プリン

「失敗は成功のもと」

──とは言いますが、これはやっぱり、

「失敗は作る意欲がなくなる」

──という感じです。


銀杏が店頭に並び始めたので、「茶碗蒸しでも作ろうかなぁ～」と材料を買ってきました。
「さて、いつ作ろう」と言えば、旦那が「茶碗蒸しの前にプリン」と、この適当をモットーにしている私にリクエストする。
砂糖と牛乳と卵を混ぜて、そのまま冷やせば出来上がり…というものなら、面倒くさがらずに作っていたかもしれません。
でも、インスタントのプリンではないので、一度蒸さなければならないんですよね。
これが、面倒なんですよ、私は。
しかも、これまでに何度か挑戦したカラメルは失敗続き。
茶色くなるどころか、ただの濃い砂糖のシロップにしかならないんですよね～。
それでも、子供が生まれたら将来的に一緒にプリン位は作れないとなぁ…と思い挑戦しました。

まずは、カラメル作りから。
鍋よりフライパンの方が作りやすいと書いてあったので、フライパンで作り始めました。
強火で一気に作りたい気持ちを抑え(待つのが嫌いな性分(笑))、本に書いてあるとおり中火や弱火で作れば、初めてそれらしいカラメルができました。
あ、ちゃんと最後に水を加えのばしましたよ、ええ。

それから次にプリンの本体部分へ突入。
レシピでは牛乳が300mlとか400mlなんですが、「どうせ作るなら沢山」という我が家では、面倒だから1L使っちゃえ、と1Lの牛乳を使用。
ラーメンどんぶり2個なら全部入るだろうと予想していたんですが、レシピを見ながら砂糖や卵を適当に3倍くらいにして入れていたら、ラーメンどんぶりに入らない量に…。


し、しまった…
卵の量(8個)を考えてなかったよ…


──と旦那に言ったら、笑われました。
それでも何とかどんぶりに8分目まで入れて、入らなかった分を別の容器に移しました。
レシピでは2分～5分くらいの蒸し時間も、どんぶりでは15分位かかりました。しかも、圧力鍋で…

どんぶり以外の容器に入れたプリンには、カラメルが足りなかったので入っていません。
それを味見のように食べてみたら……。


砂糖が足りず、何やら少し甘い茶碗蒸しのよう…
正直、美味しくなかった…。

旦那　「茶碗蒸しだ…」
私　　 「やっぱ、砂糖が足らないんだよね…」
旦那　「う～ん…。それだけなんかなぁ…？　なんか卵の味の方が強いっていうか…」
私　　 「まぁ、バニラエッセンスとか入れて──」
旦那　「おう、それだ」
私　　 「えぇ～」
旦那　「それをもっと入れてだな…」
私　　 「──ってか、1滴も入れてないんですけど」
旦那　「なに」
私　　 「だって～、バニラエッセンスなんか買っても、使い切らんからさぁ…」

──と、ハナっからこの先は作らないつもりで買ってきませんでした

やっぱり、プリンは面倒です。
子供と一緒に作るデザートは、冷やして出来上がるジュースの寒天にします(笑)