クラウンセダンが廃止、SUVで復活??と衝撃的なニューズが来た。
セダン人気もここまで落ちたか?マークXもなくなり、日産のセドリック・グロリアもなくなって久しい。今やセダンを買う理由なんてないのかもしれない。
「いつかはクラウン」
バブル期ぐらいまで使われた有名なコピーだが、すべてが右肩上がりで成長していた時期を象徴するかのような名コピーだ。「いつかはマイホーム」「いつかは海外旅行」当時の成功の証、到着点と言える車がクラウンだった。
うちの親父も類に漏れずクラウンを欲しがっていて、中古で買いおった。


このモデルだったと思う。当時はハードトップとセダンに分かれていたが、人気はハードトップだった。が買ったのはセダンだった、、、タクシーみたいだったな(笑) 地方公務員の課長がクラウン乗るんだからな、、、年齢的には40代前半だったと思う。
その後のバブルでもクラウンは売れた。


個人的には一番「クラウンらしいクラウン」と言えのがこのモデル。
ガソリンスタンドでアルバイトしていたが、このクラウンは毎日のように触った車だ。セルシオが出る前で4LV8が載ったグレードもあった。
バブル崩壊後、クラウンは迷走を始める。と言うか、この時期あたりからセダン人気は斜陽し始める。
この後はミニバンブームが訪れ、車内スペースが大きい車が好まれるようになり現在に至ると言っていい。
その間もクラウンは比較的堅調に売れていたイメージだ。
ただ購買層は高齢化をたどり何度かのイメージアップを図るも、若返りには至らなかったようだ。
しかし、今回報道が本当ならトヨタは凄い決断をしたことになる。
ディーラーでの取り扱い車種を全て同じにしたのも驚いたが、クラウンと言うトヨタの代名詞的車種を廃止するというのだから。しかし代名詞はいまやプリウスか?
今、世界的に売れているのはSUVだ。
それこそ猫も杓子もとはこのことで、ランボルギーニからロールスロイスやアストンマーティン、アルファロメオ、マセラッティまである。フェラーリが作る噂まであるぐらいだから世も末だ。
が、しかしである。挙げたメーカーだけでなく世界の多くのメーカーは高級車、フラッグシップはセダンである。ベンツはSだしBMWは8だ。ロールスもベントレーもセダンなのだ。
トヨタとしてはレクサスがあるから、という事かもしれないが、ここで安易にクラウンをSUV化するのは愚策だと思う。
SUVは一過性の流行に過ぎないと思う。いずれ車の本流に回帰すると思う。が、そのころには電動化によって車のデザイン自体が変化しているかもしれないが、、、。
そういえば、スカイラインクロスオーバーなんて車があったが、今やだれも覚えていない車種だな。名前だけ使っても売れないという証拠だ。