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リューブログ

アラフィフおっさんの日々思ったり趣味の日々

消防団の報酬を考えてみよう

2024-06-15 13:24:07 | 消防団

2024年度の消防団の報酬が支払われました。

なんと!どこかへ振替されることなく全額個人に支払われました!👏👏👏

素晴らしい!

というか、これがごくごく普通の当たり前なんですが。💦

さて、今年度から個人に支払われるようになった消防団の年報酬と出動報酬ですが、こうなったには経緯があります。

その前に年報酬と出動報酬の違いですが、

・年報酬  消防団に入団していればもらえる報酬。神戸市では年間42500円。

・出動報酬 消防団の活動として火事等の災害、訓練等で出動した場合に支払われる報酬。神戸市では1回8000円。

※金額は各自治体によって違います。神戸市は全国でも高水準のようです。正直、消防団に入っているだけで、1度も出動しなくても年間42500円は貰える夢のようなシステムです。出動は必ずしも強制ではありません。

2023年は私の住んでいる地域では珍しく火事で3回出動しました。その他訓練等での出動もあり、今までにない高額な報酬をいただけることになりました。


では、今まではどうだったのか?

個人に入るのは出動報酬のみで、年報酬は協力会という団体に振替されていました。

それが今年度から、「ちゃんと」個人に支払われるようになった経緯とは。

4月に班での寄合があり、

今後、報酬を団が徴収することはない

と明言されました。

その理由は、「市民からの声もあり市長からの指示もあって、今後年報酬の分団への徴収は行わない。マスコミも動いているようだ」と言われました。

理由としては情けない感じもします。誰かから言われたから、マスコミで取り上げられたら困るからという理由であるのなら、今までの行いは何らおかしくなかったのか?とも思えなくもないです。


ただし!これだけで話は済みません。

同時に、「支団運営の為に任意だが、一人1万円を支団に出して欲しい。」とも言われました。

これは今回、私も初めて知ったのですが、各支団の運営については市もしくは消防署からの予算が全くなく、各団員の年報酬から1万円を支団に、残りを各班に振り分け、飲み会旅行に充てていたということです。私は全額が各班に充てられていたと思っていました。

ここで組織的な構図です。

神戸市消防局→各区の消防、私のところでは神戸市北区なので北消防→各町村の消防支団→各地区の分団や班

いわゆる「消防団」とは私の市では消防支団以下の組織です。その構成するのは住んでいる住人やその地域で働いている市民です。

消防自動車や機材は神戸市から支給されます。

今回明らかになったのは、支団の運営費が団員の報酬で賄われており、神戸市は一切お金を出していない、ということです。

支団の運営費とは

「八多支団の運営には年間200万かかっている。

その内訳は消防協力の年会費、北消防支団の分担金、共済の掛け金、ポンプ操法大会の助成金、慶弔等。

その収入源は今までは自治会から14万、支団長副支団長の年報酬22万ほどと各団員の年報酬から1万円を徴収し、
 
残りを各分団に配布していたとのこと。八多町で消防団員160名ほどですので合計で200万円ほどになる。」
 
とのことです。支団長の報酬も全額充てていたとは驚きですし、200万はさすがにかかり過ぎでは?とも思いますが。
 
以上のような事情から、
 
「あくまで「任意」ではあるが団員には1万円の負担をお願いしたい、神戸市には予算を出すようにお願いする。」
 
とのことでした。
 
株式会社神戸市なんて言われたこともありましたが、その実情はこんなものですか。
こうなると、消防団の設立の過程がどうなっていたかが知りたくなります。
団員にはボランティアとして無報酬で、「住んでいる地域のため」という大義名分で消火活動させていた。が、時代が変わるにつれて、無報酬というわけにもいかず、みなし公務員という扱いで報酬は出す。が全部は無理なんで、支団はみんなで運営してよ。
 
という感じなんですかね?
 
