ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

読書するサルの備忘メモ 09’03~07

2009-08-04 23:16:55 | Books
3月
今野敏「宇宙海兵隊ギガース」講談社文庫
今野敏「宇宙海兵隊ギガース2」講談社文庫
今野敏「宇宙海兵隊ギガース3」講談社文庫
樋口有介「船宿たき川捕物暦」筑摩書房(再読)
樋口有介「船宿たき川捕物暦 初めての梅」筑摩書房
バリー・アイスラー「雨の牙」ヴィレッジブックス
バリー・アイスラー「雨の影」ヴィレッジブックス
バリー・アイスラー「雨の罠」ヴィレッジブックス
バリー・アイスラー「雨の掟」ヴィレッジブックス
シャンナ・スウェンドソン「コブの怪しい魔法使い」創元推理文庫

4月
加藤実秋「インディゴの夜 ホワイトクロウ」創元社
大崎梢「配達あかずきん」創元推理文庫
ローレル・K・ハミルトン「十字の刻印を持つふたり」ヴィレッジブックス(再読)
ローレル・K・ハミルトン「亡者のサーカス」ヴィレッジブックス(再読)
ローレル・K・ハミルトン「異形の求婚者」ヴィレッジブックス
竹内真「じーさん武勇伝」講談社文庫

5月~7月
ハセベバクシンオー「鑑識・米沢の事件簿2~知りすぎていた女~」宝島社文庫
ブランドン・サンダースン「ミストボーン─霧の落し子─1灰色の帝国」ハヤカワ文庫
ブランドン・サンダースン「ミストボーン─霧の落し子─2赤き血の太陽」ハヤカワ文庫
ノベライズ版「相棒 season4(下)」朝日文庫
ロバート・アスプリン「ドラゴンズ・ワイルド」ハヤカワ文庫
パオロ・マッツァリーノ「反社会学講座」イースト・プレス(再読)
ローレル・K・ハミルトン「幽霊たちが舞う丘」ヴィレッジブックス
ローレル・K・ハミルトン「輝ける王女の帰還(上)」ヴィレッジブックス
ローレル・K・ハミルトン「輝ける王女の帰還(下)」ヴィレッジブックス
大倉崇裕「オチケン!」理論社(再読)
大倉崇裕「オチケン、ピンチ!」理論社
ディビッド・ウェーバー「反逆者の月3─皇子と皇女─(上、下)」ハヤカワ文庫
ジョン・スコルジー「最後の星戦 老人と宇宙3」ハヤカワ文庫
カリン・ロワチー「戦いの子」ハヤカワ文庫
カリン・ロワチー「艦長の子」ハヤカワ文庫
三津田信三「十三の呪 死相学探偵1」角川ホラー文庫
道尾秀介「片眼の猿」新潮文庫


またですか? またですよ。
ということで、またもやたっぷり間があいた感じでの、サルです。
もうね、やっぱりね、「趣味はブログ更新!」って言える人、尊敬します。
無理です、オレ……。地道じゃないのね、性格が……。
ってことで、感想乱れ撃ち。

バリー・アイスラーは、面白いのだけど、読み進めるとその殺伐さにちょっと凹む(笑)。
主人公が日系人という設定なのだけど、映画化されて椎名桔平。それはどうだ?
ローレル・K・ハミルトンの別シリーズは、なんつーか、アレ、エロ小説(笑)。嫌いじゃありません。
ロバート・アスプリンの作品は、現代を舞台にしたファンタジー。
作者が残念ながら亡くなってしまったのだけど、別シリーズで共著している人が引き継ぐらしい。
残念&楽しみ。
「ミストボーン」はかなり期待の出来るシリーズ。
体内で金属を燃やして特殊な能力を発動させられる者がいる、という設定のファンタジー。
舞台は不死の王に支配され、灰と霧の立ちこめた諦観の漂う世界。
既刊2冊なので、これからどんどん世界観が明らかにされるのが楽しみ。
SF的には、カリン・ワロチーとかディビッド・ウェーバーとかジョン・スコルジーとか、豊作。
みんな、SFたくさん読みましょうね。最近のSFもいいですよ。

読書するサルの備忘メモ 09’02

2009-03-01 23:16:47 | Books
2月
大倉崇裕「三人目の幽霊」創元推理文庫
今野敏「武打星」新潮文庫
天沢退二郎「光車よ、まわれ!」ピュアフル文庫
松村栄子「雨にもまけず粗茶一服(上)」ピュアフル文庫
松村栄子「雨にもまけず粗茶一服(下)」ピュアフル文庫
柳広司「百万のマルコ」創元推理文庫
牧野修「都市伝説探偵セリ①リコーダー・パニック」フォア文庫
牧野修「都市伝説探偵セリ②噂のサッちゃん」フォア文庫

