四行詩集日乗

夜鴉亭好RUBAIYATルバイヤート限定本浮世絵草双紙
艶本読本詩集無節操無分別無目的展開
備忘録粗忽書影日記帖也

「優游の会」たかはしてるを四部作 其之壱 肉筆本「あけくれ」3

2009年01月20日 00時09分11秒 | Weblog
肉筆本「あけくれ」限定16部 1988年(昭和63年)



五言律詩 良寛作 たかはしてるを画



瞑目千嶂夕
人間萬慮空
寂寂倚蒲団 
寥寥対虚窗 

香消玄夜永
衣単白露濃
定起庭際歩
月上最高峰

山間薄暮瞑想す
世辞万古事空し
寂々と座布団に座し
寥々として虚空に対す

香消え漆黒の夜は永く
法衣に白露が染入る際
瞑想を辞し庭を彷徨す
月まさに覚醒せんとす
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「優游の会」たかはしてるを... | トップ | 「優游の会」たかはしてるを... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事