全国的に消防団の報酬についてはブラック寄りのグレーな運用がされているところが多いかと思います。
ただ、その大半の金額が消防団の飲み会旅行に使われていたこともあり、消防団の身から出た錆的な扱いを受けていたのも事実。
 
ところが、神戸市に限って言えば市がちゃんと支団の運営費を出していれば、団員の報酬の徴収という問題ももっと早く解決できたのでは?と思わずにはいられません。何なら飲み会旅行を隠れ蓑にしていたとも言えなくもない。
 
消防団の報酬と飲み会旅行の問題はどこでもありますが、これの原因の一端を自治体が担っていたとなるなら、早急に解決すべきであるし比較的簡単に解決できるのではないでしょうか?予算さえ通してしまえば、報酬徴収の全責任は各消防団に負わせることができるのですから。
 
とはいえ、これも支団からの情報で全てが真実とは考えにくいですし、神戸市がそこまで間抜けとも思えません。
が、今は報酬が個人に支払われるようになったことが、大きな一歩となったと思うべきでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 


ここまでスクロールしたあなたは、余程注意深い人ではないでしょうか?
 
実は話はまだ続きます。というか、ここからが本題。
 
報酬の話は前述通りで間違いないのですが、消防団としてもっと問題なのは
 
「飲み会旅行はどうなるの?」
 
これに尽きます。
 
私個人は今までにも書いている通り、飲み会旅行に関しては参加者が個人負担で希望者だけが行けばいい、です。
 
ところが、まあ予想通りではあるんですが、消防団の飲み会旅行に並々ならぬ価値を見いだしている人も多く、今回の寄合の大半は飲み会をどうするか?に時間を割きました。
 

 
私が通帳をXに投稿したのが3年前。なかなかに反響をいただくとともに、この問題が全国的な事柄であること、もっとひどい地域もあることが分かったのは収穫でした。ネットの恩恵ですね。
それから毎年投稿していたのですが、うちの班内でも話題になることもなく、誰かに文句を言われることもなく、私自身もこれぐらいで何も変わらんわなと思っていました。
 
転機はXでの毎日新聞からの取材要請
 
 
一旦は先方から情報源保護の観点から取材をお断りされたのだが、こちらとしては全くの無問題だったので正式に取材されることとなった。
 
とはいえ、何か特別なことを話したわけでも無く、今まで当ブログやつぶやていていたことを話しただけ。
 
この後、毎日新聞の方で各消防関係者に取材されたようで、中には私の名前が出たこともあったらしいが、その意味では私の投稿も全く影響がなかったわけではないようです。
 

飲み会の行方を心配する寄合に話を戻しましょう。

事前の予想では、今回の事態を引き起こした犯人捜しでもはじまるかな?とも思ったのですが、そういうこともなく、かといって私から自首?するような必要もないかなと静観していました。

まあ、明らかに私をチラチラ見ながら飲み会がどれほど好きかを熱弁される年長者の団員もいましたが、私としては何故名指ししないのかが不思議で、こういうところがいかにも田舎っぽいなと、、、。

結論としては、今年度から新班長になった元では飲み会旅行については「今までの残っている班のお金」からは一切出さない。飲み会等を実施する際は有志が集まって各自負担で行う、新班長の任期2年間はそのようにしてもらい、その後はまた考えよう。とのことでした。

この結論に特に反論はなかったのですが、中には「2年と言わず1年で考えなおしたら」という人もいたので、いかに飲み会が大事なのかわかります。

もし万が一、班内で報酬が徴収されるようなことがあれば、私は消防団を辞めます。

火事の際に出動する団員が5名以下、飲み会の出席率が8割以上、もちろん本業もありますので火災時に絶対出動しろとはいえませんし、私自身も本業に影響が出るようなら(夜中の火災等)出動はしませんが、この状況を考えたら消防団の意味は何かと考えられてもしょうがないですよね。


正論バカという言葉もありますが、今回の件もそうではないとは言い切れないのかもしれません。

判決として出ている以上、守らなければいけませんし、時代も変わっています。消防団に入るメリットが飲み会旅行、だから消防団に入ろう!という世間の風潮ではありません。

私自身はほぼお酒を飲まないので、酔うことやお酒を飲むことに魅力を感じないのですが、飲む人にとっても飲み会が消防団でないといけない理由は何でしょうか?仲の良い人、気心が知れた人が地元の消防団だった、というのはわかりますが、それならもらった報酬で行けばいいだけの話だとは思います。

おそらく取材された件が新聞紙上で記事になることはないと思います。
それは記事としてのバリューが少ない、もっと言えば私の環境は記事にするほどセンセーショナルではないからです。
 
それでも結果として報酬がちゃんと支払われるという点において、結果は最高だったと言えるでしょう。
 
報酬だけで消防団員が増えることは無いでしょう。
ポンプ操法大会や地域によっては学校行事や地域行事にも消防団が駆り出させていることもあるようです(地域によっては青年団と兼ねているのではないでしょうか?)。
報酬を増額した、装備を充実させた等では今の消防団の維持は難しいと思います。でも地方によっては初期消火のためには消防団も必要なところもあるでしょう。反対に市街においては、消防団の役割は低くなると思います。
地震等の大規模災害においては、その対応の仕方も訓練されないまま出動したところで、結果として2次被害を生じさせたこともあります。自身が被災者であるのに、被災した家族を置いて消防団活動ができるでしょうか?
 
