ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

まだ仕事先です

2004-09-28 05:09:23 | Weblog

今日、中抜けしていつも飲んでる連中と一瞬だけ、
三軒茶屋で合流しました。
その後も、仕事先に戻って今までずーっと、です。

で、そのときもらった
この画像のお飾りを頭につけて仕事してました。

38回目です。

ううん。悲しくないです。
本当です。
って、このパターン、2度目じゃんか!

出来ることと出来ないこと

2004-09-19 04:32:06 | Weblog

人間、出来ることと出来ないことがあると思うんです。

KONISHIKI背負って皇居一週とか、そーいう物理的なことじゃなくて、
もっとこう、何かしら越えられない精神的障壁というか。
しかもピンポイント的に、出来ない自分をリアルに想像できるというか。


ロイ渡辺もうじき38歳。
鈴木京香36歳。
もしも仕事に関係なく知り合って仲良くなっても
「京香ちゃんさぁ」って、言えません……。
あまつさえ「京香ってさぁ、そう言うところあるよな」とか
言える気なんてこれっぽっちも湧きません。

2コ下って、あーた、なんつーか、ねぇ。


自分の限界を感じた初秋の夜更けです。


例によって眠れないので……

2004-09-18 04:14:46 | Weblog

よしなしごとを、たらたらと。


以前、とある女性のマンガ家さんと話をしたときのこと。
彼女は一時期「スター」と言えるくらいのクラスの作家さんで、
お会いした当時は、まぁ、発表先を「少女マンガ雑誌ではない雑誌」に
変えて作品を描いていた訳です。
何がどうずれたのか(デート中だったのに)話が「作品の批評」に及んだのです。
で、彼女は至極憤慨していて。

いわく、
「マンガを描いている目的は、一瞬でもいいから、読者に楽しんで貰いたいから」
「気に入った人は買ってくれればいいし、そうじゃない人は捨て置いてくれていい」
「マンガというのは読み捨てられる媒体だと分かっているから」
「でも、それこそ身を削って描いている」
「なのに批評する人がいる」
「不本意出し不愉快だ」。

何というか、オレは彼女の意見に、
同情こそすれ、どうしても共感できなかったのですね。

「権利」には「義務」が付いて回ります。
これは結構ポピュラーな言い回しなので、まぁ、
どこかに真理が隠されてるんでしょう。
んでもって、あんまり言われてないことですが、
「チャンス」には「不利益」が付いて回ります。

「チャンス」とは、この際、日本語的な解釈で「好機」。
この話題の中で言えば「読者に楽しみを与えられる好機」のこと。
なにせ、数多くのエンターテイナー予備軍が、
願っても叶わなかったポジションにいる訳ですから、
これはもう「好機」というしかないでしょう。

読者というマスに対して作品を発表できる立場にいる。
このチャンスに対して、きっと、同量の「不利益」
が存在すると、オレは思います。
この話題の中で言えば「批評されること」です。
それが、どれだけ的外れだろうと、
作品を向上させるに値しない暴言に近い批評だろうと。

ベストは「本当の問題点だけを、愛情を持って批評する」
ような人々だけがこの世に存在することです。
でも、残念なことに、そんなことはあり得ません。
愛情なんてもんは、期待するもんではなく、
貰えたらラッキーなモンですから。
初めからそこに存在することを期待するには、
あまりにも高価すぎます。

だとしたら、チャンスに恵まれた人は、
どんな批評にも、その瞬間には歯を食いしばって耐えるべきです。
嘆いたり憤慨する暇があったら、
自分のナイーブな中心を防護する頑丈な鎧を
身にまとうトレーニングをするべきです。

鎧を身にまとうことは、
心を頑丈にするトレーニングと言い換えてもいいでしょう。
このトレーニングは、キツイです。
なにせ、傷つかないと弱いところが分からないから。
どこかしら傷ついて初めてそこを強くするんですから。
予防なんて出来ないんです。

でも、そのキツさは、
作品を発表して読者に喜んでもらえた「嬉しさ」と、
同量のキツさでしかありません。

批評を甘んじて受けろ、とは言いません。
それがクソみたいな批評だったら、
何なら戦うことも選択肢のひとつでしょう。
「うるせーよ、この、○○○野郎!(○部分はお好み)」とか、
叫んでもいいでしょう。

