J1 第5節
FC東京 2-1(1-1,1-0) 京都パープルサンガ
2006年3月26日
味の素スタジアム
京都のパウリーニョは警戒を要する選手である。
それにしても、降格寸前のチームがやるようなサッカーを見せられるとは。
普段は中盤の底をつとめる伊野波に課せられたミッションは、パウリーニョのマンマーク。実質的には、普段の4-3-1-2ではなく伊野波が最終ラインに入り、両サイドバックが高い位置を取る形の3-4-1-2であったといえる。
ACミランも通常の4-3-1-2に加え、3-4-1-2というオプションを持つが、ミランのシステム変更は、メンバーの交替を必要とする。同じメンバーでシステム変更できる東京の方が、柔軟性があるといえるだろう。
とまあ、くだらない冗談を書きたくなるほどのひどい内容だったので、勝ったとはいえブーイングしてもよかったんじゃないかと思う。
せっかく3バックにしてサイドからガンガン攻めてるのに、真ん中に決める選手がいない。ルーカス、川口信男の2トップに、馬場憂太のトップ下って、全然怖くないでしょ。去年J2でやってた京都の2トップの方が断然怖い。やっぱりストライカーが必要。当然ササでしょ。
あと、伊野波は確かによく守った。彼にケチをつける気は毛頭ない。
が、流れの中ではなく、最初から3バックでやるつもりなのに、パウリーニョのマークは伊野波の役なのか。それほど増嶋や藤山が信用できないのか。
ササも含め、こんな起用続けてたら、1シーズン持たずにチームは空中分解するよ。
チームができあがるのに時間がかかるのは理解するけど、熟成すればミランのようになるのか。JリーグやACLを制することができるとでもいうのか。数試合から垣間見える監督の考え方に、僕は共感できない。
チーム力が上がっても、首都東京にふさわしい面白いサッカーというスローガンとは相容れない、あまりに現実的なサッカーしか見られないよ。
こんなサッカー、恥ずかしくてアマラオやケリーには見せられないっす。
いいか、ガーロ、日本語わからんと思うが、よく聞けよ。
確かにあなたのように、まずは相手のいい所を消すことを優先する超現実的な考え方も、勝負には確かに必要だよ。
でも俺たちファンは、それ以上に、選手のいい所を見たい訳。
今野のボール奪取を見たい訳。
あなたが来てからというもの、今野が普通の選手にしか見えません。
開幕戦の観戦記を書きながらぬぐえなかった疑念が、今日で確信に変わった。
アレッシャンドレ・ガーロはイタリア人。
ハラヒロミはスペイン人。
どっちも国籍詐称。
一つだけ選手に苦言を呈しておくと、べったり引いて守る相手にはミドルシュートっていう鉄則は実行してね。シュート撃って勝てなかったんなら、納得できる部分もあるけど、みすみすシュートチャンスを失う場面を何度も見せられると、さすがに選手に非難が向かうことになりますからね。
そうそう、スタメン発表の時の、星と松田への暖かい拍手、よかったですね。
彼らに届いてるといいのですが。
福岡時代に
女衒にホームページを作らせていた中払は、後半途中からでしたね。
あんた、一度東京ゴール裏来て詫び入れないと、一生ブーイングされるよ。
2006年の観戦試合数: 3