ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

父からのショックな告白

2009-08-19 01:45:10 | Weblog
本日、父の誕生日でした。
今年、満74歳。
日中、移動中に「電話でもかけておこうかな」と一報。

とりあえず「おめでとう」を伝え、お互いに近況報告。
なんやかやと世間話をしている最中に、父親からまさかの告白が。






「オレ、最近、筋トレ初めてさあ。
 胸筋もついてきたよ」





私、負けています。

一昨日、昨日、そして明日

2009-03-14 06:16:50 | Weblog
一昨日。
確かな筋(味覚と感性において信頼できる、の意)からの情報で知った
銀座の端っこにある居酒屋さんに行ってみる。



見事に食いかけ。
そこそこ大きな海老フライが3本。
その勇姿が台無しです。
っつーかさー。
温かい食い物が出てきて、すぐに箸をつけないなんて、オレには出来ませんよ!
ビールは先に出て来るし、突き出しも美味しそうだったし!
無理なんです!
ということで、美しくない写真をまずは一枚アップ。

昨日。
読売新聞毎週水曜日夕刊の「popstyle」と、講談社『TOKYO★1週間』とのコラボ企画、
「ムチャぶり大作戦」の取材が最終回でした。
これは、前の企画「恋ナビ対決」から続いてきたもの。
石田純一→青田典子→IKKOと続き、
企画内容が変わってからはガッツ石松&SHEILAのコメント取材をやってきましたのです。
で。
本日は、ガッツさんの取材で最終回。



取材後によく食事に誘っていただいてたのだけど、今日は大人数でファイナル。
終ってしまう寂しさと、
いつも以上にサービス精神旺盛だったガッツさんに笑わせてもらったりした楽しさと、
ミックスで時間の過ぎるのが早かったです。
また、機会があれば一緒に仕事したいな、と。

そして、今日。
日付が変わって、今日。
超お久しぶりの、Plastic Soul Bandワンマンライブ。



3月14日(土)
Life House NORO(看板には「自然郷のろ」と書いてあります)
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-11-3 いづみビルB1F
0422-49-4915

Open:18:00
Start:19:00
料金:予約2,500円 当日3,000円(ドリンク別)

狭いお店ですので、電話をかけて予約をしてください。
ま、多分平気ですが。
もちろん、オレも行きます。
この店では、瓶のエビスをラッパ飲み、が正しいスタイル(笑)。
肩肘張らない、楽しいライブです。
2ステージたっぷり。
興が乗れば、客も踊ります。
よかったら、一緒に行きましょう。

……あ。
やけに「日記っぽいタイトルだなあ」と思ったあなた。
大正解!
「日付が変わって今日、ライブだよー」という告知なのでした!

そうか、コマルハナバチか!

2008-02-06 23:09:07 | Weblog
誰に話してもまったくもって共感を得られなかった「ライポン」。
刺さない蜂で、足に糸をくくりつけて飛ばして遊んだりしたものだけど、だーれも知らなかった。
正式名称も分からぬまま、あれは幼い頃の幻想? くらいに自分の記憶を疑っていたワタクシですが、どうやらきちんと実在したようです。

以下、一部を引用。
トラックバックもしました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ライポン」という蜂をご存知だろうか。
ミツバチくらいの大きさで、黄色のふかふかした毛に包まれた、なんとも可愛らしい蜂。
それが「ライポン」である。

正式名称「コマルハナバチ」のオス。
ネズミモチの木によく集まってくるのだ。

え?ちょっと待て。そんな名前じゃなかったぞ。という人。
そうなのだ。この「ライポン」という名前、実は東京は目黒区、大田区に限っての、かなりローカルな呼び名なのだ。
そのほかにも、地域によって、「キバチ」「キグマ」「ナルト(!!)」などなど、バラエティに富んだ呼び名があったらしい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そうかー。
10歳近く下の人も、知ってたのか。
嬉しいなあ。