今月のひと言
「あれ? これ読んだっけ?」と半信半疑で手に取ったのが「三人目の幽霊」。
何でそう思ったかと言えば、いわゆる「落語界をモチーフにしたミステリー」ってのが、近年かなりたくさん書かれているから。実際、大倉も「オチケン!」っていう大学の落語研究会を舞台にした別物も上梓済み。
出来としては、正直「オチケン!」が上。残念ながら、大倉は「本格」にはあまり向いてないかも。真面目なものを書こうとすると、なんというか、キャラの掘り下げと物語の展開、そしてトリックがどうも中途半端になってしまうみたい。続編である「七度狐」は、読もうかどうしようか思案中。
牧野の2冊は子ども向けの作品。牧野「完全にホラーとは言いがたい」系作品のファンなのでチェックしてみました。
柳は、イマイチ。「ジョーカーゲーム」への期待高まらず。
拾い物は「光車よ~」と「雨にもまけず~」。
前者は発掘された児童文学で、骨太。あっけなくも残酷なシーンや、いろんなメタファもありつつ、それでもひとつの物語世界の力強さを感じさせてくれる作品。子どもの頃こういうのをバローズ(ジャンキーの方じゃなくて、ターザンな方)以前に読んでいたら、日本文学どっぷりになっていたかも。
後者の「雨にもまけず~」は、芥川賞にこれっぽっちも関心の無いエンタテインメント偏重主義者のオレにも楽しめる作品。青年の成長譚というものは、冒頭で「いかに主人公がダメか」の描写が続くのだけど、これが男性作者の場合、かなり痛い。取り上げられるエピソードも痛いし、描写も痛い。その点、この作者は女性ならではの「ま、若い男の子は馬鹿だからしょうがないよ」的な多少優しい視点で描かれているので、読みやすかった。テンポもゆったりとしていて、焦らない青春小説という斬新さも心地よかった。当たり。

読書するサルの備忘メモ 08’03~09’01

2009-02-14 14:17:41 | Books
3月~6月
ノベライズ版「相棒」朝日文庫
ノベライズ版「相棒 season2(上下)」朝日文庫
浅田次郎「天切り松 闇がたり 昭和任侠伝」集英社文庫
エリザベス・ベア「HAMMERED 女戦士の帰還」ハヤカワ文庫
エリザベス・ベア「SCARDOWN 軌道上の戦い」ハヤカワ文庫
エリザベス・ベア「WORLDWIRED 黎明の使徒」ハヤカワ文庫
山本弘「神は沈黙せず(上下)」角川文庫
山本弘「闇が落ちる前に、もう一度」角川文庫
松尾由美「人くい鬼モーリス」理論社
加藤実秋「インディゴの夜」創元推理文庫
加藤実秋「インディゴの夜 チョコレートビースト」創元社
東直己「名もなき旅」ハルキ文庫
ジェイムズ・リーズナー「聞いてないとは言わせない」ハヤカワ文庫
須藤靖貴「セコンドアウト」小学館文庫
鯨統一郎「ヒミコの夏」PHP文庫
はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ①」講談社(再読)
はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ②」講談社(再読)
はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ③」講談社(再読)
はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ④」講談社
はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ⑤(上下)」講談社

7月
宮部みゆき「今夜は眠れない」角川文庫
宮部みゆき「夢にも思わない」角川文庫
ディーン・クーンツ「善良な男」ハヤカワ文庫
ジョン・スコルジー「老人と宇宙(そら)」ハヤカワ文庫(再読)

8月
ジョン・スコルジー「遠すぎた星 老人と宇宙2」ハヤカワ文庫
畠中恵「いっちばん」新潮社
東野圭吾「探偵ガリレオ」文春文庫(再読)
東野圭吾「予知夢」文春文庫(再読)
東野圭吾「容疑者Xの献身」文春文庫
加藤実秋「モップガール」小学館
上橋菜穂子「虚空の旅人」新潮文庫

9月
ジム・ブッチャー「ドレスデン・ファイル―魔を呼ぶ嵐」ハヤカワ文庫(再読)
ジム・ブッチャー「ドレスデン・ファイル2―狂った月」ハヤカワ文庫
東野圭吾「浪花少年探偵団」講談社文庫(再読)
東野圭吾「しのぶセンセにサヨナラ 浪花少年探偵団・独立篇」講談社文庫
ローレンス・ブロック「タナーと謎のナチ老人」創元推理文庫

10月
トロイ・クック「最高の銀行強盗のための47ケ条」創元推理文庫
ノベライズ版「相棒 season3(上)」朝日文庫
誉田哲也「ストロベリーナイト」光文社文庫
ピーター・V・ブレット「護られし者1 萌芽」ハヤカワ文庫
西條奈加「金春屋ゴメス」新潮文庫
ウェン・スペンサー「エイリアン・テイスト」ハヤカワ文庫

