ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

J1 第31節 FC東京-千葉

2005年11月20日 23時10分47秒 | 観戦記録
J1 第31節
FC東京 2-1(0-0,2-1) ジェフユナイテッド千葉
2005年11月20日
味の素スタジアム

午前中にクラシコを観たばかり。
アウェーでレアル・マドリーを粉砕した「偉大なバルサ」に心酔した直後では、Jリーグの消化試合に胸おどらせて向かうのは困難だ。
とはいえ、ホームゲームも今年残り2試合。
相手は今年3連敗を喫している千葉だ。
疲れきった体にムチ打ち、電車で爆睡しながらもスタジアムにたどり着く。

悪くないな、と正直思った。
クラシコよりも上だなどとは口が裂けても言えないが、「売り」となるスタイルを持っているチーム同士。
攻守の切り替えが早く、個人技よりも戦術で相手を崩すという点で共通し、それほど実力差のない両チームの試合なら、好ゲームになる可能性は高いというものだ。
最後の決定力の無さという共通点はご愛敬だが。

これまでと違ったのは、千葉が撃ち合いに応じたことだ。
ナビスコ杯の影響でパフォーマンスを落しているためか、自己犠牲の産物であるランニングで東京を子供扱いしていた今年のこれまでの対戦とは様子が違う。
そのスタイルで戦えばどちらが勝つかはほぼ決まったも同然だ。
とはいえ千葉も何度か決定機を作り、スコアレスでハーフタイムへ。

一度は追いつかれたものの、後半は東京が千葉を圧倒。
復帰後の阿部のパフォーマンスは素晴らしい。
阿部に限らず、現在のチーム状態は絶好調だ。
どれくらい絶好調かというと、藤山の攻め上がりの回数がどんどん増え、今日はなんと、ペナルティエリアにまで進出した(笑)
今野の右サイドを駆け上がってのボールキープには、スタジアム全体から称賛の拍手と声援。
終了間際でも東京は攻めることをやめない。
何かにとりつかれたかのように。

ふと2年前のことが頭をよぎる。
最近のチームの一体感が、去りゆく誰かのためだとしたら…
なんてことを考えてしまうくらい、最近は素晴らしく、逆にいえば、中盤戦までがひど過ぎたのである。

2005年の観戦試合数: 24

金魚すくい

2005年11月20日 03時05分14秒 | 雑記
一瞬息をのみ、水面近くからそっと金魚をすくい上げようとしたまさにその瞬間、金魚の入った袋を「どうぞ」と手渡されたらどんな気分であろうか。

金曜日の昼休み、ハンバーガーショップにコーヒーを飲みに行くと、1週間か2週間に一度しか見かけないアルバイトの女の子がレジにいた。
ワンウェイ一方通行であるが、私は彼女にコーヒーを注文し、お金を払ってコーヒーを受け取るのを楽しみにしている。
頻度の問題で当たりくじを引いたような気分になるというのもあるが、彼女は可愛いのだ。
街で見かけて「あの娘かわいくない?」と思わせるような多くの男性の賛同を得る可愛さではなく、小柄で何となくキュートなのである。

順番を待つ私の前には女性2人組がいて、注文に時間がかかっていた。
普段よりも待たされてはいるが、待った分だけ嬉しさも増すではないかと、私は静かに期待を増幅させていた。
ようやく前の客がお金を払い、お釣りを待っている。
間もなく、待ちに待った瞬間がやってくるはずだった。
が、男性店員が気を効かせ、常連である私を前倒しで対応してくれた。

紙は破れ、金魚は水中へと帰っていった。