最近はめっきり見ない、とのことだけど、
春になったら、ネズミモチの木を探してみよう、っと。



読書するサルの備忘メモ 07’07~08’01

2008-01-26 10:40:26 | Weblog
7月
本多孝好「真夜中の五分前 side-A、B」新潮文庫
須藤靖貴「フルスウィング」小学館文庫
須藤靖貴「俺はどしゃぶり」光文社文庫
キャロライン・ヘインズ「ダリアハウスの陽気な幽霊」創元推理文庫
大倉崇裕「警官倶楽部」祥伝社
柴田練三郎「われら九人の戦鬼(上、下)」集英社文庫
沢木冬吾「愛こそすべて、と愚か者は言った」角川文庫
北方謙三「水滸伝(十)」集英社文庫

8月
泡坂妻夫「鳥居の赤兵衛」文春文庫
加納朋子「ぐるぐる猿と歌う鳥」講談社
新野剛志「FLY」文春文庫
ジェフ・リンジー「デクスター 幼き者への挽歌」ヴィレッジブックス
井上祐美子「朱唇」中央公論社
北方謙三「水滸伝(十一)」集英社文庫

9月
アリス・キンバリー「幽霊探偵とポーの呪い」ランダムハウス講談社
北方謙三「水滸伝(十二)」集英社文庫
ドン・ウィンズロウ「ストリートキッズ」創元推理文庫(再読)
ドン・ウィンズロウ「仏陀の鏡への道」創元推理文庫(再読)
ドン・ウィンズロウ「高く孤独な道を行け」創元推理文庫(再読)
ドン・ウィンズロウ「ウォータースライドをのぼれ」創元推理文庫
ドン・ウィンズロウ「砂漠で溺れるわけにはいかない」創元推理文庫

10月
菅浩江「末枯れの花守り」角川文庫
滝本竜彦「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」角川文庫
大倉崇裕「オチケン!」理論社
坂木司「ホテルジューシー」角川書店
畠中恵「つくもがみ貸します」角川書店
幾本伸司「スペースプローブ」早川書房
大沢在昌「B.D.T 街の掟」双葉社(再読)
大沢在昌「影絵の騎士」集英社
北方謙三「水滸伝(十三)」集英社文庫

11月
テリル・ランクフォード「惨殺の月夜」扶桑社ミステリー文庫
伊藤洋介「現役サラリーマン言い訳大全」幻冬社文庫
平岩弓枝「御宿かわせみ」文春文庫
平岩弓枝「江戸の子守唄」文春文庫
樋口有介「不良少女」創元推理文庫
樋口有介「彼女はたぶん魔法を使う」講談社文庫(再読)
樋口有介「初恋よ、さよならのキスをしよう」講談社(再読)
樋口有介「探偵は今夜も憂鬱」講談社(再読)
樋口有介「刺青白書」講談社(再読)
樋口有介「夢の終わりとその続き」創元推理文庫
北方謙三「水滸伝(十四)」集英社文庫

12月
平岩弓枝「水郷から来た女」文春文庫
大沢在昌「魔物(上、下)」角川書店
金城一紀「映画篇」集英社
東直己「ライト・グッドバイ」ハヤカワ文庫
北方謙三「水滸伝(十五)」集英社文庫
ロビン・マッキンリィ「サンシャイン&ヴァンパイア(上、下)」扶桑社文庫
原「愚か者死すべし」ハヤカワ文庫


2008年
1月
山本弘「MM9」東京創元社
久保寺健彦「みなさん、さようなら」幻冬舎
久保寺健彦「ブラックジャック・キッド」新潮社
菅浩江「そばかすのフィギュア」ハヤカワ文庫
北森鴻「花の下にて春死なむ」講談社文庫(再読)
北森鴻「桜宵」講談社(再読)
北森鴻「蛍坂」講談社文庫
北森鴻「香菜里屋」を知っていますか」講談社
北方謙三「水滸伝(十六)」集英社文庫
山本弘「シュレディンガーのチョコパフェ」ハヤカワ文庫

今月の……っていうかおさぼり期間中のおまとめコメント

気がついたら7ヶ月分もアップしてませんでした。
待たれてはいないとは言え、サボるにもほどがあります。
そして、今となっては「どんな状況で読んだんだか覚えてない」というていたらく。
ま、いいか。
あ、あけましておめでとうございます(笑)。