11月
ウェン・スペンサー「ようこそ女たちの王国へ」ハヤカワ文庫
ウェン・スペンサー「ティンカー」ハヤカワ文庫
ディック・フランシス「再起」ハヤカワ文庫
坂木司「夜の光」新潮社
畠中恵「アイスクリン強し」講談社
ハセベバクシンオー「鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~」宝島社文庫
伊坂幸太郎「モダンタイムス」講談社
ピーター・V・ブレット「護られし者2 代償」ハヤカワ文庫

12月
北森鴻「深淵のガランス」文藝春秋社(再読)
北森鴻「虚栄の肖像」文藝春秋社
沢木冬吾「天国の扉 ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア」
北森鴻「なぜ絵版師に頼まなかったのか」光文社
松尾由美「フリッツと満月の夜」ポプラ社
ジム・ブッチャー「ドレスデン・ファイル3―血塗られた墓」ハヤカワ文庫
大倉崇裕「福家警部補の挨拶」創元推理文庫

1月
ノベライズ版「相棒 season3(下)」朝日文庫
ノベライズ版「相棒 season4(上)」朝日文庫
牧野修「ネクロダイバー―潜死能力者」角川ホラー文庫
ピーター・V・ブレット「護られし者3 攻勢」ハヤカワ文庫
ディヴィッド・アーモンド「肩甲骨は翼のなごり」創元推理文庫
ロイス・マクスター・ビジョルド「死者の短剣 惑わし」創元推理文庫

……もうね、サボりすぎですよ。
各コメントを書くのもどうかと思うほどに、溜まりまくりです。
が。
ごくごく一部に、ちょっとだけこの記事を参考にしている人もいるということなので、頑張って書いてみます。
さあ、レッツ飛ばし読み!

山本弘「神は沈黙せず」は、SFの形を借りた“宗教とは何か”を語った作品。思考の整理にとても役立つかな。よい作品。
宮部みゆき、クーンツは「お久しぶりです」的に再び手に取った作家さん。っていうか、クーンツはいつのまにかメジャーじゃなくなってきちゃってるのは何でだろう?
「ドレスデンファイル」はオススメ。現在のシカゴで唯一「魔法使い」と看板を掲げている男の話。魔法を巡る設定が秀逸。ニコラス・ケイジが総指揮でテレビドラマ化していて、そっちも見ちゃった。勢いついてしまったのですね。ま、ドラマの方は別物ですが。
設定が秀逸、というのであればピーター・V・ブレット「護られし者」もイイ。夜になると地下から魔物が沸き出てきて、人間は護符に守られた場所で息をひそめて生きるしかない、そんな世界の物語。3人の若者が主人公となってぐいぐいと物語を引っ張って行く構成力もよし。シリーズ追いかけてます。
ウェン・スペンサーもかなり気に入った作家さん。SFなんだけど、SFじゃない。フェミニスト文学と位置づけられることもあるようだけど、エンタテインメントとして完成している。もっとたくさん訳されないかなあ。心待ち。
沢木冬吾はお待ちかねの新作。新作だったよなあ。多分、新作(笑)。この人の寡作っぷりも、何だか不安。風間一輝みたいに夭逝しないといいのだけど……。

以上、かなりさっぱりとご紹介、でございました。



読書するサルの備忘メモ 08’02

2008-03-12 00:07:16 | Books
2月
坂木司「先生と僕」双葉社
上橋菜穂子「夢の守り人」新潮文庫
ノベライズ版「相棒 season1」朝日文庫
畠中恵「こころげそう」光文社
ディビッド・ウェーバー「反逆者の月2ー帝国の遺産ー」ハヤカワ文庫
ロイス・マクスター・ビジョルド「チャリオンの影 上、下」創元推理文庫(再読)
ロイス・マクスター・ビジョルド「影の棲む城 上、下」創元推理文庫

今月のひと言:

今月はあまり読まなかった月だなあ。
待ちに待っていた坂木司の新刊は、正直佳作。もちろん、悪くないのだけど、新境地ってことでもないので、このレベルならどしどしもっと発表していただきたい。
いつかまとめて一気に見ようと思っている「相棒」。
普段はノベライゼーションは読まないのだけど、うっかり購入。
別物だけど、本編も見たくなる、なかなかいい出来の小説でした。
あ、本編、最近の刑事物連続ドラマの中では出色の出来です。脚本がいいんだよね。
L.M.ビジョルドは本当に面白いなあ。
カタカナ人名が平気で、ファンタジーに抵抗のない人なら、読んでいただきたい。
宗教観、世界観がしっかりしていて、ある種歴史物みたいなので。


