ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

お仕事サイト更新!

2005-12-28 02:58:35 | お仕事告知
「最新の仕事が反映されてねぇじゃねえか!」
という各方面からのご指摘を受けて、
仕事用のサイトを更新しました。

っていうか、更新して貰った、のですけどもね。
餅は餅屋。
サイトを作るなら、センスのある人に。

イイ感じっす。

あ、BBSも管理し始めました。
いつの間にか、出会い系告知掲示板に成り下がってましたので(笑)。
よかったら、行ってみてくださいまし。

お誕生日おめでとう

2005-12-25 01:00:09 | Weblog
日付が変わり、誕生日ですね。
おめでとう。

2004回目の誕生日です。
あなたのお陰で生きる希望を見つけた人は、何億人もいるでしょう。
でも、あなたのことをダシにして、他の国の人を殺した人も大勢います。
これまでもそうでしたが、これからもそうでしょう。
きっと、救った人と同じ数だけ、あなたのせいで死んでいくのです。

でも、あなたのせいだけじゃありません。
すべては、言葉を受け取る人の心のあり方です。

言葉は怖いです。
でも、強いのです。

無条件に受け入れる愚かさも、
無神経に発する軽率さも、
きっとオレから完璧になくなることはないでしょう。

だから、こんな日くらいはあなたのことを思い出して
ちょっとだけ神妙になってみます。
ハグもキスもセックスもアルコールもケーキもチキンも無しで。




メリークリスマス。

進みません

2005-12-22 17:44:04 | Weblog
現在、某雑誌の編集作業と某書籍の執筆作業をしているのですが、
これがまたどうにもこうにも、進みません。

ので、最近お知り合いになったTHE STRIPESのノリヤス氏の文章目当てに
彼らのオフィシャルブログのバックナンバーなんぞをつらつら見てたのですよ。
そしたら、まぁバックナンバーなので、「愛・地球博」のネタなどがありまして。

で、思いついてしまったんです。







「愛・車中泊」


いや!
だから!
面白くないことは重々承知で、しかもタイミングを外したりしてるし
それよりも何よりも、こんなこと日本中で7000万人くらい思いついてるだろうし……
って、本当にそうか? と思いまして
ググッてみました。




いないじゃん!
オレと一緒にピュアなハートを分かち合う
カインドフルなソウルメイトは日本にはいないのね!
かといって、ai,syatuu-hakuとかでグローバルに検索するのは
ぐっと我慢しました。





と、なんだかいろんな意味で物寂しい渋谷の夕方です。



▽▽▽
『教育欲を取り戻せ!』(NHK出版)絶賛発売中。

買っちゃいました

2005-12-22 03:33:51 | Weblog
ほぼ滅多に衝動買いしないワタクシなのですが、
買っちゃいました。

店頭で実物を見て、心は動かされていたのですよ、すでに。
で、本日ネットにて購入。

ビクトリノックス
スイスメモリー・フライト 256MB

カッコイイんだかばかばかしいんだか。
ううーん。
嬉しい。



▽▽▽
『教育欲を取り戻せ!』(NHK出版)絶賛発売中。

渋谷公園通りの奇跡

2005-12-20 01:34:57 | Weblog
ちょっといいことがあったので、ご報告。


今日、取材と所用の間に一瞬時間が空き、
渋谷の某ホテルでコーヒーを飲みつつ打海文三なんぞを読んでいたのですね。
すると、目の前に人の立つ気配。
視線を上げるとボタンダウンのシャツにアスコットタイという
小洒落たいでたちの紳士。
「?」と目で問いながら耳からKOSSのヘッドフォンを抜き取ると……。

「あのぅ、『シネマスク』の取材でお会いしましたよね?」
とおっしゃる。
確かにワタクシ、そのような名前の雑誌の編集をしておりました。
ソニーマガジンズが「出版社」ではなく「ソニーの単なる出版部門」であったがために、
あっさり撤退&廃刊になってしまった、幻の映画雑誌です。
「はい、確かにその雑誌の編集をしておりましたが」
「やっぱり! さっきからそうじゃないかなと思って見ていたんですよ」

そう言われても、かれこれ5年前です。
思い出せません。
なんだか立派な紳士にあんまり知り合いはいないし、
もしかしたらお世話になった映画会社の偉い人かしら……と思いつつ、
「あのぅ、えーと、失礼ですけど……」
と、聞いちゃったのですね。
そしたら。




金子修介です」

んががががが!
失礼つかまつりましたっ!!!