でもでも。
無責任に批評する人の「存在」をうんぬんするのは、見当違いです。
その存在は「大前提」として受け入れて、
それでも作品を発表する立場にいられることを喜ぶ。
そいつが送り手の立つ「ここしかない」場所。
そんな気がします。

バカみたいに頑丈な鎧を着つつ、
ガキみたいにナイーブな中心から作品を生み出す。
今は出来てないかもしれないけど、
そうありたいと思っています。

絶対禁止事項 3

2004-09-13 14:51:20 | 絶対禁止事項
句読点の約束事を、勝手に変えること。

今日は,いいお天気です.



てめぇ、何人だよ?

英字キーボードだからとか言ってんじゃねぇぞ。
機械の仕様を優先させて、美しさを損なうことに抵抗感がない人なんて
近寄って欲しくないです。

『ロマンティストは税金が高い』

2004-09-09 05:17:13 | 流布しない名言

発言者:Tさん(女性、26歳)

本当のロマンティストは、現実を直視する能力のある人、
だと思います。

現実を直視し、理想との乖離を実感し、
その上でロマンに重きを置く。
「こりゃ無理だ」と判断して、心の片隅に追いやったとしても
それでも絶対忘れられない。
忘れるつもりもない。
でも、無理だという判断は、自分で下した絶対の判断。
だからそれには従う。
それがロマンティストです。
間違っても、ロマンを「闇雲に追い求める人」のことではない、と
オレは思うわけです。

税金とは、義務として支払わなくてはならない、
いわば「自由であるための代償」としての比喩。
国家の礎的な役割をさすモノではありません。

でもって『ロマンティストは税金が高い』。

痛い。
痛すぎます。

税金を安くするために、
「このあたりまでは譲歩しよう」と現実と折り合いが付けられないのです。
なにせ、ロマンティストだから。
冷静に考えて、支払える税金なら、
歯を食いしばって(でもそれを表には出さないで)
支払い続けます。
ロマンティストであることを途中で止めることが出来ないんです。
なにせ、本当のロマンティストだから。

ロマンティストなんてものは、
美しくも褒められたモノではないのです。
「左利き」とか「島根県出身」とか、
単なるそーいう属性なんです。
この名言は、そんなことを
とっても痛い感じで再確認させてくれます。

流布しない名言

2004-09-09 05:00:19 | 流布しない名言
眠れないときは眠らない、というスタンスのワタクシなので
こんな新しいカテゴリを作ってみました。

名言とは「人の心を打つ、優れた言葉」だそうです(by ATOK14)。
だとすれば、名言は必ずしも万人に受け入れられる必要もなく、
それがたったひとりでも、心を打っちゃえばすなわち名言、
な訳です。

ってことで、少なくともオレの心を打つ名言を
ここにつらつら書いてみようかな、と。

オレの書くことなので、時折、
極端に狭い話であるとか、
おおよそ一般的には受け入れられないスタンスであるとか、
名言と言うよりは暴言に近いモノも入ってくるでしょうが、
そこはぐぐっとこらえてつかぁさい。

このカテゴリーに書かれたことは、
少なくとも、誰か特定の人に向けたメッセージではありませんし、
一部のグループに属する人たちを貶める目的もありません。
それだけは明言しておきます。

そんな性質上、このカテゴリに関しては
コメントにレスを付けられないことがあると思われます。
お含み置きくださいませ。

魔夜峰央、ローリー寺西、オナペッツ

2004-09-09 00:45:23 | こんな人でした

4人でひとまとめかよ! と言われるかもなんですが、
まぁ、いっぺんにお会いしたので、ってことで。
というか、同じような空気感がね……。

このお4方(って言うのか?)は、
「パタリロ!」の再録本のおまけ鼎談でご一緒しました。


魔夜さんは、知る人ぞ知る「モテ」さん。
愛妻家であることを公言してはばからない、
そのロマンチストっぷりが、原因と見ました。
何せ、奥さんに請われて一緒にバレエを習い始めちゃったりするのですよ?
そりゃ、ある意味旦那さんとしての理想型でしょう。

物腰も柔らかで、でも、そーいう優先順位をきっちり持っていて。
「私の恋人だったら、大事にしてくれるんだろうな」という
女性の想像力をかき立てるんだろうなぁ。
と、お勉強させていただきました。