読書するサルの備忘メモ 07’ 06

2007-07-07 21:56:39 | Books
6月
上橋菜穂子「狐笛のかなた」理論社
野火迅「隠し剣 奥義抄」ヴィレッジブックス(再)
野火迅「隠し剣 弐の巻」ヴィレッジブックス
新野剛志「月の見える窓」双葉文庫
ジョン・スコルジー「老人と宇宙(そら)」ハヤカワ文庫
本多孝好「正義のミカタ」双葉社
五十嵐貴久「2005年のロケットボーイズ」双葉社
ジム・ブッチャー「ドレスデン・ファイル―魔を呼ぶ嵐」ハヤカワ文庫
篠田真由美「龍の黙示録」祥伝社ノンノベル
篠田真由美「東日流妖異変」祥伝社ノンノベル
篠田真由美「唯一の神の御名」祥伝社ノンノベル
畠中恵「ちんぷんかん」新潮社
ローレンス・ブロック「快盗タナーは眠らない」創元推理文庫
上橋菜穂子「闇の守り人」新潮文庫
北方謙三「水滸伝(九)」集英社文庫
坂木司「ワーキング・ホリデー」文藝春秋社

今月のひと言:

原稿書きの仕事がメインだった6月。
頭の中を日本語にするために……はたまた単なる逃避として、バカみたいに読んでます。
それでもまるまる1冊分原稿書いたもんなぁ。
食う、寝る、読む、書く。
だけの6月だった、ってことでしょうか。
あ、あと、歩いてた(笑)。


「守り人」の続刊やっと出た。その前に、ベツモノを一冊読んでますね。
この人の作品はとても面白いのだけど、あとがき等々を読むと、
何だか面倒くさそうなおばさんみたい(笑)。
あ、そいうえば先日仕事でお付き合いのある作家さんにとあるパーティーで会ったときに
「渡辺さんって、堅い本の編集なのに、なんていうか、えーと、ねえ?(笑)」みたいなことを言われました。
キャラを隠すのも大事かも(笑)。

元SF少年で、ちょっと軽いのがいい、って人には「老人と宇宙」が拾いもの。

「ドレスデン・ファイル」は、オレ的ツボ。こういう設定のひねり、大好き。
でも、あんまり他の人には勧められないかなぁ。

「正義のミカタ」と「ワーキング・ホリデー」は、語ることが多すぎて
でも未読の人には情報を漏らしたくない大当たりな2冊。
本多孝好のイジワルサと、坂木司のユメミガチなところが、それぞれ「炸裂」してて、面白いんですよ。
1人の作家を追いかけていくと、こういう面白い受け取り方ができる、という好例かな。
通して読むと分かる「共通項」と、それを裏切られる快感。
他人のレコメンテッドだけが購入動機になっている人は、今からでも遅くないので
お気に入りの作家を見つける努力をするべきだ、うん。

ブロックの幻の初期作品は、絶対に一般ウケしないようなシリーズ。
でも、売り上げが上がらないと3冊目以降出そうもないし……。複雑。



読書するサルの備忘メモ 07’ 05

2007-05-31 00:56:43 | Books
5月

今野敏「隠蔽捜査」新潮社
今野敏「果断」新潮社
逢坂剛「しのびよる月」集英社文庫
逢坂剛「配達された女」集英社文庫
逢坂剛「恩はあだで返せ」集英社文庫
逢坂剛「相棒に気をつけろ」新潮文庫
須藤靖貴「押し出せ青春」小学館文庫
北方謙三「水滸伝(八)」集英社文庫
平安寿子「パートタイム・パートナー」光文社文庫
藤野千夜「ベジタブルハイツ物語」光文社文庫
幾野伸司「神様のパズル」ハルキ文庫
幾野伸司「メシアの処方箋」ハルキ文庫


今月のひと言:
さてさて。
今野敏の新シリーズ、これはもう、まごうことなき傑作。
イエイ! やったね敏ちゃん!
安積お休みしてもいいから、どしどし書いて!

それとは別に、逢坂剛(軽系)フェアでした。
今までいまひとつソリが合わないと思っていた作家さんなのだけど
ふむふむとサクサクと、なかなか面白く読めました。
何でソリが合わなかったのか、という疑問も氷解。
えーとね、古くさいんです、端的に言っちゃうと。
だから、重厚系の作品は、きっと駄目なんだと思う。
リアルに重いのなら、同時代的匂いが何より大事だから。
ということで、有名な「百舌」シリーズとかは読まない予定(笑)。

平安寿子は、実はハードボイルド作家であることを再認識。
幾野伸司は超拾い物。表紙のアニメアニメした絵に負けず、普通にSFとして読めます。作者、オレよりおっさんだし(笑)。
藤野千夜は駄。帯を書いた町田康ともども、仲良くなれない雰囲気満載です。

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あの『教科書シリーズ』が、ついに文庫化!
6月22日(金)発売!
値段はすべて720円+税!
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読書するサルの備忘メモ 07’02~04