そういえば、誰がどう見ても金子監督じゃないですか!!!
(そういえば、と言ってる時点でダメですが)

金子監督は『クロスファイア』という映画の取材でお世話になりました。

矢田亜希子、伊藤英明、桃井かおりの3氏を取材したり。
もちろん金子監督にも話を聞いたのだけれども、
そういうちゃんとしたインタビューのときだけでなく、
現場でうろうろしているオレたちに声をかけてくれたり、
とってもとっても親切にしてくれたのでした。

「いやあいやあ、綺麗な恰好してたから、気が付きませんでした!」と
失礼に失礼を重ねたり、
「その節は大変お世話になりました」とか、
その後の『シネマスク』の無念のことを話したり。

「記事がとても面白かったので、
あれから本屋とかで探したんだけど、どこにも売って無くてね……」
そう金子監督が言ってくれて、本当に嬉しかったんですよ。


この仕事、読者はもちろん、取材対象者から「記事の感想」を聞くことなんて、
ほとんど無いんです。
そんな珍しいケースな上に、オレの顔まで覚えていてくれて……。

金子監督はこのとき、スタッフの人たちと
来年クランクインするとある映画の打ち合わせに来ていたそうです。
聞けばみんな「えぇ? アレを映画化するんだ!?」と驚くような企画なんですが、
それをオレがココで言っちゃうのも何なんで、ここはひとつ黙っておきます。
こうご期待、ってことで。




しかし。
本当に嬉しかったなぁ。
金子監督、ありがとうございました。
また機会があれば、お会いしたいです。


水に母、とも書きます。雲に母だと、ウンモです。

2005-12-15 18:55:56 | Weblog
いきなり大上段でご無礼つかまつります、なのだけど。

何かの事柄を「知らない」ということは、古来恥ずかしいことでした。
だから「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」と、ワンセットで語られ、
聞く事自体恥ずかしいけどさ、でも、ほら、
知らないで死んじゃうよりはなんぼかいいからさ、
今すぐ聞いときな、と諭してきたわけです。
いや、オレがではなくて先人が、ですけども。

しかしながら無知に対するハードルは、
加速度的に低くなりつつある今日この頃だったりします。
で、本日の本題。
今日聞いた、衝撃の事実。

海の中をふわふわ漂い、最近では巨大化したヤツらが
漁業関係者に深刻なダメージを与えている、あのクラゲ。
皆さんご存じの通り、クラゲは漢字で書くと「海月」です。
ところがですよ。
これを「みづき」と読ませて、子どもの名前にしちゃう親がいるそうなんです。

うわわわわわわ。
あいたたたたた。

遠因は、名前に使える漢字が増えたことだと言えるでしょう。
現在、常用漢字1945字と人名漢字284字が使用可能なのだとか。
たがが外れると侍の首もぽーんと飛ぶくらいですから、
まぁ、規制が解かれて勢いは出ちゃうんでしょう。

しかし、ですよ。
アタマの片隅にでも「海月と書いてクラゲ」という知識さえあれば、
なんつーか、避けませんか?

そりゃ、小学校で「やーい、クラゲクラゲ~」と
正しい読み方を駆使していじめるアカデミックな子がいるとも思えませんが。
しかし、自分の名前がちょっとした腔腸動物だったと気が付いたみづきちゃんの
そのショックたるや測りしれません。



放課後、友だちとのおしゃべりに興じてしまい、
うっかり門限を破ってしまった海月(15歳)。
帰宅すると、既に帰っていた父(43歳)がダイニングテーブルで、
不機嫌さを隠そうともせずにビールを飲んでいた。
父「今何時だと思ってるんだ」
娘「……」
父「こういう小さな約束事も守れなくて、どうするんだ。
大体、真面目に勉強はしてるのか?
こないだの中間テストの結果もいまいちだったし」
娘「……それとこれとは関係ないじゃない」
父「関係はあるだろう! 学生の本分は勉強だ。
毎日の知識の積み重ねが大事だって、父さんいつも言ってるだろ!」
娘「……」
父「何だ、言いたいことがあるんなら、はっきり言いなさい」



