緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

毎日乱高下

2009-07-06 17:47:07 | 女性の身体

何が?
体温やら気分やら。

■「フワーッ」がくる!
さあ寝ましょうとお布団に入ると????
さあ出かけようと着替えると???
ご飯を食べ始めると???
つまり何かアクションを起こしかけると、
アクションを起こそうと意図すると????

・・・フワーッと上半身を中心に泡立つように熱くなり汗が出ます。
そして数分すると、何事も無かったようにひいていくのです。
身体を動かした時の汗と違うのは、
爽快感も心地よいダルさもなく、ただ普通の状態に戻ること。
ただし汗をかいた事実は消えないので、たっぷり身体が冷えてます。
無意味に。
だから首タオルは必須ね。
年がら年中ガテン系。

■ やりすごす
なにかの病気かと考えても、
今年も健康診断の結果は「花丸」だったし。
(血液の状態などむしろ昨年より良くなっている)
ということは、なるほどこれがホットフラッシュというやつか。
まさに更年期の代表的な症状のひとつ。

この「フワーッ」が始まると、頭の中で
ドナ・サマー「ホット・スタッフ」のイントロがなり始めます。
ターリラリラリー<↑>、ターリタリララー<↓>、
ターリラリラリラリタリララー<↓>
(わかる人だけわかってください。ディスコだね。)
で、サビの「Looking for some hot stuff…」
が「ホットフラッシュ」に置き換わるんです。
だから何だと言われそうですが、
まあそうして笑ってやり過ごすと。

■ あがいている私の身体
ホットフラッシュは自律神経の失調と言われるもの。
ホルモンの変動と言う情報系の大きな変動は、
他の情報系にも多大な影響をもたらします。
自律神経もそのひとつ。
自分を注意深く観察していると、私の場合、
ホットフラッシュの頻度にも波があるようです。
基礎体温をみていれば、排卵があったりなかったりが明確にわかります。
で、本来であればエストロゲンがたっぷりあるはずであろう時期
になると、ホットフラッシュの回数がぐっと増える。
つまり、脳から激しく卵胞刺激ホルモンが出されているのだろうなあ、
ということが推測できます。
指令を出せども出せども応えてもらえない(エストロゲンが上手く出ない)
ものだから、脳の中は大混乱ってところでしょうか。

で、そんな時期は肘やら肩やら、原因不明の関節痛も悪化します。
リュウマチの検査もクリア、血液の炎症反応もなしということなので、
ただ単に「痛み」だけがある状態。
まあこれも更年期がらみということでしょう。
あがいてるなあ、私の身体。

■ できることを地道に
更年期の症状は本当に人それぞれ。
症状だけでも千差万別なのに、それを辛いと感じるかどうか、
感じ方はさらに輪をかけて皆違います。
今のところ私はまだ
自分におこる変化を興味深く眺めていられる程度ですが、
本当にしんどい方もたくさんおられるでしょう。
自分を観察しながら、アロマにできること、
自然療法にできることは何か、
という課題をいつも頭の端に置いています。

目下の私の対策は、以前にも増して「眠りの質を上げること」。
性ホルモンが優勢だった数十年は終わり、
再び成長ホルモン中心に戻っていこうと
しているのがこの時期。
今更身長は伸びませんが、
細胞の修復も成長ホルモンの大切な役目ですからね、
良質な眠りで成長ホルモンをたっぷり放出したい。
でも、歳とともに確実に眠りが浅くなっているのも感じます。

できることを地道にやっていきましょう。
夜にはきちんと目を休める、身体をゆるめる。
さらにアロマの力で脳や神経をリセットする。
そして、よく眠るためには、朝早く起きる、昼間アクティブにすごす。
当たり前のことをちゃんとやろうと思っている今日この頃。
やれやれ。