☆~Carefree Life~☆

HPの管理人 Sugaryが、日々の出来事から、趣味や宣伝まで勝手気ままに綴ります。

弱肉強食

2013-05-25 10:40:39 | 日常生活

コビトが幼稚園に行き、自分の時間ができたことと、何より、体重増加に歯止めを効かすため、週2~3回ほどのウォーキングを始めることにしました。
今回は道路でなく、公園の敷地内。
桜並木のある公園で、他の人もウォーキングしてますし、日陰で歩けることと、信号がないこと、1周2.1キロ、時々猫にも会える…ということで、ココにしました。
実際歩いてみると、運動不足の私にはちょうどよく、慣れてきたら2週くらいしようかな…と思います。

さて、そのウォーキングを始めて2回目の昨日、野生の弱肉強食の図を垣間見てしまいました。
ちょうど1周を終えるころ、1匹の猫が獲物を狙う“忍び足&低姿勢”でいるのを見かけまして、何を狙っているのだろうな~と、その視線の先を追っていくと、そこには1羽の鵜がいました。
しかも、猫と鵜の間には金網があって、どう考えても狙った瞬間、猫が金網にへばりつく姿が目に浮かびます。
ある意味、そんな姿を見てみたくてジッとその様子を見ていたら…。

そろり、そろり……そろそろそろそろ────


鵜の真後ろまで来たと思ったら…。



なんとっ



金網の下に開いていた隙間からスザザザ…と鵜を襲ったではありませんかっ

うぉっ
そんなとこに隙間があったんかいっ

驚きのあまり、ちょっと声を出してしまいましたが、鵜もそう簡単にはやられません。
威嚇して、猫も少し離れました。
でもね…。

金網が邪魔だったので、私もその光景が見えるように移動したら…。



え…?

さっき襲った猫の背後に、もう1匹猫が捕獲体制で近づいてくるんですよ。

2匹


──と思ったのも束の間、そのすぐ後ろに、もう1匹の猫がソロリソロリ…と近づいてくる姿が…。

いやぁ…。
3匹対1羽では、まず間違いなく鵜が負けます。
格闘した末に、鵜が逃げてくれればいいな…と思っていたのに、一気に鵜の寿命が見えたので、何とか助けられないかと近づいたんですけどねぇ…。
立ち尽くしたまま動かないものの、手を出せば威嚇しそうに顔をこちらに向けるので、ちょっとビビります。
しかも、ずっと見ていると、その鵜は、思った以上に弱っていたんですよ。
しばらく離れられず見ていると、通りすがりの人も気になってチラチラと見ていきます。
もちろん、私と同じで助けることもできないんですけどね…。

それからしばらくすると、小太りのオッサンが鵜に近づき、何をするのかと思えば、鵜のくちばしを蹴りやがった。
それも3回ほど。
3回目は、思いっきり当たったらしく、鵜は弱さの為か、それとも脳震盪でも起こしたのか、ぱたりと倒れ蹲ってしまいました。
そのオッサン、「なんだ、弱ってんじゃねーか」と吐き捨てて去っていきました。
後ろから睨む事しかできななかったのが情けないんですけど…腹が立ってしょうがありません。

大丈夫かなぁ…と近づいていくと、弱りながらも、やはり威嚇しようと顔を動かしてくるので、それ以上は何もできませんでした。

結局は野生ですからね。
鵜の背後に3匹の猫が様子を窺うように息をひそめていますが、鵜を助ければ助けたで、今度は猫が餌にありつけないわけで…。
こういう状況では、下手に人間が手を出すべきではないんでしょうね。
それに、鳥インフルエンザなんかもありますし、むやみに野生の鳥に触らない方がいいでしょうから…。

携帯も何も持ってなかったので写真は撮れませんでしたが、撮ったら撮ったで、なんだか罪悪感があると思うので、撮れなくて正解かもしれません。
そんなわけで、気になりながらも、それ以上どうすることもできなかったので帰ってきました。

野生の弱肉強食の図を垣間見た日でありました…。

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