ローリー氏は、その前に一度お会いしてたんだけれど、
やっぱり「いい人」。
周りに気を遣って、ときにそれが行き過ぎになる。
頭が回って、でも時折意識的にそのリミッターを外す、
そんな壊れ方をする人。

きっと、自分に対する客観評価が明確だから、
調子に乗って踊らされることが少ないんだろうなぁ。
バラエティの制作サイドからすると、
そういうところがもしかしたら使いづらいのかも。
ほら、何も考えないバカの方が扱いやすいじゃん?
賢くて損をしてる人かな。
もちろん、精神的に異形であることは確かなのですが……。


そして、実は彼らのことが一番書きたかったんだけど、
オナペッツのおふたり。
これがさ!
化粧しないでやってきたんだけどさ!
抜群にいい男なんだよ!
腹立たしいくらい!

あのね、いわゆる露出してる彼らって、
ドラァグ・クィーン系でしょ?
でもって、お世辞にも美しいと言えない感じ。
コレは、実は「元は美形」ってことの裏返しだったのですね。
ほれ、美人に化ける女形って、ぺったりした顔でしょ。
つまり、そういうこと。

ふたりとも背は高いわ引き締まってるわ、
派手目のスーツが似合ってるわ、
連れてた女の子は美人だわで、
ショック&羨ましかった(笑)。

オナペッツは、化粧無しで売り出した方が良かったのでは……。


ライブ観戦

2004-09-05 20:42:16 | Weblog
9/4(土)は、我が愛するプレガスのライブに行って参りました。
(ライブセットなどはココを参照のこと)

常々「1時間はたっぷり見たいなぁ」と思っていたのだけど
ミーの不調と多忙、練習不足のせいでか、不完全燃焼気味。
ただ、新しい音源をリリースした直後ということで
「こんなこともやってみるか」的な面白さはあったかな。

勢いとセンスにかけては並のバンドではないと思ってるし
大好きなバンドでもあるので、
「どうよ、いいだろ?」と押しつけがましく不敵に笑うような
自信満々のライブが見てみたいなぁ。
出来ればマン2で。対バンはマラカスとかトビウオとかで。
ああ、夢は広がるわ(笑)。

無理矢理連れて行った仕事仲間のIさん(美人)は
「時雨忌」が気に入ったそう。
(「ダディマミ」を聞き逃しちゃったのが残念。聞かせたかったのに)
人それぞれツボがあるから、演奏側の趣味や飽きだけではない、
なんつーか全体的な「バンドの演出」についても
イヤラシク考えてもいいんじゃないかな、と。

読書するサル備忘メモ ’04.8

2004-09-05 20:27:07 | Books

ローレンス・ブロック「砕かれた街」(上)二見文庫
ローレンス・ブロック「砕かれた街」(下)二見文庫
戸松淳矩「名探偵は最終局に謎を解く」創元推理文庫
青井夏海「陽だまりの迷宮」角川春樹事務所
松尾由美「安楽椅子探偵アーチー」創元クライムクラブ


ひとこと:たったの5冊。
忙しかったのもそうだけど、
とにかく「砕かれた街」が長かったっす。
でも、ブロック先生の近作なので、もちろん満足。
オレは読んだ本の中に書いてあるセンテンスなんて
たいがい読み飛ばしちゃうんですけど、
ブロック先生の作品は、いくつかメモを取ってます。
こういう系統の日本人作家、誰かいないかなぁ。

必見!

2004-09-04 00:16:11 | Weblog

本日の編集部滞在時間、12時間でごわした。
編集作業なら良いのですが、原稿書きだと、本当に疲れるです。

さてさて。
そんなオレのお疲れを吹き飛ばすかのように、
お仕事用HPがリニューアルされました!

左のフレームにもありますが、
『Roy's nest』でござます。

うっかりBBSも付けました(無謀)。
前のもシンプルで気に入ってたのですが、
今度のもかなり格好いい出来です。
制作してくれたデザイナーのリンクもページ内にありますし、
この人のサイト自体も、これまた格好いい。

過去仕事をまとめてみたり、
ちょこっと営業活動にも力が込められてる気配もあったりするので
良かったら、見てやってください。