と、毎回同じことばかりになってしまうのですが、やはり消防団の解体的再構築を検討すべきではないでしょうか?
 

消防団旅行を考えてみよう

2024-03-09 04:54:59 | 消防団

先日、我が消防団の旅行が行われた。

コロナ禍以降では初めてで久しぶりになるか。

今回の行き先は広島。土日の一泊二日の旅行だ。

私は今まで消防団の旅行には行ったことがなく、分団長をやっていた時でさえインフルエンザを患い2日目になって断念した。

消防団の旅行といえば世間的には悪評しかないのだが、うちの団はまだマシなのかもしれない。


今回の旅行の収支。

こんなのを作られるのは今回が初めてだ。

初めてといえば、収支表にもあるように今回参加者は一人1万円の個人負担になっている。今までは全額分団から出されていた。

参加者9人で約45万円、個人負担が無ければ54万円。レンタカーを借りたことを考えても、まあ普通の金額ではないだろうか。

コンパニオン代が入っていたらもっと高額になっていただろう。そう意味では普通の旅行といっていいだろう。

分団のラインには旅行の模様や感想までアップされるという、こちらも今までになかったことだ。


私は常々、

・消防団という組織は地域差はあるけども初期消火等の役割の為必要。

・ポンプ操法大会の過度な練習や本業への影響のある活動は必要ない。

・消防団の年報酬、出動報酬は個人にきちんと支払われるべき。

・消防団主催の飲み会旅行は禁止、やるなら費用は参加者負担で。

と考えている。消防団の活動と地域の付き合いを一緒にするから、酒が必要になってくるのだ。

そこから考えると、今回の旅行はどうだろうか?

神戸市の消防団の年報酬は42500円。

出動報酬は個人に支払われるが、年報酬は協力会を通じて各分団に分配される。

我が分団は総員で20名だったか?年間850000円が分団に入る。そこから飲み会、旅行に使われる。

旅行といっても毎年行っているわけではなく、コロナ禍以前でも2年に一回程度だ。

人数は今回と似たようなもので10人前後、団員の半分といったところ。

今回の旅行代金は個人負担なしで考えれば、一人約54000円。

もし全団員が旅行に行くと言い出せば、100万円を超え年間の分団の予算を超えてしまう。だから2年に一回なのだが、、、、。

旅行にしろ飲み会にしろ全員参加することなんてまず無く、旅行は泊りもあって参加の割合も減るのはしょうがない。

しかし、年報酬は分団員全員から等しく徴収される。

これは公平性という面でいささか疑問が残る。

「旅行は行かん方が、悪い」

これは過去に実際言われたことだが、行かない方が悪いとは何がどう悪いのか???

旅行金額が全額参加者負担になれば、一体何人が参加するだろうか?年報酬から出せば1万円程出せば行けるのだが?

正直、今回の旅行は金額面で見れば少ないと感じた。

初の個人負担1万円というのもあるだろうが、コンパニオンを呼んでないのが大きいだろう。

昔の自慢話?にもならないが、北海道旅行だったか、予算を使い過ぎて翌年に繰り越す予算がほとんど無かったという話もある。

自分の金でないと使い放題だ。(実際には自分¨だけ¨の金ではないのだが)


消防団の昨今の問題にポンプ操法大会の過度な負担とお金問題があると思うのだが、この2点を改善しなければ最近の団員数の減少に歯止めはかからないと思う。実際には解決されても、どうかな?とは思うが。

現在、我が分団入っている人はそのほとんどが地元で生まれ育った人だ。

子供のころからいずれは消防団に入るものだと、親を見て自然に思っていた。私もそうだ。

だから感覚的にはボランティアで、自ら報酬を求めた人はいない。

ところが消防団の報酬は個人に支払えという裁判の結果、判決はその通りになったのだが、形だけは個人の講座に支払われるのだが振り替えられて各分団に収められるという判決以前と同じ構図だ。

