 各地で行われているけれど、チェンマイやスコータイが有名。
 夜のロイクラトンはまた、どれだけ美しいだろうか。
 タイにいる間に見てみたいもの。
 


 いつも思うのだけど、
 遠足やこういう行事の時、その準備と片付けの迅速さには目を見張る。
 こんなにいつ運んだの? いつ準備したの?と 驚く。
 放送機材に、横断幕、椅子、クラトン、コンテストの景品、お弁当の山にアイスクリーム屋台セット、さっさと運んである。
 日本のように、あーだこーだ話し合ったりしない、考えるより先に動くのがタイ人。
 のんびりしているようで、やることはさっさとやっちゃう、さっさと動く。
 考えて、考えて、話し合って、あれこれ言いながらスタートまでになかなか時間のかかる日本と違って
 なんて腰の軽いことか。
 先日の、洪水被害にしても、募金呼びかけ、物資を運ぶまでの迅速さ。
 どこにもっていくか決まってなくても、とりあえず行くか、と、物資をのせたトラックが出発してしまうタイ。
 そんな彼らを尊敬する。





 

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