ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

変わったモノが好き

2005-07-29 03:39:18 | Weblog
……ということについては
最近どうも市民権が与えられているような気がします。
タモリが坂道の本を出し、エレカシ宮本が古地図についてメリハリのないトークを繰り広げたり(え? 喩えが分かりにくいですか?)。

こと趣味の世界についていえば、サイレント・マイナリティは
すでにあり得ないのかもしれません。

しかし。
変わってないモノ、つまり「世間では当たり前」のモノを
進んで「嫌い」と言うと、途端に眉をしかめられるのは何故なのでしょうねえ。

オレは、お祭りが嫌いです。
お囃子もソースの匂いもおねーちゃんの浴衣も、
これっぽっちも「ドキドキわくわく」を誘引してくれません。

オレは、おでんが嫌いです。
出されたものは何でも食べる貧乏人の小せがれですから
もちろん、食べます。
でも、あんなもん、ある日突然法律で禁止されたとしても
復権の署名には絶対参加しません。

オレは、泣ける映画が嫌いです。
うっかり泣いちゃう映画は好きです。
でも「泣ける」ことを目的とした映画は、どうしてもダメです。
泣くのはいいけど、泣かされるのなんざ、ごめんこうむります。
というより、「泣く」という感情の発露を「笑う」程度の日常的なレベルにして
映画をキッカケにして能動的に「どうだこの!」と持ってくるのがイヤなんです。


「何も、進んで嫌い、って言わなくてもいいでしょ?
どっちでもいいじゃん。別に害がある訳じゃないし」という声が聞こえてきそうです。
でもでも、オレはこう思います。

明らかに害のあるモノを「それはダメだ」と言うのは、
好き嫌いではなく、何だったらもしかしたら、義務です。



好き、と言う権利を認めるのであれば
嫌い、と言う自由も認めてください。

お祭り、おでん、泣ける映画が好きだと「言う」自由は
もちろん当然当たり前に、尊重しています。
お祭りが大好きで、でも、お祭りが嫌いな人を差別しない、
そんな人がたくさんいればなあ、と思います。
おでんが大好きで、でも冬のデートに一緒に鍋を食いに行ってくれる、
そんな人が多いといいな、と思います。

「○○が好き」と明言する力の何分の一かを、
それを嫌いな人への許容に振り分けてくれればなぁ、と。

またもや、ボーイズ飲み

2005-07-25 03:01:44 | Weblog
……っていうか、どうよ、そのボーイズって。
と、緩めの自分突っ込みをほどこしつつ。

先週末、また、野郎どもで飲んできました。
今回のメインゲスト(?)は、
10万部のヒット作『ウケる技術』の著者である
水野敬也くんと、小林昌平くん。

「くん」呼ばわりしてますが、いやいや、それは単なる彼らの年齢とパーソナリティからくるもので
実際、会った感想は「こりゃあ、一枚上手だぞ」という印象でした。

場所は、表参道の奥にあるしゃぶしゃぶ屋。
セッティングは我が愛する名編集者タッキー。
もうひとりの参加者は、某文芸春秋社のTくん。
都合、4人の食事会&飲み、だったわけです。

オレは仕事でちょっと遅く合流したのだけれど、
水野くんの第一声は「いやぁ、ロイさんダンディっすね」。
実物をご存じの当ブログ読者の方々なら、
もちろんこの発言に一片の事実も含まれていないことが
お分かりのことと存じますが(ちぇっ)
もちろんオレだって自覚はあるので
「それは、ホメ殺し屋の後遺症?」と切り返しておきました。

そう、彼は大学在学中に、路上で1分100円の「ホメ殺し屋」をしてたのですよ。
覚えてる方も多いとは思いますが。

とか何とか、ちょっとしたジャブの応酬をした後は
その場にいる連中は、もちろん初対面からもすっ飛ばすタイプだったので
もう、ビールと肉のお代わりがもどかしいくらいに、盛り上がったのですね。