娘「クラゲも書けねえヤツが、知識うんぬん語るんじゃねえ!」




恐ろしいことです。




あ、樹理亜、とかももちろんどうかと……。

『教育欲を取り戻せ!』

2005-12-10 16:22:08 | お仕事告知
やっとできあがりました。
暢気に作業してたのが災いして、ラストは地獄でしたが。
まぁ、それもいつものこと。
ってことで、皆様に宣伝申し上げる所存でございます。

12/10(土)、つまり今日ですが
オレが編集に携わった本が
発売になりました。
『教育欲を取り戻せ!』(NHK出版/生活人新書)
著者は斎藤孝氏。
あの『声に出して読みたい日本語』の作者であり、
あの『にほんごであそぼ』の監修者であり、
DakaraのCMで腕をぐるぐる回してた人であり、
オレと同じますかけの手相の持ち主でもあります。

内容は、人間が誰しも持っている欲求の一つに
「教育欲」なるものがあるのではないか、という考え方に立脚し
人を教育することの有意義さ、上手に教育欲を噴出させることの大事さ、
などなどでございます。

一見アカデミックな内容ながら、
恋愛における男女の教育欲とはなんぞや、とか
親子関係の教育に関する成功例と失敗例、
夏目漱石が垣間見せた洗練された教育のエピソードとか
なかなかに面白い読み物としても成立していると思います。

よかったら、書店で手にとってぱらぱらと立ち読みし、
「あ、うっかりこんなに読んじゃった」と思ったら
お買い求め下さい。

あ、jojoくんも一緒にたくさん手伝ってます。
彼のファンの方も、是非!(笑)


今日からロイを名乗ります

2005-12-08 02:05:00 | Weblog
誕生日だったので、短いのだけど携帯に
おめでとう、のメールを打ったのです。
すると、しばらくして、返事が来たのです。

「ありがとうございました
とてもうれしいです ありがとう。
ロイくんも風邪などひかぬようにね、
またメールを下さい。
本当にありがとう」

短い文面の中に3回も「ありがとう」があるのだけど
今回の突っ込みどころはそこではありません。




えーと。
これ、母からのメールです。



ええ、実の母からも「ロイ」呼ばわりです。
しかも、くん付けです。
この微妙な距離感、たまりません。








今日から、胸を張ってロイを名乗ります。
お母さん公認です。ゲームソフトだって中古屋に売れます。公認ですから。
えっへん。


読書するサル備忘メモ 05’10&11

2005-12-02 17:13:16 | Books
10月
打海文三「時には懺悔を」角川文庫
打海文三「苦い娘」中公文庫
打海文三「そこに薔薇があった」中公文庫
打海文三「兇眼」徳間文庫
打海文三「されど修羅ゆく君は」徳間書店
打海文三「愛と悔恨のカーニバル」徳間書店
打海文三「ロビンソンの家」中央公論社C☆NOVELS
打海文三「一九七二年のレイニー・ラウ」小学館
伊坂幸太郎「魔王」講談社
大沢在昌「亡命者 ザ・ジョーカー」講談社

11月
ハーラン・コーベン「唇を閉ざせ(上・下)」講談社文庫
本多孝好「MOMENT」集英社文庫
ブライアン・ジェイクス「海賊船の財宝」早川書房
芦原すなお「雪のマズルカ」創元推理文庫
ロバート・クレイス「破壊天使(上・下)」講談社文庫

ひと言:
今月も相変わらず文三フェア。
「ロビンソンの家」を読んでから「一九七二年の~」を読むと
とてつもなく幸せ。
小説家とはなんぞや、ということにも触れられる気がする。
あくまでも、気がするだけ。
そんなことどーでもよくても、文三ちゃんは面白い。

もちろん幸太郎ちゃんは、素晴らしい。
そろそろどっしりながーいのを読みたい。
何なら1年くらい読めなくてもいいから……。