去年のGWはホイールベアリングとステムベアリングを交換した。
今年はヘッドカバーからのオイル滲みを直すのだ。
その他燃料フィルターの交換やセカンダリーバルブの撤去、センタースタンド再塗装とメニューだけは盛りだくさん。
コロナ禍の中2年連続でメンテのGWとなった。
今回も長野二輪さんのHPを参考にさせて頂いた。
いきなりスッポンポンの状態。燃料タンクも外してある。
燃料フィルターの交換はタンクを逆さまにして、燃料ポンプを外してからの交換になる。
外す作業風景は動画に録ったので、YouTubeにアップしました。
外した燃料フィルター。
真っ黒!走行距離66000キロの真実!これはびっくりした。
走行時にとくに息継ぎ等を感じることは無かったけども、精神衛生上交換して良かった。
実はここで1日目が終了。
50歳になると疲れがなかなか取れず、体調がイマイチだった、、、。
2日目、本題のヘッドカバーのオイル滲みを修理していく。
作業内容はゴムのパッキンを交換するだけだが、そこにたどり着くまでが大変だ。
まず、スロットルボディを外し、ラジエターをちょいとずらして、やっとヘッドカバーをは外せるのだ。
諸々外してあらわになったオイル滲み。意外と酷いかも。外さないと見えないからね。
ちなみにエキパイのナットが半分以上、緩んでいた!そこは増し締めしておいた。
スロットルボディを外して、ポートを覗く。これはイン側。
見えているのは右が4番、左が3番。
そう、4番の右のバルブにカーボンびっちり。これは1番の左のバルブも同様で、その他はキレイだった。
ついに外れたヘッドカバー。
ここでバルブコリアランスを計る。
と言っても、これも初めての作業でイマイチわからない。シックネスゲージも買ったが、どうやら計測範囲を細かく計測できない厚みだった。
それでもサービスマニュアル記載の上限には収まっていたようなので、一安心???
しかし、ここでも問題が判明。
上は1番左、下は4番の右のカム。どちらも頂部に摩耗跡が見られる。
実は購入後、暫くしてからエンジン始動直後からしばらくタペット音のようなものが聞こえていた。新車だから、クリアランスが広がっているはずもなく、その時は2次エアシステムの音というネットの情報を信用していた。
ここからはあくまで素人の希望的予想でしかない。
おそらく新車時からクリアランスは結構狂っていた。それも狭い方で。それが新車時からタペット音が出ていた原因で、それがバルブのカーボン付着の原因にもなったのではないか?
それが距離を走るにつれて、むしろ適正値に近くなったのではないか?
その証拠に今現在、クリアランスは規定値。今までのパワーチェックでも極端なパワーダウンはなかった。現状、特に白煙が出たりはしていない。
レース時代の友人に相談したが、バルブのカーボンについてはオイルシールの不良では?という事だったが、それではカム山の摩耗に説明が付かない。
もちろん、この手の原因は一つでないことが多く、複合的な要因が重なった結果であるこtも多い。
という訳で、すべては見なかったことにしてヘッドカバーのパッキンを交換して取り付け作業に入った。
キレイにしておく。
ラジエターの取り付けに悪戦苦闘しながら、色々取り付けていく「はず」だった。
それはスロットルボディの取り付け時に起きた。
画像はスロットルボディをエンジンヘッドに取り付ける際に使用するブランケットだが、2気筒分一緒になった金属製のバンドだ。これ締めつけていくと固定される仕組みだが、指定トルクは2,0N/mだったか、、、
とにかく締めていったのだが、どうやらずれていたようで、「いくら締めてもしまらんな?」と思った時には、すでに遅し。画像のように捻じれてしまって再起不能、、、。
GWなので部品注文してもすぐに届くはずもなく(実際に5月8日、これを書いている時点でもまだ届いていない。)、終了のお知らせである。
この後、失意の中セカンダリーバルブの撤去、センタースタンドの再塗装をどうにかこなしてGWの作業は中途半端に終了した。
肝心のバルブはちゃんと養生しておいた。
走り出せるのはいつになるだろうか?
とにかく部品が届かないとね、、、、
何かご不満な点でも?(泣)