で、オレが彼らを「一枚上手だな」と感じたのは、
才能がある上に「野心的」である、ということ。
こうなりたい、そのためにはこうだ、と
方法論が自分の中にきっちり確立されている。
これを、能なし野郎やら若いだけオンナが同じコトをしても
オレは鼻でせせら笑えるのですよ。
しかし、彼らはきっちり才能がある。

才能がある上に野心があることを
トータルパッケージでさらに「才能」と言ってもいいでしょう。
この「才能」は、オレにはどうも無いものらしいので……。
素直に尊敬の念が湧きました。

能なしは、いくら年上でも「死んでしまえ」くらいに言い放つオレなのですが
年下でも尊敬できる人には、もう、臆面もなく好意を伝えちゃう今日この頃です。
ほんと、気持ちのいい青年たちなのでした。

あ、『初対面の教科書』を宣伝してくれたら、
もっと好きになるのに(笑)。



読書するサル備忘メモ ’05.05&06

2005-07-19 00:09:44 | Weblog
5月&6月

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「わたしが幽霊だった時」創原推理文庫
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「時の町の伝説」徳間書店
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「花の魔法、白のドラゴン」徳間書店
坂木司「切れない糸」東京創元社
浅田次郎「天切り松 闇がたり 初湯千両」集英社文庫
ロバート・アスプリン&ジョディ・リン・ナイ「大魔術師対10人の女怪!」ハヤカワ文庫
ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック「銀河おさわがせドギー」ハヤカワ文庫
ウィリアム・C・ディーツ「天空の秘宝」ハヤカワ文庫
松尾由美「バルーン・タウンの手毬唄」創元推理文庫
北森鴻「狐闇」講談社文庫

ひと言:
地獄中に読みましたね(笑)。
坂木司の新シリーズ、これを読んで「やっぱそうなんじゃん?」と思ったのは
坂木氏、女性なんじゃないのかな? ということ。
もしかしたら、一部ではとっくに分かってることかもしれないけど
本は読むけどダ・ヴィンチ買ったことのないオレなので
ピント外れなコメントだったら、ごめん。

部品を失くす

2005-07-14 21:45:41 | Weblog
……村上春樹の小説のようなタイトルですが、
文学的な香りがするわけもなく、単に間抜けな話です。

ここ数日、部品をどっかでなくしてしまうことが重なってます。

まずは、シザーバッグのふたの留め金部分。
そして、携帯の開閉スイッチ、
はたまた、鍵につけてたキーホルダー代わりのミニライト、の本体部分。

キーワードは「どっか一部分だけ!」。


まぁ、そんな間抜けなことが、でもこのことだけ、ならいいんですけど。
どうやら、最近、参加者オレ限定のフェアが開催されているようなんですよ。
同じようなことが、一時期に固まる、という。
網棚に書類入れを置き忘れるフェア、
タバコをライターごと置き忘れてくるフェア。
まぁ、ここまでなら「老化?」と突っ込まれるくらいで済むのですが、
なぜに部品限定でなくしちまうんでしょう?
分かりません。

ちなみに、今日は、1日限定「おばさんに道を聞かれるフェア」でした。
1日のうちに3人。
もう、かなりフェアです。


ドキッ! オトコだらけの大飲み会

2005-07-14 01:07:00 | Weblog
火曜の夜に、オレの年下ボーイフレンズを集めて
渋谷で飲み会をしましたのですよ。

みんな、オレが個人的に仕事などで知り合ったメンツで、
「だったら、みんないっぺんに集めっちまぇ、べらぼうめ」
ということで、集合。

メンバーは、
某IT企業の敏腕プロデューサーSくん、
某出版社の敏腕編集者Aくん、
某携帯サイトを運営する敏腕実業家(?)Nくん。

非常に楽しく、わははははは、と過ごしたのだけど
最後の最後に「で、みんな年はいくつだっけ?」と聞いたら
みんな、1977年生まれの巳年でやがんの!
11歳年下だわ!
一回り下、にぎりぎりセーフ!
っていうか、
なに?
どういうこと?
ヘビに好かれる星回り?
13星座占いだと、蛇遣い座じゃなくて、新乙女座なのに?