沢木冬吾は、これがデビュー作だということなんだけど、もしかしたらこっちの方が面白い。しかし、なんで主人公がみんな足が悪いのか(笑)。
「鳥居の赤兵衛」は泡坂妻夫の宝引きの辰シリーズの新刊。既刊の一覧を見たら、なぜか欠けているのが……。名作なのになあ、なぜでしょ?
そしてウィンズロウのシリーズ最新刊を読むために、一気に再読。微妙に変調して行く様が分かって、一気読みには意味があるなあ。しかし、「ウォータースライド~」は駄作だ、好きだけど(笑)。
「ネガティブ~」は異色作。気になってたらやっぱり映画化。
平岩弓枝を地味に読み始める。新装版ではなく、旧版。地味に面白いのだけど、いやあ、ひどい(笑)。編集者が絶対に気がつかなくてはいけないような間違いが、1冊に1カ所は必ずある。どうした文春。しっかりしろ(笑)。
なぜか柚木シリーズを再読。しかし、こいつはいつもいつも美人に出会うなあ。こういうおっさんになりたい……と思ってたらいつの間にか同世代! どうしましょ!?
金城一紀の短編集「映画篇」で胸を熱くする。この後、たまたま作者ご本人に出会い、ここでもまた編集者の読解力の無さについてのエピソードを聞くことに。思わず「ひでぇ!」と叫んでしまったほど。「どこが?」と思った人は、ぜひ第一話をお読みくださいまし。
SF的には山本弘がやっぱり拾い物。アイディアも畳み掛け方も、かなり一級。これでもう少しだけ読者を焦らせるテクニックがあったら、輸出できるハズ。もうちょっと追いかける予定。
で、香菜里屋シリーズ最終刊のために既刊を一気読み。うーん、暗い(笑)。大好きなんだけど、暗いなあ。近所なんだけど、暗いなあ(笑)。池尻の「プロフェッショナルバー香月」を探すか……。



『企画の教科書 ポケット判』など!

2007-06-23 12:09:02 | Weblog
ということで、昨日の22日(金)に、ついに発売になりました!
『企画の教科書 ポケット判』『企画の教科書2 ポケット判』『初対面の教科書 ポケット判』『時間の教科書 ポケット判』

『教科書シリーズ』って表記だと、一切検索に引っかからないもんで(笑)
しつこい書き方で失礼おば致します。
タイトルに羅列したら、長すぎてダメってgooに言われちゃったのですよ。
なかなか上手くいかないですなあ、ご同輩。



ブック1st渋谷店1階の「注目の新刊書コーナー」です。


同じく4階のビジネス書コーナー。エスカレーター上ったすぐの一角です。


あとは、2階の文庫本のフロアにもお願いしたいのですが……。
ご担当者の方、よろしくお願いいたします(笑)。


いやぁ。
さすがに4冊いちどきに発売すると、見た目もいいなぁ。
可愛い可愛い。

こんな感じで全国大型書店で展開中です。
皆様も、是非、棚差しになってるヤツを面陳にしちゃうなど
地味な応援よろしくお願いします!(笑)



※ ロイ関係者の方で、ある程度数以上の購入を検討中の方はご一報ください。
  相談に乗らせていただきます。
  大人の事情で詳しくは書けませんが!


文庫か!?

2007-05-28 18:16:15 | Weblog
さぁて、相も変わらず、そんなに面白くもない「お仕事告知」でございます(笑)。

実は、あの「おちまさとプロデュース 教科書」シリーズが!
すべて、いっぺんに、無謀にも、文庫本化です!

いえい!

『ポケット判 企画の教科書』
『ポケット判 企画の教科書2 企画火山!』
『ポケット判 初対面の教科書』
『ポケット判 時間の教科書』
発売日:6月22日(金)
定価  :720円+税


帯にも書いちゃうので、先に言っちゃいますが
シリーズ累計10万部突破です!

やほーい!

この部数ですから、本当に大丈夫? と出版社のエライ人に心配をされたり
それよりも主に責任者である編集T沢くんとオレが2人で心配してるのだけど(笑)
それでも出しちゃうんだもん!
この準備で、GW後半は棒に振ったんだもん!
これが売れなかったら、2人で「出社の見込みのない強制的なGW」に突入しちゃうかもだけど!