2007-05-15 19:02:29 | Books
2月
五十嵐貴久「FAKE」幻冬舎
伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」新潮社
佐藤多佳子「一瞬の風になれ 第一部~第三部」講談社
ロイス・マクスター・ビジョルド「チャリオンの影 上、下」創元推理文庫
北方謙三「水滸伝(五)」集英社文庫
あさのあつこ「NO.6(2)」講談社文庫
芦原すなお「ミミズクとオリーブ」創元推理文庫(再読)
芦原すなお「嫁洗い池」創元推理文庫(再読)
芦原すなお「わが身世にふる、じじわかし」創元推理文庫

3月
松尾由美「九月の恋と出会うまで」新潮社
アン・アギューラ「わたしが殺された理由」ハヤカワ文庫
北方謙三「水滸伝(六)」集英社文庫
ディビッド・ウェーバー「反逆者の月」ハヤカワ文庫
井上祐美子「臨安水滸伝」文春文庫(再)
シャンナ・スウェンドソン「ニューヨークの魔法使い」創元推理文庫(再)
シャンナ・スウェンドソン「赤い靴の誘惑」創元推理文庫

4月
上橋菜穂子「精霊の守り人」新潮文庫
志水辰夫「青に候」新潮社
畠中恵「まんまこと」文藝春秋
高野和明「幽霊人命救助隊」文春文庫
アリス・キンバリー「幽霊探偵の五セント硬貨」ランダムハウス講談社
五十嵐貴久「TVJ」文藝春秋
北方謙三「水滸伝(七)」集英社文庫
ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック「銀河おさわがせ執事」ハヤカワ文庫


今月……っていうか3カ月分のひと言

一部では死亡説も流れてるとか流れてないとか、
ということで本当に久しぶりの読書サル。
全体に少のうございます。バカみたいに働いてたらしいです。
やなことは忘れちゃうので、ま、詳しくは覚えてませんが。

佐藤多佳子の青春小説は、かなり完成度高し。
授業シーンがほぼ皆無という、部活に身も心も捧げまくった主人公の
ある意味潔い小説でした(笑)。

シャンナ・スウェンドソンの“魔法株式会社”シリーズは
こっそりかなり楽しみにしてるシリーズ。
新刊を買って、もったいないから既刊を再読するくらいなので。
ファンタジーと企業小説(ソフトめ)という組み合わせがやけにツボ。
ついでに芦原すなおのシリーズも再読。

ロイス・マクスター・ビジョルドのは、新シリーズ。
既刊単発の「スピリット・リング」とは別の、ファンタジー。
創元社の超スローペースな発刊に合わせ、こちらも再読しそうな勢い。
外国の女性作家でSFを書く人って、なんでこんなにちゃんとドライなんだろ。
そこらへんがとても心地よいのですよ。
ちなみに、主人公は全編を通して“体調悪い”んです(笑)。
そういう意味でも、画期的な作品。

上橋菜穂子は、どしどし続刊を文庫化してほしいのだけど
新潮文庫め、出し惜しみか?

志水辰夫の“初時代物”は、残念ながらイマイチ。
彼の書く主人公のそっけなさは、イメージ的に時代物にマッチしてそうだけど
だからこそ逆に埋もれちゃったかなぁ。

松尾由美、畠中恵、五十嵐貴久、伊坂幸太郎などの
いつもの「新刊出たら追いかけます」な作家さんたちは、
ま、いいの、読めて幸せ。

今月はとある新刊書の制作に着手するので、きちんと本を読む所存。
使う単語、言い回し、リズム。
頭の中が日本語になってないと、選択肢が狭まっちゃうからね。

読書するサルの備忘メモ 06’12~07’01

2007-02-13 03:33:17 | Books
12月
加納朋子「モノレールねこ」文藝春秋
松尾由美「安楽椅子探偵アーチー」創元推理(再読)
松尾由美「安楽椅子探偵アーチー オランダ水牛の謎」創元推理
ローレンス・ブロック「死への祈り」二見文庫
柴田よしき「Vヴィレッジの殺人」祥伝社文庫(再)
柴田よしき「クリスマスローズの殺人」祥伝社文庫

1月
福田政史「七人の奇妙な依頼人」双葉文庫
奥田英朗「真夜中のマーチ」集英社文庫
北方謙三「水滸伝(三)」集英社文庫
北方謙三「水滸伝(四)」集英社文庫
東山彰良「ラム&コーク」宝島社
水原秀策「サウスポー・キラー」宝島文庫
水原秀策「黒と白の殺意」宝島社
ローレル・K・ハミルトン「亡者のサーカス」ヴィレッジブックス
五十嵐貴久「安政五年の大脱走」幻冬舎文庫


ふた月分のひと言:
まぁ、何というか、途轍もなく忙しかった2ヶ月にしては
上々の冊数かと。逃避も少なかったから(笑)、この程度でしょう。

微妙な小規模フェア(水原秀策)があったり、
相変わらずの北方水滸伝があったり
愛するローレンス・ブロックの新作があったり、
やっとハミルトンのアニタ・ブレイクシリーズの2冊目が出たり。
読む本に事欠かなかったことだけは確か。
この2ヶ月で、ハズレはなかったなぁ。

