ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

新・ipod shuffle

2006-09-13 03:59:57 | Weblog
先日、愛するipod shuffleくんを無くしてしまいまして。
シリコンゴムの黒いカバーなどを付けて愛用してたんですけどね。

ま、データはもちろんitunesに入ってるからよいのですけど、
「買い直す」となると、二の足を踏んじゃうのが人情。
新しいものの素敵さ、魅力が半減しちゃってるわけですから。

そしたらさー!
今さっき、発表になっちゃったよ!
どうよ、どうするよ、コレ!



クリップタイプなのは、実際使ってみないと便利かどうかは分からないけど、
サイズと色は、もう、ずんぴしゃオレ好みなのよ!

いつ買えるの?
っていうか、船便覚悟で今すぐクリックするべき?
1Gで79ドル(日本円で約9,320円)。
現行タイプと価格、変わらないじゃん!
ねえねえ、どうするのよ、オレ!

ブーム再び?

2006-09-10 04:59:24 | Weblog
実は……なんて大げさなことでもないのだけど、オレは落語が好きなのでありました。

小学生の頃、何でだかマイブームが訪れ、寄席に通えばいいものを興津要の分厚い上下巻の古典落語定本なんぞを買い込み、
ゲラゲラ笑っていたのでした。
この頃から、まずは文字、という性向だったのですねぇ。

長じてライターとなり、「東京かわら版」の以前の編集長と知己を得たり、
立川談志師匠を取材する機会があったり、春風亭昇太さんにお目にかかる機会があったりと、
比較的落語に触れるような出来事もありつつ、でもブームは再燃しませんでした。

先だっての名作『タイガー&ドラゴン』で再燃するかと思いきや、やっぱり何だか決定打に欠けたり。

ところが、です。
さすが生の威力はスゴイ。
金曜に、お仕事の関係で立川一門会なる落語の会に足を運ぶ機会があり、
そこで「お、来たか?」ってな具合になってきました。

心の底からとにかく楽しくて……というよりも、
「あぁ、そうか、落語ってこうだった!」と思い出した感じに近かったのです。

「火焔太鼓」「居残り佐平次」「風呂敷」「千早振る」などなど、
古典のネタが本筋に関係無いところでちらりとでてきて、知らなくても楽しめるし、知っていればもっと楽しい、のが落語だったことを再認識。
つまり、ひとつの噺を聞いて楽しむだけでは完結しない、そういう楽しさを提供してくれるのが落語なんです。

どうもちょっと火が点いたらしく、
落語初体験の同行者に生半可な蘊蓄を垂れてしまったり(この人は聡明な上に心が広い)
したのだけど、これを機会にちょっと「生の落語」に触れてみようかな、と。

子供の頃はできなかった寄席通いも、今ならできるかも。
お誘い、お待ちしています(笑)。

読書するサルの備忘メモ 06’ 08

2006-09-03 19:22:48 | Books
8月
高千穂遥「自転車で痩せた人」NHK出版
柴田よしき「フォー・ディア・ライフ」講談社文庫(再読)
柴田よしき「フォー・ユア・プレジャー」講談社(再読)
柴田よしき「星の海を君と泳ごう」光文社文庫
呉智英「犬儒派だもの」双葉文庫
今野敏「白夜街道」文藝春秋社

今月のひと言:
す……少ない!
というのも、実は「一気に読もう」と買い溜めてあるシリーズものが3つあったり
そっちの購買欲で読書欲が削られてるようで。

なんてことはさておき、今月言いたいのは
「しっかりしろ! 文藝春秋社!」です。

某hanabi嬢はご存じのことなのだけども、実はオレ、こっそり今野敏コレクターなんです。
この人、最近になってやっと吉川英治文学新人賞なんてものを受賞しましたが
ずーーーーっと昔から、きっちり作品をたくさん書き飛ばしている
日本版ペイパーバックライター。
基本、格闘系の人で(自身も道場持ってたり)、言うなればライトノベルの人。
しかしここ数年、ベイエリア署シリーズ(これ、警察小説の傑作だと思う)などを書き、
ツウの間でも再評価な人なんですよ。

でもね、売れないの。
何でだか、売れないの。

だからね。
「新刊の帯にくらい、シリーズ既刊の案内を書け、文藝春秋!」

棚営業も弱いし、ラインナップも強くないんだからさあ、
せめて「販売時の機会損失」だけは、避けようよ……。
巻末に1P、既刊を紹介するんだったら、帯に書こう、ね。
人は「ついでに」って買うものだからさあ。

ってことで、2冊(現在)のシリーズなのに、
これから1冊目ですよ、読むの。ええ、ちゃんと買いましたよ。

ほんと、そこまで考えて新刊出してあげてくださいませ、編集さん。
もちろん、読者に対しても不親切です。