   

画像を見てもらえると分かるかと思うのですが、実物は、かなり可愛いんですよ、これが。
思わず手に取りたくなるキュートさが売り。
デザインは、シリーズすべてを手がけた職人S木ッチ。
この時点でも中身にこだわりまくりで、作業が遅れてます(笑)。

解説諸氏もビッグネームではないのだけど「へぇ」というラインナップ。
企画を生業にしようとしている若い人たちだけではなく、老若男女に楽しんでもらえる本だということが再確認できました。

まだ発売前なのでamazon等にはリンクを貼っていませんが、発売直前にまた、記事アップします。
皆の衆、よろしくお願いいたします。

産地直送?

2007-03-01 19:14:55 | Weblog
昨日の2/28(水)に、ちょいと白金まで行って参りました。
おちまさと氏がトレンダーズという女性起業を支援する会社の講演に出席する、というので。
都ホテルまで。
もちろん、トークショーも見ましたが、オレが出掛けていったメインの理由は

……売り子。


会場入り口で、編集担当のT沢くんと教科書シリーズを即売したんです。

お陰様でちょっと驚くほど売れたのですが、今回言いたかったのは
そのときの妙な面白さ、です。


だってね、買ってくださったお客さんの誰1人として、
本をビニールに入れたり、お釣りを渡したりしてた人間が
この本を書いたとは、想像もしてないワケですから。

さりげなく内容を説明したり、勧めたりしてた
およそ売り子には不適合な感じのヒゲメガネが、
まさか全作を書いたライターとは、思ってない。
何かこの妙な「作り手の顔が見える、産直販売所」みたいなノリ。

不思議で面白い体験でした。


お買いあげくださった方々、ありがとーございます。
楽しくためになる時間となりますように!

今週末、ライブに行きませんか?

2007-01-08 02:53:01 | Weblog
謹賀新年。
力いっぱいダラリんとした2007年正月松の内。
お陰様でいろいろ滞っておりますが、新年一発目のポストは、皆様にお誘いです。

よかったら、今週末、ライブに行きませんか?

<Plastic Soul Band 2ndアルバム『Wonderful Life』発売記念ワンマンライブ>

■1/13(土)
吉祥寺STAR PINE'S CAFE
■Open:18:00
 Start:19:00
■2,500yen(without Drink)


さて。
いろいろ解説しましょうか(笑)。

バンド名はPlastic Soul Band、通称「プラソル」です。
このバンドは、オレの友人がやっているバンド、
というかメンバー全員が友人のバンドです。
友だちだから、という欲目を抜きにして、聞いていてとにかくカッコイイ、
気持ちいい、もう少し聞かせろこんちくしょう、なバンドです。

ジャンルはソウル、ブルース、ロック。もちろんオリジナル。
ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ホーン、ドラム、の6人編成。
吉祥寺を中心にライブ活動をし、iTunes Music Storeではアメリカ版・日本版とも購入ができるという、
結構ワールドワイドな活動もしています。
Podcastでも番組を配信し、世界中のPodcasterにも楽曲を提供。
BBCの特番で取り上げられたPodcasterもこのプラソル推していたりして、
地理的には、もしかして世界一“広く”聞かれているインディーズバンドかもしれません。

で。
今回、2ndアルバムがリリースされたわけですが。
これがまた。いいのですよ。
オレは普段、iPod Shuffleに適当にぶち込んで聞いているのだけど
どんなメジャー曲の後に再生されても、なーんの遜色もナシ。
心地よさ、完成度、ともに抜群です。

ということで、再度、お誘い。
そんな2ndアルバムのリリースライブ(いわゆるレコ発、ですね)に
ご一緒しませんか?
普段、なかなか生で音楽を聴かない人、
ライブは行くけど固定のアーティストばっかりで、イマイチ広がりがないと感じている人、
ライブハウスに行きたいのだけどなかなかきっかけがない人、
デートがいつも飲み倒れ食い倒れ、なカップル……。

今回のライブ、メンバーの気合いのほどは生半可ではなくて、
うっかり大型のハコを借りちゃっていましてね、
オレとしても動員に協力したいんです。正直。

普段、こーいう場で何かを「勧める」なんてことはあんまりしないのですけど
今回は、別。
2時間たっぷり、楽しませることを、約束します。
「行こうかな?」と思った方、是非、ご連絡ください。
吉祥寺駅で待ち合わせして、お連れします。
で、聞いて、楽しんで、その後ちょっと飲みましょう。