実は、読破してないので反映してないけど、並行で読んでる本が
このほかに4冊ほどあったりして。
そのときそのときで、読みたい本が違うんです。
一回手をつけたら最後まで終わらせないと気が済まない、とか
それほど潔癖性じゃないので。
こういう読み方をするから、脅迫観念的にならずに人生送れてるのかも。

読書するサルの備忘メモ 06’ 10、11

2006-12-06 00:41:01 | Books
10月

東直己「駆けてきた少女」ハヤカワ文庫
樋口有介「ピース」中央公論新社
大沢在昌「狼花」光文社
梶尾真治「サラマンダー殲滅(上下)」光文社文庫
川端裕人「銀河のワールドカップ」集英社
坂木司「シンデレラ・ティース」光文社
北森鴻「親不孝通りディテクティブ」実業之日本社(再読)
北森鴻「親不孝通りラプソディー」実業之日本社
沢木冬吾「償いの椅子」角川文庫

この月のひと言:
「駆けてきた少女」は、「ススキノハーフボイルド」のアナザーストーリー。
「ピース」は、どうしても分からない伏線があって消化悪し。
「親不孝~」シリーズは、ああいう時間軸にしないで、
もう少しシリーズっぽい進め方をしてもよかったのになあ。残念。
「償いの椅子」は、資金調達に関する葛藤がほぼゼロだったことが不満。
それ以外は非常にできがいいと思います。
ほかの作品も……って思うけど、みんなハードカバーなんだよね。


11月
竹内真「自転車少年記~あの風の中へ」新潮社文庫
北方謙三「水滸伝(一)」集英社文庫
北方謙三「水滸伝(二)」集英社文庫
北森鴻「凶笑面~蓮丈那智フィールドファイルⅠ」新潮文庫(再読)
北森鴻「触身仏~蓮丈那智フィールドファイルⅡ」新潮社(再読)
北森鴻「写楽・考~蓮丈那智フィールドファイルⅢ」新潮社
ディック・フランシス「勝利」ハヤカワ文庫
あさのあつこ「NO.6(1)」講談社文庫
柴田よしき「時の鐘を君と鳴らそう」光文社文庫
大沢在昌「Kの日々」双葉社
武田ティエン「月が100回沈めば」宝島社

とうとう手を出してしまいました。我が校の先輩、北方の謙ちゃん。
実は彼のハードボイルドはイマイチだと感じていて敬遠してたんだけども、
いやあ「水滸伝」はいい!
原典がバラバラなものだから、主要人物がいきなり消えたり、
途中で一気に人数が増えたりして、とてもバランスが悪いものなんだけど
そこに独自の解釈を入れ込んだりしつつ、人物ごとにかなり血肉を通わせることに成功してる。
まだまだ続くので、これは楽しみ。
光栄、水滸伝のゲームをリニューアルしないかなあ。
最後に金が上から攻めてきて、だだだっと画面が金の文字になっちゃうあのエンディング
好きだったんだけどなあ(笑)。
「月が100回沈めば」が超拾いもの。いい出来っす。次も買いますよ、ティエン。

長くなっちゃうけど、もう少し。
先月の「狼花」もそうだけど、今月の「Kとの日々」を読んで強く思ったこと。
最近の大沢在昌は、手慣れすぎな気がする。
複雑なプロットを作り上げる手腕は評価できるんだけど、
そのプロットを追うだけで1冊終わっちゃう感じ。
出来事があまり起きない。でも、読ませる。読ませられるから、そのまま。
……みたいな悪循環。
つまらなくはない、ってところがねえ。困ったもんです。
好きなんだけどさ。


五十嵐貴久氏来訪記念(笑)

2006-10-22 19:49:54 | Books
いやぁ、恐ろしいですね、インターネット(笑)。

あくまでも自分のための記事である「読書するサルの備忘メモ」なのですが
(なにせ、感想メモではなく、備忘メモですから)
一部、奇特にも購入の参考にしてくださっている方がいらっしゃったりします。
まぁ、そこまでは「友人レベル」の、オレのことを知ってる人がキャラ込みで
参考にするんだから、あの程度の情報量でいいや、と高をくくっていました。

そしたらね、お客さん。
来ちゃったんですよ。ご本人。
今年の7月のサル備忘メモで取り上げた『1985年の奇跡』の作者の方が。
五十嵐さんが。
ご丁寧にコメントを下さって……。

6月末から7月頭にかけて、何の拍子か
「学生野球モノ」を立て続けに読んだんです。
で、6月の記事には、ちょっと詳しく
『イレギュラー』の感想なんか書いちゃってるんですね。

で、7月。さらに五十嵐氏の作品やら、あさの氏の作品やらを読んで
我ながらちょっと気恥ずかしくて……。
なにせ、高校野球嫌い、って言い張ってる人なのに、
作品は文句なく面白かったんだもん。
だから、もう、感想なんてちょびっとで、ヘルメットの話とかしてるんです。
ええ、照れ隠しです。