何はともあれ、遊んでくれてありがとうー。

246から10 メーター

2005-07-10 16:54:39 | Weblog
駒沢大学駅の近く、246からほんの10メーターあたりにある、
区の保護林みたいな(でも、すっごく小さい)ところ。
散歩の途中で見つけて、しかも開放時間内だったので、足を踏み入れてみました。
んでもって、写真をパシャ。

……下手です。

衝撃的なメール

2005-07-10 00:52:56 | Weblog
先ほど、我が実の妹からメールが。

「お兄ちゃんのブログ見ました」



余計なことをした犯人は、俊の字です。
ええ。
ヤツが嫁にした子が、オレの実家の一階下の子だった、
という前代未聞の偶然が演出した、
俊の字→嫁→妹
の恐ろしい情報伝播。
ブログの癖になんてアナログ。

これからもしもこのブログがつまらなくなったら、
それは実の妹を意識した悲しい兄の性(さが)だと思っておくんなさい。


追記:
妹から訂正の申し入れがありました。
覚えてないでしょうけど、彼女が鼻の骨を折ったのは
昇段試験ではなく、昇級試験、でした。
謹んでお詫びと訂正を申し上げます。

失地は回復せず

2005-07-08 03:40:48 | Weblog
意外と簡単に切なくなるのですね。

例えば。
好きで乗ったくせに、
夜のがら空きのバスの後部座席にぽつんと座ってたりるすとき。
聞き覚えはあるけどタイトルが思い出せない
安いラブソングを聴いちゃったりしたとき。
自分の力では何ともならない「過去のこと」に
それでも自分の「言葉」で立ち向かおうとしたときとか。

もう、あっけないくらい、簡単に、
切なくなっちまうんですね。

でもさぁ。
オレの切なさなんて、誰の腹の足しにもならないし
何なら地球の自転には髪の毛一本ほども影響を与えないんですよ。

だからね。
とっとと寝ちまいましょう。
「へっ」と鼻で笑って、
酒なんか飲まないで、
軽く噛みしめて、寝ちまいましょう。

なんてコトを書いても
一個前の記事が記事なので、
失地の回復には至らないだろうなぁ。

と、それも少し切ない(笑)。




1年は52週……だったっけかね?

2005-07-04 17:47:58 | Weblog
心の恋人とも、ライバル(女友達がオレから鞍替えするから)とも言うべき
みか氏から、メールが来ました。
以下、引用。

「タイトル:びっくりです

ジャパンタイムスの記事によると、
香港の若い人たちの多くがsexの仕方を知らず、
家族計画協会に寄せられる相談の50%が
「どうすればいいのか?」という既婚カップルからの相談だとか。
驚くことには彼らの一部は互いの生殖器の場所も知らず、
性的興奮によって男性器に
変化が生じることを知らない人さえいるとか。

にわかには信じられないことですが、
信頼できる機関からのデータとして
新聞記事になっているので本当なのでしょう。

ちなみに、フランス人が平均137回/年sexするのに対して、
香港の人は79回なのだそうです」

この後には、みか氏が
「自分はうぶなのでそういうことには疎い」みたいな
余計なボケが続くので割愛しますが(笑)、
この情報、確かにかなりショッキングです。

いや、香港人の性教育がどうとか、そんなこたぁ、いいんです。
問題は、そう、フランス人の年間sexの数の多さ!
なんだ、137回ってよう!
約2.7日に1回してるのよ、あの子たち。
パリジェンヌとパリジャン。
まったくもって侮れません。

さらに驚くべきことに。

香港人でさえ79回……。
1年は52週……だったっけかね?




無知な香港人にすら負けた!!!



以上!
今日のところは、解散!