ご連絡、お待ちしてます。

Plastic Soul Band 公式サイト

本日のロイさん

2006-12-25 00:14:28 | Weblog
かなり遅い時間に起き出しました。
何だか変な体勢で寝てました。
起きてしばらくしたら、背中の左半分が、激しく痛みました。
寝違えたようです。

あまりの痛みに、鎮痛剤を飲みました。
何をするにも気力が湧かず、うっかりPCを立ち上げて、仕事をしました。
進みました。

夕方、思い立って友人のライブに出掛けました。
ひねると痛いので、正しい姿勢での移動です。
そして、背筋を伸ばして観戦しました。
堪能しました。
ライブ会場に来ていた黒のラブラドールを構いまくりました。
オスでした。

さっさと帰ってきました。
どうやらクリスマス・イヴとやらだったらしいです、今日。

皆様は、いかがお過ごしでしたか?

新・ipod shuffle

2006-09-13 03:59:57 | Weblog
先日、愛するipod shuffleくんを無くしてしまいまして。
シリコンゴムの黒いカバーなどを付けて愛用してたんですけどね。

ま、データはもちろんitunesに入ってるからよいのですけど、
「買い直す」となると、二の足を踏んじゃうのが人情。
新しいものの素敵さ、魅力が半減しちゃってるわけですから。

そしたらさー!
今さっき、発表になっちゃったよ!
どうよ、どうするよ、コレ!



クリップタイプなのは、実際使ってみないと便利かどうかは分からないけど、
サイズと色は、もう、ずんぴしゃオレ好みなのよ!

いつ買えるの?
っていうか、船便覚悟で今すぐクリックするべき?
1Gで79ドル(日本円で約9,320円)。
現行タイプと価格、変わらないじゃん!
ねえねえ、どうするのよ、オレ!

ブーム再び?

2006-09-10 04:59:24 | Weblog
実は……なんて大げさなことでもないのだけど、オレは落語が好きなのでありました。

小学生の頃、何でだかマイブームが訪れ、寄席に通えばいいものを興津要の分厚い上下巻の古典落語定本なんぞを買い込み、
ゲラゲラ笑っていたのでした。
この頃から、まずは文字、という性向だったのですねぇ。

長じてライターとなり、「東京かわら版」の以前の編集長と知己を得たり、
立川談志師匠を取材する機会があったり、春風亭昇太さんにお目にかかる機会があったりと、
比較的落語に触れるような出来事もありつつ、でもブームは再燃しませんでした。

先だっての名作『タイガー&ドラゴン』で再燃するかと思いきや、やっぱり何だか決定打に欠けたり。

ところが、です。
さすが生の威力はスゴイ。
金曜に、お仕事の関係で立川一門会なる落語の会に足を運ぶ機会があり、
そこで「お、来たか?」ってな具合になってきました。

心の底からとにかく楽しくて……というよりも、
「あぁ、そうか、落語ってこうだった!」と思い出した感じに近かったのです。

「火焔太鼓」「居残り佐平次」「風呂敷」「千早振る」などなど、
古典のネタが本筋に関係無いところでちらりとでてきて、知らなくても楽しめるし、知っていればもっと楽しい、のが落語だったことを再認識。
つまり、ひとつの噺を聞いて楽しむだけでは完結しない、そういう楽しさを提供してくれるのが落語なんです。

どうもちょっと火が点いたらしく、
落語初体験の同行者に生半可な蘊蓄を垂れてしまったり(この人は聡明な上に心が広い)
したのだけど、これを機会にちょっと「生の落語」に触れてみようかな、と。

子供の頃はできなかった寄席通いも、今ならできるかも。
お誘い、お待ちしています(笑)。

一条氏の広告塔疑惑について

2006-08-04 04:36:02 | Weblog
「週刊新潮」の記事を読みました。

彼女の作品の中で扱ったキリスト教の考え方と、かのカルト教団の教義とが
「一読すれば分かる」くらいに同じ、と「事情通」氏が語っています。
それが事実なのだとすれば、両方ともテキストとして読むことの出来るモノですから、
編集部の検証として「同じ考え方だ」と言い切るべきです。
記事なんですから。普通は裏を取ります。
しかし、語ってるのは「事情通」氏です。

