ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

お手元に

2005-08-18 00:04:22 | Weblog
17日の朝日新聞朝刊がまだある方、
ぜひ、1面の下段、新刊本の広告をチェックしてくださいませ。

見ましたか?

見ましたね?
















「水煮 三国志」









このインパクトの前には、オレのボケなんて、
ボケなんて、ボケなんて……。

凡庸な不幸

2005-08-11 17:57:22 | Weblog
さてさて。
あなたが女性で、旦那もしくは彼氏の携帯を
ほんの30秒ほどいじくれるチャンスがあるなら、
裏面のバッテリーパックをパカンと外してみてください。

そこになにやら知らない女との2ショットプリクラがあったら
それは確実に
……浮気です。

これはまあ、オレンジオイル成分含有の洗剤とかで
ごしごし洗わないといけないくらいに手垢の付いた、
ありきたりな「証拠」ですね。


んでもって、こっからが本題。
以下は友だちの目撃談を元に話を進めていきますです。

その友だちが乗っていた電車に、とある女性が乗り込んできたそうです。
地味目な顔立ち、地味目な服装のその女性、
友だちの隣の席に座るやいなや、手にした携帯を
メールを打つでもなく、しばらくじーーーーーーっと見つめておりました。
周囲にアンニュイな空気をまき散らし、
素材が地味ながらも、なんだか目が離せない雰囲気。

すると。
その女性、おもむろに携帯をひっくり返し、またもやじーーーーーーっ。
そして、バッテリーパックをパカンと外すと、
そこには比較的大きなサイズのプリクラ。
その女性が、男性と2ショットで写っておりまして、
「3日間、ありがとう」の文字が。

うわわわわわわわわ。

これ、確実に不倫です。
しかも、相手はきっと同じ会社の上司。
出張だかゴルフだか嘘をついて2泊3日の温泉旅行。
「3日間の大切な思い出に……」ってんで撮ったプリクラ。
観光地のご当地バージョンだから、サイズが大きめ。
しかも、文字を書き込んだのはこの女性本人。


もうさぁ、そういうことがね、、
コンマ数秒で想像できちゃうわけですよ。
友だちはこの一部始終を見て、かなり脱力しちゃったのだそうだ。

本人にとっちゃ切なさ炸裂の、人生のメインイベントかもだけどさ、
なんつーか、不幸のヒロインになるならもう少しオリジナリティをね
求めたいっつーか、なんつーか。

凡庸な不幸って、苦笑いするしかないよねえ。

ニクニクしげな今週

2005-08-06 01:31:29 | Weblog
オレの確定申告を一手に引き受けてくださってる素敵なお姉さまを、
日ごろの感謝の念も込めつつ、かなーりイイ焼肉屋にご招待。
そもそも高い、っつーのに、自分から率先して「肉以外のオーダー無し」の方向を打ち出し
もう、肉肉肉の肉三昧。

その翌々日、一条師匠との飲みのときにも、何でだか焼肉に。
麻布十番にある、美味しいけどリーズナブルで有名な焼肉屋。
そこでも「あの壁に貼ってある『当店人気ランキング』の上から5個、
全部持ってきて」的な、プチバブリーなオーダーしたりして。

そんなこんなでニクニクな週だったのに、
繁華街で昼飯をとっとと済ませようと店を選んでたら
足が無意識に吉野家に。

そんなに肉食って、どうする?




しかし、それ以外の食生活が結構質素だったんで、
きちんと体重落ちてますのことよ。
ふふふふふ。

『キレイ』

2005-08-01 00:44:20 | Weblog
木曜日、松尾スズキ/作・演出の『キレイ』を見てきました。

オレはどうも、芝居や映画を見た直後に「感想」を語るのが苦手なんです。
なので、少し寝かしての記事アップなのです……が。

楽しかったのですよ、確実に。
オレ自身は「松尾スズキ、代役・鈴木蘭々」のふたつしか事前情報がなかったので、
クドカンが出てることすら知らず、まっさらな状態で見られたし。

「初演の方が良かった」とかいろいろ風評は聞くのですが、
脚本はきっちり練られてたし、笑えるところは笑えたし。
「へぇ、これが松尾ちゃんワールドね」と素直に面白かった。

でもね。
ううーん、何というか。
どうだろ? って感じで。

完成度は大事。
練習度も大事。
そういうところはクリアしてた、確かに。
でも、充足感がなかったなぁ。
見終わった後、素直に感じたのは「これで9000円はあり得ない」でした。

そもそも、オールスターキャスト、って萌えないんです。
あんまりミーハーではないので、脚本と演出さえしっかりしていれば。
もしも、この入場料がそこらへんに少しでも起因してるなら、残念な限り。

5000円の満足度。
でも、野田秀樹よりは、マシ(笑)。



あ、あと、松尾ちゃんは、きっと「不器用な女好き」だと思いました。
あの脚本からするに。
仲間っぽい(笑)。