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リューブログ

消防団のお金 問題のはずがあまり問題にならない問題

例年梅雨明けの時期に消防団で草刈りを行う。本来なら青年団でやるべき作業だが、当方では消防団と一体化している。

いつもなら草刈りの後は焼肉と決まっていたのだが、コロナ禍以降、まだ飲み会などの行事もまだ復活していない。

ところが今年は「配当金10万円各団員に配る」とある。これはどこからのなんのお金なのか?

当日になり朝8時から草刈りをし、いったん解散し昼ごろに再度集まって弁当とその10万円が配られた。

どうやら飲み会、旅行の自粛に伴い、班にプールしてあるお金が300万ほどになり、これだけ貯まったなら一度団員に配当しようとなったらしい。「らしい」というのも、この決定に際しては班長、副班長の決定のようで下々の団員にはラインで初めて知ることになった。

はい、ちゃんと10万円頂きました。

 

しかし!である。

そもそも班にプールしてあるお金というのはどこから発生しているのか?

先ほどの草刈りは自治体から5万円の報酬があるらしいし、4年に一度の近所の神社の祭りの神輿を担ぐときにも10万円ほどの報酬がある。

が、そのプール金ほとんどは各団員の年報酬を徴収しているのが事実だ。

以前に挙げたツィートだが、私にしてはかなりバズっている。

画像のように年報酬42,500円は振り込まれた直後に消防協力会なる団体に振り替えられている。火事や夏季訓練等の出動報酬だけが手元に残っている形だ。

これは今年の画像。ちょっと町の名前出てるけどいいよね。

同じように年報酬がすっかり振り替えられている。21000円は出動報酬。

2021年の年末に消防署から年報酬の42500円については源泉徴収票が送られてきた。

神戸市においては以前に消防団員から報酬の団への徴収をめぐって訴訟があり、結果、一旦は各団員に払われることになった報酬は協力会を通じて各団、班に振り分けられているのが現実で、裁判の結果通りとは現実的には行われていない。

そこには古くから慣習的に行われていたということもあるし、実際に班の資金がゼロになったときにどうするのかという問題もある。

が、一番の目的は

飲み会と旅行

これしかない。その証拠にこのコロナ禍で300万円貯められた。普段はそれぐらい飲み会と多くが旅行に費やされているのだ。

消防団といえば、最近でこそ無くなったが消防自動車で飲みにいって事故を起こしたり、旅行での素行の悪さは周知の事実だ。

それもこれも「自分の金でない」ことが原因だと思う。実際には個人の報酬なのだが、慣例的に「みんなで使う金」という意識になっているから、旅行での散財も気にしない。なんなら普段の消防団活動にはほとんど来ないのに、旅行だけはキッチリ毎回出席という人もいる。これはうちだけではないだろう。※ちなみに私は一度も消防団の旅行には行ったことがない。班長の時に行く予定だったが、直前にインフルエンザを発症してキャンセルした。

 

近年は消防団員の不足は全国的な問題らしいが、ひと昔前なら「飲ませて抱かしとったら、ええねん!」という暴論もまかり通ったが、今では無理だろう。これは昔に実際に聞いたセリフだ。

今の高齢の団員には消防団の評判が現在ではどう受け取られているかが理解できていないようだ。私も決して若くはないが(笑)

そろそろ消防団も解体的変革が必要だとは思うが、基本的に田舎に存在するのが消防団。高齢化もあってなかなか改革も困難だろう。団員にとっては、本当はタダではないけども、タダ酒が飲める既得権益なのだから。飲まない人にとっては、そんな割り勘でしかない。

操法大会やお金、消防団の抱える問題は実は大きいとは思うのだが、その利権に群がっている人がいるのも事実でなかなか問題として表立たないのだが、現状では団員の出動報酬の値上げ、安全靴や合羽等装備品の充実といったことでしか行政側も対応できていない。

年末に消防署が源泉徴収票を送ってきたのは、「これは収入にあたりますので、源泉徴収票出しますよ。納税してくださいね。団で取ったらいけませんよ。」という遠回しの警告ではないだろうか?

実際、消防団の報酬に対して所得税なりの課税があったことはないと思うのだが、、、?

ということは今回の10万円も課税対象?

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