なのに!
ご本人が読んじゃって、しかも、お礼なんぞ言われちゃって……。

実は、オレもこういうこと、したことがありますのですよ。
教科書シリーズ書いたときに、感想を書いてくれているブログとかを巡って
嬉しいひと言があったりしたら、書き込んでみたり。
でもねえ。
オレのサル備忘メモのような、ある意味爽やかなほどに見当違いの記事には
やっぱり書き込まないわけで……。



五十嵐貴久様
ようこそ、おいでくださいました。
同系統のテーマのものを読んだ直後にも拘わらず、
貴兄の作品は、とても楽しかったです。
文章を読むと、どこかオレ自身に通じる「飽きっぽさ」を持ってる人のようにも思え、
でも、伏線をずーーーっと伏せておく気の長さもあって
お陰でニヤニヤしながら拝読することができました。
益々のご活躍、陰ながらお祈り申し上げております。



ということで、本人来訪記念言い訳記事、でございました。


読書するサルの備忘メモ 06’ 09

2006-10-01 17:17:19 | Books
9月
今野敏「曙光の街」文春文庫
柴田よしき「シーセッド・ヒーセッド」実業之日本社
F・ポール・ウィルソン「マンハッタンの戦慄(上、下)」扶桑社ミステリー
F・ポール・ウィルソン「神と悪魔の遺産(上、下)」扶桑社ミステリー
F・ポール・ウィルソン「異界への扉」扶桑社ミステリー
F・ポール・ウィルソン「悪夢の秘薬(上、下)」扶桑社ミステリー
F・ポール・ウィルソン「見えない敵(上、下)」扶桑社ミステリー
F・ポール・ウィルソン「幽霊屋敷の秘密(上、下)」扶桑社ミステリー
F・ポール・ウィルソン「深淵からの脅威(上、下)」扶桑社ミステリー


今月のひと言:

えーと。
ごくごく少数ながら、このサルメモを
本購入の一助にしてくださってる方がいるようなのですが……
今月、まったく役に立ちません!(笑)
ウィルソンの「始末屋ジャックシリーズ」祭、です。
朋友jojoくんが愛読しているシリーズなので、読んでみるか、と。

これ、ジャンル分けをするとすれば「ハードボイルド・ホラー」でしょうか。
ホラーと言っても、恐がりなオレのこと、本格派を読むわけがございません。
クトゥルー神話の世界観をちびっと借りてるところが、
カテゴライズとしてホラーなだけで、怖さはほぼ無いのです。

一切の公的記録に残らない、アウトローなジャックが、
何故か「異界」の意志と戦うハメになる、そんな話です。
つまり、敵がギャングだったりシリアルキラーである代わりに、
バケモンなんですよ(笑)。

物語的にもう一ひねりあれば、アンドリュー・ヴァクスに肉薄するんだけどなあ。
ディテールも悪くないし。
……ともあれ、楽しんでます。


読書するサルの備忘メモ 06’ 08

2006-09-03 19:22:48 | Books
8月
高千穂遥「自転車で痩せた人」NHK出版
柴田よしき「フォー・ディア・ライフ」講談社文庫(再読)
柴田よしき「フォー・ユア・プレジャー」講談社(再読)
柴田よしき「星の海を君と泳ごう」光文社文庫
呉智英「犬儒派だもの」双葉文庫
今野敏「白夜街道」文藝春秋社

今月のひと言:
す……少ない!
というのも、実は「一気に読もう」と買い溜めてあるシリーズものが3つあったり
そっちの購買欲で読書欲が削られてるようで。

なんてことはさておき、今月言いたいのは
「しっかりしろ! 文藝春秋社!」です。

某hanabi嬢はご存じのことなのだけども、実はオレ、こっそり今野敏コレクターなんです。
この人、最近になってやっと吉川英治文学新人賞なんてものを受賞しましたが
ずーーーーっと昔から、きっちり作品をたくさん書き飛ばしている
日本版ペイパーバックライター。
基本、格闘系の人で(自身も道場持ってたり)、言うなればライトノベルの人。
しかしここ数年、ベイエリア署シリーズ(これ、警察小説の傑作だと思う)などを書き、
ツウの間でも再評価な人なんですよ。

でもね、売れないの。
何でだか、売れないの。

だからね。
「新刊の帯にくらい、シリーズ既刊の案内を書け、文藝春秋!」

棚営業も弱いし、ラインナップも強くないんだからさあ、
せめて「販売時の機会損失」だけは、避けようよ……。
巻末に1P、既刊を紹介するんだったら、帯に書こう、ね。
人は「ついでに」って買うものだからさあ。

