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第一書房巡礼行記 最後の出版秋山兼蔵の『東亜交渉史論』

2009年10月16日 00時00分32秒 | Weblog
敗戦まで後1年となった1944年(昭和19年)、第一書房社主・長谷川巳之吉は、戦局の悪化に伴い自分の求める出版を続けていくことが不可能となったと判断したのでしょう。 第一書房の有する版権すべてを大日本雄弁会講談社に譲り、商売をたたみ戦火を逃れ鵠沼へ転進しました。 その彼が、最後に手がけた書籍が秋山兼蔵の『東亜交渉史論』でした。 敗戦迫る1944年(昭和19年)3月20日のこと。 初版4000部で . . . 本文を読む
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