ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

本日のロイさん

2006-12-25 00:14:28 | Weblog
かなり遅い時間に起き出しました。
何だか変な体勢で寝てました。
起きてしばらくしたら、背中の左半分が、激しく痛みました。
寝違えたようです。

あまりの痛みに、鎮痛剤を飲みました。
何をするにも気力が湧かず、うっかりPCを立ち上げて、仕事をしました。
進みました。

夕方、思い立って友人のライブに出掛けました。
ひねると痛いので、正しい姿勢での移動です。
そして、背筋を伸ばして観戦しました。
堪能しました。
ライブ会場に来ていた黒のラブラドールを構いまくりました。
オスでした。

さっさと帰ってきました。
どうやらクリスマス・イヴとやらだったらしいです、今日。

皆様は、いかがお過ごしでしたか?

読書するサルの備忘メモ 06’ 10、11

2006-12-06 00:41:01 | Books
10月

東直己「駆けてきた少女」ハヤカワ文庫
樋口有介「ピース」中央公論新社
大沢在昌「狼花」光文社
梶尾真治「サラマンダー殲滅(上下)」光文社文庫
川端裕人「銀河のワールドカップ」集英社
坂木司「シンデレラ・ティース」光文社
北森鴻「親不孝通りディテクティブ」実業之日本社(再読)
北森鴻「親不孝通りラプソディー」実業之日本社
沢木冬吾「償いの椅子」角川文庫

この月のひと言:
「駆けてきた少女」は、「ススキノハーフボイルド」のアナザーストーリー。
「ピース」は、どうしても分からない伏線があって消化悪し。
「親不孝~」シリーズは、ああいう時間軸にしないで、
もう少しシリーズっぽい進め方をしてもよかったのになあ。残念。
「償いの椅子」は、資金調達に関する葛藤がほぼゼロだったことが不満。
それ以外は非常にできがいいと思います。
ほかの作品も……って思うけど、みんなハードカバーなんだよね。


11月
竹内真「自転車少年記~あの風の中へ」新潮社文庫
北方謙三「水滸伝(一)」集英社文庫
北方謙三「水滸伝(二)」集英社文庫
北森鴻「凶笑面~蓮丈那智フィールドファイルⅠ」新潮文庫(再読)
北森鴻「触身仏~蓮丈那智フィールドファイルⅡ」新潮社(再読)
北森鴻「写楽・考~蓮丈那智フィールドファイルⅢ」新潮社
ディック・フランシス「勝利」ハヤカワ文庫
あさのあつこ「NO.6(1)」講談社文庫
柴田よしき「時の鐘を君と鳴らそう」光文社文庫
大沢在昌「Kの日々」双葉社
武田ティエン「月が100回沈めば」宝島社

とうとう手を出してしまいました。我が校の先輩、北方の謙ちゃん。
実は彼のハードボイルドはイマイチだと感じていて敬遠してたんだけども、
いやあ「水滸伝」はいい!
原典がバラバラなものだから、主要人物がいきなり消えたり、
途中で一気に人数が増えたりして、とてもバランスが悪いものなんだけど
そこに独自の解釈を入れ込んだりしつつ、人物ごとにかなり血肉を通わせることに成功してる。
まだまだ続くので、これは楽しみ。
光栄、水滸伝のゲームをリニューアルしないかなあ。
最後に金が上から攻めてきて、だだだっと画面が金の文字になっちゃうあのエンディング
好きだったんだけどなあ(笑)。
「月が100回沈めば」が超拾いもの。いい出来っす。次も買いますよ、ティエン。

長くなっちゃうけど、もう少し。
先月の「狼花」もそうだけど、今月の「Kとの日々」を読んで強く思ったこと。
最近の大沢在昌は、手慣れすぎな気がする。
複雑なプロットを作り上げる手腕は評価できるんだけど、
そのプロットを追うだけで1冊終わっちゃう感じ。
出来事があまり起きない。でも、読ませる。読ませられるから、そのまま。
……みたいな悪循環。
つまらなくはない、ってところがねえ。困ったもんです。
好きなんだけどさ。