ってことで、2冊(現在)のシリーズなのに、
これから1冊目ですよ、読むの。ええ、ちゃんと買いましたよ。

ほんと、そこまで考えて新刊出してあげてくださいませ、編集さん。
もちろん、読者に対しても不親切です。

読書するサルの備忘メモ 06’07

2006-08-02 22:24:28 | Books
7月
五十嵐貴久「1985年の奇跡」双葉文庫
田忠司「ミステリなふたり」幻冬社文庫
あさのあつこ「バッテリー Ⅴ」角川文庫
スティーヴン・ブルースト「虐げられしテクラ」ハヤカワ文庫
川端裕人「川の名前」ハヤカワ文庫
シャンナ・スウェンドソン「ニューヨークの魔法使い」創元推理文庫
加納朋子「コッペリア」講談社文庫
疋田智「自転車ツーキニスト」知恵の森文庫
L・M・ビジョルド「メモリー(上、下)」創元SF文庫

今月のひと言:
先月末から引き続き、月アタマはなぜか「学生野球三昧」となりました。
どれもすごく面白くて、一読巻を置くに……でした。

でも実は、基本、オレは高校野球とか嫌いなんです。
いろいろ書くとアレなんですが、一番嫌いなのは、頭近辺に関すること。
まず、何故坊主頭なのか。
意味が分かりません。
学校の部活動で山に登っていましたが、坊主頭じゃなかったです。
「精神的な部分が大事!」とか言うなら、一歩踏み外したら転落&事故死の登山こそ
坊主頭にするべきでしょうに……。
あ、あと、守備の時の帽子のヘンな折り目も気にくわなくて……
って、ひと言じゃないですね、失礼。

後は、待望のシリーズ最新刊があり、これから期待できるシリーズが始まったり
あからさまな感じで自転車本があったり。
ある意味、ニュース的な備忘メモになりました。

読書するサルの備忘メモ 06’ 06

2006-07-03 02:05:52 | Books
6月
畠中恵「うそうそ」新潮社
東山彰良「ワイルドサイドを歩け」宝島文庫
米村圭伍「紀文大尽舞」新潮文庫
石持浅海「扉は閉ざされたまま」祥伝社
ローレル・K・ハミルトン「十字の刻印を持つふたり」ヴィレッジブックス
野火迅「隠し剣 奥義抄」ヴィレッジブックス
三羽省吾「イレギュラー」角川書店

今月のひと言:
畠中、東山、米村3氏は、外れのない手堅い作家と言っていい感じ。
ちゃーんと面白いしさ。
んでもって、今月の拾い物その1は「十字の刻印を持つふたり」。
ヴァンパイアなどのアンデッドにも人権のあるアメリカ(つまりパラレル・ワールドなんだけどね)が舞台。
これ、本国では人気が高く、シリーズが続いているそうだし、中毒性小説好きとしては、嬉しい。
んでもってその2は、なんといっても「イレギュラー」!
作者の三羽省吾は「太陽がイッパイいっぱい」で注目してたのだけど、なかなか巡り会えなくて久しぶりの再会、って感じ。
彼の文章は、手綱をリリースするときのタイミングの巧さが特徴的。
ボケの使い方とかは、かなりオレのノリに似てる気がするんだけど、それ以外のときの「平らな文」がノーブルで、その押さえ方みたいなものが、とても上手。
で、本作は高校野球大嫌いなオレでも、最後の最後まで、最高に熱く楽しく読めたのですよ。
声出して笑ったし、首筋がぶわっとなるくらい熱くもなれたし。
いやあ、いいわ。

読書するサルの備忘メモ 06’ 04~05

2006-06-01 02:04:54 | Books
4月&5月

北森鴻「深淵のガランス」文藝春秋社
北森鴻「ぶぶ漬け伝説の謎」光文社
伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」祥伝社(再読)
伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」祥伝社
ヒキタクニオ「消し屋A」文春文庫
荻原浩「メリーゴーランド」新潮社
アリス・キンバリー「幽霊屋敷からのメッセージ」ランダムハウス講談社
ロン・グーラート「ゴーストなんかこわくない」扶桑社ミステリー
スティーヴン・ブルースト「策謀のイェンディ」ハヤカワ文庫
米澤穂信「夏季限定トロピカルパフェ事件」創元推理文庫
東直己「熾火」ハルキ文庫
レイ・シャノン「男殺しのロニー」ヴィレッジブックス
東山彰良「愛が噛みつく悪い星」光文社


今月のひと言:

あー。
忙しかった時期があったにせよ、二月でこの量はイマイチです。
集中力が欠けてきているのやもしれませぬ。
あるいは、全国民的に読書量が下降傾向にあるのかも。

そんな傾向に反発するかのように
うちの次男がやっと増刷になりました!

いえい!
嬉しい!
苦労しましたここまで……。
これで、シリーズ4作、すべてが増刷になりました。

このことに関連して
いろいろと思うところもあるのですが
まずはご報告。