佐伯泰英 著 「夏目影二郎始末旅(一) 八州狩り」 光文社文庫
私の愛読した時代小説の作家は、山手樹一郎、山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平・・。昔の大家なのだろうか。今は、佐伯泰英あたりが人気らしい。
江戸末期、治安の乱れた関東を取り締まる為、関東八州取締出役(八州廻り)という役人が出来たらしい。下級の武士が当てられたが大きな権限を持ったため、不正な行いもしたらしい。八州廻りを統括する父(勘定奉行)に命じられ、不正な八州廻りを始末する夏目影二郎の物語!
天保飢饉により疲弊した頃の関東の地が舞台。国定忠治や二宮尊徳、大塩平八郎の乱なども絡めて物語を面白くしている。
この小説のお気に入り度:★★★★☆
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