ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

教えて、エロイ人。

2005年11月18日 03時20分34秒 | 雑記
エロビデオを観てマスターベーションをするのは正常だが、やりたいと思うのは異常。

18の時に聞いた話。
未だに意味がわからないのだけど、どういうことなんでしょう。

私は国語という科目が苦手だった。
実際には得意とか不得意とかいう以前の問題で、何もしなかった。
高校時代は特にひどく、夏休みの読書感想文は一応読んだものの一度も提出したことがない。(1年は『黒い雨』、2年は『こころ』、3年は何だったっけ…)
テスト問題を見て、はじめて教科書に載っている文章(の一部)を読むありさまだった。
唯一の例外が『舞姫』で、なぜか今でも「ウンテルデンリンデン」を覚えている。
週に1時間、『源氏物語』だけを扱う授業があったはずだが、全くストーリーを知らない。

困ったことに、大学入試の科目に国語があった。
文章に線が引いてあって、「~述べよ」系の大きな回答欄がいくつかあるだけで、模試ではいつも100点中30点あればいい方であった。

手遅れとは思いつつ、いちばん伸びしろのある科目ということで、K塾の直前講座を受講した。
今でもこの講座について覚えていることが2つある。
ひとつは冒頭のビデオの話で、講師はそんな話ばかりしていたような気がする。
覚えていないが、直前の入試対策など、全くしなかったのではないだろうか。

もうひとつは、何の本かは忘れたが、浅田彰の文章のコピーが配られたこと。
今なら浅田なんぞに心踊ることなどないが、18の若造だった私を刺激するには十分であった。
私はその足で難波の紀伊國屋書店に向かい、『逃走論』だったか何かを買った。
それから入試までどれくらいの期間があったのかは覚えてないが、入試など面倒になって、一応受験はしたものの、その本ばかり読んでいたような気がする。

あの直前講座の講師が真面目に講義をしてくれさえすればとか、そもそも国語がもっと得意だったらなどと後悔した。
というのは真っ赤な嘘で、極端な話、あの不良講師が私の方向性を決定づけたのかもしれないとさえ思っている。
努力が嫌いでゆるゆるライフを望む私は、まっとうに生きなくてもよいことを保証してくれる大人の出現を待っていたからだ。

考えようによっては、刺激的だとさえ思えれば、私はもっと国語を勉強したはずだ。
生徒が関心を持たなくてお困りの先生方は、エッチビデオの話をすればいいのではないだろうか。