ろっくぶっくのいつものように

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殿のちょんまげを切る女-藤山直美さんグッド

2007-02-21 23:25:21 | 中村屋・歌舞伎
新橋演舞場で公演中の『殿のちょんまげを切る女』見て来ました。幕末から明治にかけての時期に、九州の弱小藩、飫肥(おび)の殿様が宮崎県の初代県知事になるまでの話。中村勘三郎、藤山直美、大村昆、中村七之助などなど。主人公の飫肥藩主は、人がよくて、正義感があって、女好きな殿様。こんな役は勘三郎さんぴったり。歌舞伎の「松浦の太鼓」のお殿様にも通じるところがある役どころかも。藤山直美さんも、飛んだり跳ねたり、まあ面白い。ラサール石井さんの演出なのか、アドリブもどきもよく効いている。小村寿太郎役の七之助に、殿様(勘三郎さん)が「あんたは偉いねぇ、親の顔が見てみたい」とか、千代梅(藤山直美さん)が「殿はそのまんまでいいのです。そのまんま東でございます」とか、若い女に気を取られる殿様(勘三郎さん)に小村寿太郎(七之助)が「あなたのそんな姿は見たくなかった」とか、ちょうど東京マラソンの開催日だったためか、藤山直美さんが「あたしも走ったろうか」と言って、着物姿で舞台の上を走ったり。あと、大村昆さんが、とんま天狗の格好で殺陣を見せてくれたり、もうサービス満載でした。

新橋演舞場は去年の5月以来だと思うのですが、舞台に向かって左側の2階3階にフラットな大画面がついていました。40型か50型か、あるいはそれ以上かもしれない。花道を映してくれる。これはとってもありがたい。今まで2階3階席だと花道が見えなくて、1階席で歓声が上がると、えっ、誰~、って思っていたので。
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