つまりこれは、彼女がかの教団の教義を「信仰していた」という報道が
正確ではない、という証左に思えます。
証明し切れてないんです。
(実際、テレビなどで紹介されていたかの教団の教義抜粋を見た限り、
オレとしても「はぁ?」と言わざるを得ないモノでした。
っていうか、彼女が作品作成のために拠ったのは聖書だけです。
なにせ、聖書に手書きのインデックス付けちゃうくらい
全編にわたっていじり倒してましたから。
他人の作った教義なんざ、目じゃないハズです)

彼女は、元々、キリスト教の教義に興味があったことは確かです。
しかし、まかり間違っても、誰かの教えに無批判に従う人じゃありません。
よく言えば独立独歩。
悪く言えば頑固な人ですから(笑)。

実際、興味を持った後は、教会の神父さんに話を聞きに行ったり、
大学で神学のクラスを受講してみたりと、広い取材先を確保して
きっちりと取材をする人なのです。

記事によれば、どうやら、その取材の一環としてかの教団に接触したようです。
もしかしたら、彼女が広告塔として使われたことは事実かも知れません。
窓口になっていた人たちが真面目に聖書を勉強していた若い人たちであったとしたら
彼女の性格上、きっと親切に応対したと思います。
そして、カルト教団ってヤツの末端の人たちは、
教祖の性的嗜好や集金システムなどに疎かったり、
うんざりするほどいい人だったりするんです。

事実関係がどうであるか、は現状まだ明確ではありません。
この先、どういう展開を見せるかも。
ただここで指摘しておきたいのは、つまり
1:一条ゆかりは、ぽっと出の教祖の教えなんかに従順に従うタマじゃない
2:一条ゆかりは、悪意無く近寄ってくる小僧小娘には結構親切
ってことなんです。

それ以外のこと(事実関係をはっきりさせる責任とか、被害者への責任とか)
に関しては、ここでコメントしませんし、
オレがコメントする立場でもありません。
ただ、少なくとも、友だちという立場で彼女のことを考えたとき
オレの知っている彼女と、「週刊新潮」のいかにもな記事中の彼女が
どうにもマッチしない、ということを言いたかっただけです。

内容が内容なので、コメントを返せなかったり、
コメントやTBの削除を行うこともあります。
また、記事自体の削除もあり得ます。
悪しからず。

カケルニ

2006-07-28 20:09:33 | Weblog
結構真面目に粛々と編集部で作業をしているロイでございます。

校正さんのリアクション待ちの時間を利用して
ふらり近所のブックファーストに。
結果的に、持ち帰るのがちょっとイヤなくらい、
買っちゃいました。

でね。
そのとき思ったのだけど。




オレはまぁそこそこ本を読むんですが、
読む本はまず9割方、小説なんです。
仕事の関係とかで実用書を読んだり(そして書いたり)するんだけど
好きで読むのは、小説なんです。

ミステリ、冒険、時代、青春、稀に純文学、恋愛、ファンタジー、SF、超稀にホラー。
そして、それぞれ本邦作品、翻訳作品。ジャンル的には×2。

「日本の女性作家が書いた湿気てる恋愛小説」以外は読む前から敬遠しない、
まぁ、バランスのいい感じで読んでるのではなかろうか、と。

本屋のフロアを巡っていて、自分に聞いてみるんですよ。
「今日は何が読みたい気分だ?」と。

このときに、選択肢が多いってのは、とても幸せ。
気分なんてもんは、その日の体調、外気温、食べたもの、
諸々に影響されるもんです。

何だかやけに攻撃的な日もあれば、世界平和を強く願っちゃう日もあるし。

そういう山やら谷やらを均すことなく、そのでこぼこのままに
いろんなもんが読める、読む素地がある、読む気になれる。
それって幸せだなぁ。




ちなみに本日はSFな日、のようです。
マイルズ・シリーズの新刊出てたからね。
あぁ、雑食で良かった。