これが大きな問題にならないのは、今までのボランティア感覚と地域の為という気持ち、お金のことを言うのは否らしいという雰囲気からきていると思う。

確かに私もそうだった。

しかし、時代も変わって世間の雰囲気も変わった。

増えない消防団員、しかし増える消防団への活動意義、今までと同じでは維持できないところまで来ている。

住んでいる町の自治会、学校のPTA等、地域コミュニティへの参加は社会の要請は高りながらも、それを拒否する人も多い。本業もありそこまで時間を割けないというのもあるだろうし、正直めんどくさいというのが本音だろう。

そう、そんな付き合いはめんどくさいのだ、実際のところ。

それでも無償でもどうにかこうにかやっているのが実情ではないか。

一方、報酬が出るはずの消防団は?

前述したが、地元で生まれ育った人が大半を占める中で、そこに引っ越ししてきた人がそのコミュニティに入るのはなかなかハードルが高いと思う。しかも悪名高い消防団だ。それが20代の若い人なら尚更だろう。

その上、年報酬や地域によっては出動報酬まで取り上げられるというのだから、これで団員が増えるという方がおかしい。

見返りが飲み会や旅行であっても、そこに魅力を感じる人が減った、というのは間違いないと思う。

消防団の今後を真剣に考えるのなら、お金の問題は最低限解決しないと無理だろう。それでもその程度の報酬なら入団しないという人がいてもおかしくない。


ここからは私個人の半ば愚痴になる。

先に言ったように私は消防団に入って20年超えるが、一度も旅行に行ってことがない。

反対に必ず旅行に参加する人もいる。

去年年末から2月にかけて町内で3件、火事があった。

どれも大きな火事ではなくケガ人もいなかったので良かったのだが、立て続けに3件の火事とは非常に珍しい。

運良くか悪くか、私は3件とも出動した。1件は我が家から100m以内だった。

どれも土曜なり日曜なりの週末に起きた火事だが、もちろん仕事の団員もいるので全員が出動できるわけではない。私だって仕事を抜け出して消防団として出動なんかしない。

それでも出動してきたのが5人以下、1件では2人という体たらくでは、一言ぐらい言いたくもなる。

それを旅行の参加者と結びつけるのは良くないとは思う。

それでも火事に限らず、訓練に参加せず、参加してもポンプ操法の選手にもならず来るだけ、でも旅行には絶対行くマンを見ると、公平って何だろうと考えずにいられない。

「消防団より仕事を選びやがったな!?」とのたまった人がいたが、その人がいう消防団は火事や訓練ではなく飲み会や旅行のことなんだろう。

今年も新規団員の勧誘に行ってるらしい。

が、団員の中には年頃の子供がいるのに「うちの子は消防団はちょっと、、、」なんて言う傍らで、「勧誘は行っといたほうがええわ!」というから質が悪いを通り超えて支離滅裂だ。

そう、我が子を入れたくない消防団を作り上げてきたのは今の団員なのにだ。

例えば、今年から消防団に入っても、メンツは年上ばかりで色々やらされて年報酬は取り上げられて気を遣うだけ。

お勧めはしないな。

SNSで見る限り、それでもうちは各家庭を回って協力金を徴収したりは無いし、出動報酬は貰えるし、ポンプ操法はかなり適当だ。

まだまだましな方なんだろう。

 


消防団のお金 問題のはずがあまり問題にならない問題

2022-07-15 14:14:21 | 消防団

例年梅雨明けの時期に消防団で草刈りを行う。本来なら青年団でやるべき作業だが、当方では消防団と一体化している。

いつもなら草刈りの後は焼肉と決まっていたのだが、コロナ禍以降、まだ飲み会などの行事もまだ復活していない。

ところが今年は「配当金10万円各団員に配る」とある。これはどこからのなんのお金なのか?

当日になり朝8時から草刈りをし、いったん解散し昼ごろに再度集まって弁当とその10万円が配られた。

どうやら飲み会、旅行の自粛に伴い、班にプールしてあるお金が300万ほどになり、これだけ貯まったなら一度団員に配当しようとなったらしい。「らしい」というのも、この決定に際しては班長、副班長の決定のようで下々の団員にはラインで初めて知ることになった。

はい、ちゃんと10万円頂きました。

 

しかし!である。

そもそも班にプールしてあるお金というのはどこから発生しているのか?

