ニック・ホーンビィの『ソングブック』を読み終えるのに10日もかかってしまった。
せいぜい2,3日で読まなきゃいけない本だが、諸事情によりしかたがない。
が、音楽に1ミリたりとも影響を受けない人間が10日も費やすのは、やはり時間がもったいないのである。
過去には影響を受けたことがあるからこそ言える言葉なんだけれども。
本当に音楽が好きな人は、期待せずに読んでみるといいかも。
はっきり言って、期待するものなど何もないから。
『ぼくのプレミア・ライフ』がフットボールを観るためにスタジアムに通う人たちの共感を集めてるのは確かだけれども、そうじゃない人にはあまり面白くないのではないかと思う。
フットボールと音楽、対象が違うだけで、多分同じことだから。
『いい人になる方法』は読んでないんだけれども、『ハイ・フィデリティ』も『アバウト・ア・ボーイ』も面白い。
『ハイ・フィデリティ』は洋楽の知識がある方がいいんだろうけど、物語である分、知識がなくても楽しめるには楽しめるだろう。
何が面白いかというと、小説であろうとなかろうと、彼の文章にはダメ人間しか出てこないのである。
ひとことで言ってしまえば、ホーンビィはD.T.である。
みうらじゅんと伊集院光の名著『D.T.』での定義通り、彼は「肉体の童貞は失ったけど、精神はまだ童貞」なのだと確信している。
彼の作品は「童貞文学」ならぬ「D.T.文学」だ。
で、やっぱり他人のD.T.に気付くやつもおそらくD.T.な訳で…
童貞を失うときにどんな曲がかかってるかなんて、考えたことはありませんがね。
せいぜい2,3日で読まなきゃいけない本だが、諸事情によりしかたがない。
が、音楽に1ミリたりとも影響を受けない人間が10日も費やすのは、やはり時間がもったいないのである。
過去には影響を受けたことがあるからこそ言える言葉なんだけれども。
本当に音楽が好きな人は、期待せずに読んでみるといいかも。
はっきり言って、期待するものなど何もないから。
『ぼくのプレミア・ライフ』がフットボールを観るためにスタジアムに通う人たちの共感を集めてるのは確かだけれども、そうじゃない人にはあまり面白くないのではないかと思う。
フットボールと音楽、対象が違うだけで、多分同じことだから。
『いい人になる方法』は読んでないんだけれども、『ハイ・フィデリティ』も『アバウト・ア・ボーイ』も面白い。
『ハイ・フィデリティ』は洋楽の知識がある方がいいんだろうけど、物語である分、知識がなくても楽しめるには楽しめるだろう。
何が面白いかというと、小説であろうとなかろうと、彼の文章にはダメ人間しか出てこないのである。
ひとことで言ってしまえば、ホーンビィはD.T.である。
みうらじゅんと伊集院光の名著『D.T.』での定義通り、彼は「肉体の童貞は失ったけど、精神はまだ童貞」なのだと確信している。
彼の作品は「童貞文学」ならぬ「D.T.文学」だ。
で、やっぱり他人のD.T.に気付くやつもおそらくD.T.な訳で…
童貞を失うときにどんな曲がかかってるかなんて、考えたことはありませんがね。