ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

Yさんと僕のこと。

2005年11月16日 02時51分47秒 | 雑記
前回は、スカトロ趣味を私にカミングアウトした大学の同級生Tの話だったが、今回はそこで少し登場した高校の同級生Yさんの話。
彼女のことを思い出すなど、ほぼ10年ぶりくらいだろうか。
そういう意味でも、スカトロなTには感謝せねばなるまい。

Yさんは高校3年時のクラスメートだが、それ以前から互いに知っていたはずだ。
ずばぬけて可愛かったとも思わないが、今にして思えば、当時感じていた以上に、かなりタイプだったかもしれない。
それになかなかの成績上位者ではあったが、よく学校をサボる割には常に学年トップクラスの成績だった私に、多少の関心はあったようである。

Yさんの家は私とは隣の市であったが、一度も行ったことのないような奥地で、高校受験で大阪市内に出た時にはじめて信号を渡ったという伝説的な話もあった。
そんな純朴な彼女を、知らなかったとはいえスカトロマニアの部屋に呼んでしまったのである。

卒業後、私は受験に失敗し、Yさんはストレートで京都市内の大学へと進学した。
夏のことだったと思うが、彼女に想いを寄せていたIと一緒に京都で彼女と会ったことがある。
IはYさんに告白するつもりだったのだが、その場を自然に作るために、京都の大学を目指していた私の存在が必要だったらしい。(なんて幼稚な発想!)
「どう考えても、Yさんはお前よりは俺の方が好みやろ?」と思っていたが、それは言わずに一緒に行った。
が、やはり私は行くべきではなかった。
IがYさんに「ごめんなさい」と言われる場面に同席する羽目になった。
完全に予想通りだったのだが、Iにとっては予想の範囲を大きく逸脱していたらしく、2人で大阪に帰る時間は私にとっては大いなる苦痛であった。

翌年、私は京都の大学へ入学したのだが、それほどYさんとは会った記憶がない。
1年前には「来年京都で待ってるよ」と言ってくれたはずなのだが、いざ行ってみるとお互いにそんなものである。(もちろんその言葉に特別な意味などなかったのだろうが)

なぜか覚えているのが、Tの部屋でのことなのだ。
美術系の学科だった彼女のヌードデッサンの話であったり、高校時代付き合っていたバスケ部のイケメンとは実は手もつないだこともなかったと聞いて少し嬉しかったり...

間接的ではあるが、Yさんとの最後の接触は10年ほど前のことだ。
私の留守中に電話があり、彼女は「結婚するとお伝えください」と言い残した。
紛らわしい。(冷汗)
そのような伝言を残したときに起こり得る状況を考えない天然ぶりもまた、Yさんの魅力であった。

お互いの人生においては、道ですれ違った程度の関係だったのだけど、振り返ってみると、もしかするともう少し発展する可能性もあったのかなと思わなくもない。
ありえない話だけど、もしYさんと再会することがあれば、私は心にもないことを言うだろう。
「今夜は帰したくない」と。