先ほどの草刈りは自治体から5万円の報酬があるらしいし、4年に一度の近所の神社の祭りの神輿を担ぐときにも10万円ほどの報酬がある。

が、そのプール金ほとんどは各団員の年報酬を徴収しているのが事実だ。

以前に挙げたツィートだが、私にしてはかなりバズっている。

画像のように年報酬42,500円は振り込まれた直後に消防協力会なる団体に振り替えられている。火事や夏季訓練等の出動報酬だけが手元に残っている形だ。

これは今年の画像。ちょっと町の名前出てるけどいいよね。

同じように年報酬がすっかり振り替えられている。21000円は出動報酬。

2021年の年末に消防署から年報酬の42500円については源泉徴収票が送られてきた。

神戸市においては以前に消防団員から報酬の団への徴収をめぐって訴訟があり、結果、一旦は各団員に払われることになった報酬は協力会を通じて各団、班に振り分けられているのが現実で、裁判の結果通りとは現実的には行われていない。

そこには古くから慣習的に行われていたということもあるし、実際に班の資金がゼロになったときにどうするのかという問題もある。

が、一番の目的は

飲み会と旅行

これしかない。その証拠にこのコロナ禍で300万円貯められた。普段はそれぐらい飲み会と多くが旅行に費やされているのだ。

消防団といえば、最近でこそ無くなったが消防自動車で飲みにいって事故を起こしたり、旅行での素行の悪さは周知の事実だ。

それもこれも「自分の金でない」ことが原因だと思う。実際には個人の報酬なのだが、慣例的に「みんなで使う金」という意識になっているから、旅行での散財も気にしない。なんなら普段の消防団活動にはほとんど来ないのに、旅行だけはキッチリ毎回出席という人もいる。これはうちだけではないだろう。※ちなみに私は一度も消防団の旅行には行ったことがない。班長の時に行く予定だったが、直前にインフルエンザを発症してキャンセルした。

 

近年は消防団員の不足は全国的な問題らしいが、ひと昔前なら「飲ませて抱かしとったら、ええねん!」という暴論もまかり通ったが、今では無理だろう。これは昔に実際に聞いたセリフだ。

今の高齢の団員には消防団の評判が現在ではどう受け取られているかが理解できていないようだ。私も決して若くはないが(笑)

そろそろ消防団も解体的変革が必要だとは思うが、基本的に田舎に存在するのが消防団。高齢化もあってなかなか改革も困難だろう。団員にとっては、本当はタダではないけども、タダ酒が飲める既得権益なのだから。飲まない人にとっては、そんな割り勘でしかない。

操法大会やお金、消防団の抱える問題は実は大きいとは思うのだが、その利権に群がっている人がいるのも事実でなかなか問題として表立たないのだが、現状では団員の出動報酬の値上げ、安全靴や合羽等装備品の充実といったことでしか行政側も対応できていない。

年末に消防署が源泉徴収票を送ってきたのは、「これは収入にあたりますので、源泉徴収票出しますよ。納税してくださいね。団で取ったらいけませんよ。」という遠回しの警告ではないだろうか?

実際、消防団の報酬に対して所得税なりの課税があったことはないと思うのだが、、、?

ということは今回の10万円も課税対象?

 


消防団、今年は秋季訓練

2022-07-14 02:51:09 | 消防団
うちの消防団は夏季訓練と言うものがあって、小型動力ポンプによるポンプ操法があるのだが、コロナ禍で昨年は中止、今年は7月の予定を11月に変更して秋季訓練となった。



当日の私のツィート。

地域よってポンプ操法の形態も違うかもしれないが、基本的にはホースを伸ばし小型動力ポンプで水を送って消火という形は変わらないと思う。

御覧いただければ感想も様々だろう。

「うちはもっと厳しい」や「もっと形式にのってやれ」と聞こえそうだ。



YouTubeにあった全国大会優勝した団の操法。

うちとはえらい違いだが、うちも県大会とかになると基本的には同じだ。



うちの練習風景。
前日の土曜日と当日の朝の2日間だけ練習した。それぞれ時間も1時間ぐらい。

ツィッターを見てるとポンプ操法や消防団そのものに対する批判は多い。

全国大会で優勝を目指すのなら本当につらいと思う。それこそ部活で全国大会を目指すようなほどの練習を、仕事をしながら、こなしていかなけれならないだろう。

そら不満も出るし現実的に難しいだろう。

中には「消防団いらねー」というツィートも見かけるが、余程つらい目にあっておられるのだろう。

現在の消防団で大きな問題が

ポンプ操法
お金の問題からの宴会問題

この2点だと思う。

ポンプ操法が無くなれば、練習も無くなるし仕事に支障が出るような体力的な問題も解決する。

団員の報酬もちゃんと個人に渡されれば、飲み会の回数もゼロに近くなるだろう。


今までにも書いてきたが、私個人としては消防団に全面的に反対ではない。

地域よっては消防団による初期消火が必要な地域もあるだろうし、災害に対する備えとしても今後は重要性も増してくると思われる。

が、それがポンプ操法と言う訓練の一環から派生したものが主目的になっている地域では本末転倒と言われてもしょうがないだろう。そこまでポンプ操法が好きなら消防署に勤めればいいのだ。
報酬面でも飲み会が常態化しているが、そもそもその飲食代は団員個人の報酬であり、それを法的にもグレーな方法で団の懐に入れて飲食している事実を客観的に見る必要がある。
飲み会が無ければ消防団活動に参加しないのであれば、所詮その程度でしかないし、消防団だからタダ酒が飲めるわけではない。


今後地方では更に消防団への入団者が減ることになるだろう。
うちの消防団も新規入団者がおらず、とうとう班長が2周目に来年度から突入する。今度の班長は50代後半だ。

消防団の存続を考えるのなら、

ポンプ操法の廃止、もしくは大幅な簡略化
報酬の適切は支払いと団の会計の透明化

この2点は早急に進めたほうがいいだろう。





消防団 班長2回目へ

2021-06-26 20:09:00 | 消防団

先日、消防団で草刈りを行った際に、

ここで説明しなければならないが、田舎なら消防団と並んで青年団が存在するところもあるとは思うが、うちは結局構成する住民が一緒になることから私が入団する以前から、消防団と青年団は一体化している。
なので、祭りの神輿やだんじりなども消防団が行うことになっている。
問題なのは、草刈りや祭りの行事の場合でも自治会から幾らかのお金が消防団に支払われており、それが当然のごとく飲み食いに回ること、消防団員の報酬とごちゃ混ぜになっている事である。


新規の入団が無くなって久しく、班長等の役職もついに全員が経験し、来年度以降は2回目になるとのことで話し合いがあった。

来年度以降は年齢的には50代後半の団員が2回目の班長を引き受けることになり、その後も団には残ることと一応決まった。

それもこれも新規入団がいないのが原因だが、一番若い団員で今30歳、それが一人、その上は34歳で30代がこの二人だけ!という惨状である。

もちろんこれは数年前からわかっていたことであるが、解決を先延ばしにした結果であって自業自得というしかない。

私が次になる時は60歳かも?

この話し合いの時にも、やはり「酒飲まして、コンパニオン付けたらええねん」という輩がいたが、それが今の時代にどれだけ嫌われているかが分かっていないのが田舎なのだろうな。

それでも今回、一つ気が付いたのは、消防団を続けたいという人は

「消防団の活動は一応やるが、ポン送が好きではない。この顔ぶれでたまにでも集まって、みんなで酒を飲みたい」

という事だ。

それも自分の懐を傷めず、(実際にはそうではないけども)人の金で好きな酒を飲める、しかも仕事を離れて知った顔で集まって宴会。


確かに、消防団以外で近所の人が集まって、身の上話や世間話などをすることはゼロと言っていいほどで、特に男性で年齢が離れている間なら尚更だろう。
こう考えると、消防団も地域のコミュニケーションのサークルと考えれば、報酬の問題はさておき、意義がある存在かもしれない。

私は親が早くに他界したこともあって、地域の付き合いを知らなかったので消防団に入って知ることも多かった。もし消防団に入ってなかったら、世間知らずのままだったかもしれない。まあ私の場合はレアなケースだとは思うが。


しかし、これは私の住んでいる場所の話で、今ツイッターで言われているような問題とはまた違う問題だ。

ただどこも団員減少の問題は共通のようで、その原因がただ住んでいる人が減ったとか若い人が地域から出て行ったとかだけではない、という所に問題があり、そこは大ナタを振るえば解決できるはずだと信じたい。

が、酒を飲むという既得権益を手放したくない層も確実にいるので難しいだろうな。