ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

一昨日、昨日、そして明日

2009-03-14 06:16:50 | Weblog
一昨日。
確かな筋(味覚と感性において信頼できる、の意)からの情報で知った
銀座の端っこにある居酒屋さんに行ってみる。



見事に食いかけ。
そこそこ大きな海老フライが3本。
その勇姿が台無しです。
っつーかさー。
温かい食い物が出てきて、すぐに箸をつけないなんて、オレには出来ませんよ!
ビールは先に出て来るし、突き出しも美味しそうだったし!
無理なんです!
ということで、美しくない写真をまずは一枚アップ。

昨日。
読売新聞毎週水曜日夕刊の「popstyle」と、講談社『TOKYO★1週間』とのコラボ企画、
「ムチャぶり大作戦」の取材が最終回でした。
これは、前の企画「恋ナビ対決」から続いてきたもの。
石田純一→青田典子→IKKOと続き、
企画内容が変わってからはガッツ石松&SHEILAのコメント取材をやってきましたのです。
で。
本日は、ガッツさんの取材で最終回。



取材後によく食事に誘っていただいてたのだけど、今日は大人数でファイナル。
終ってしまう寂しさと、
いつも以上にサービス精神旺盛だったガッツさんに笑わせてもらったりした楽しさと、
ミックスで時間の過ぎるのが早かったです。
また、機会があれば一緒に仕事したいな、と。

そして、今日。
日付が変わって、今日。
超お久しぶりの、Plastic Soul Bandワンマンライブ。



3月14日(土)
Life House NORO(看板には「自然郷のろ」と書いてあります)
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-11-3 いづみビルB1F
0422-49-4915

Open:18:00
Start:19:00
料金:予約2,500円 当日3,000円(ドリンク別)

狭いお店ですので、電話をかけて予約をしてください。
ま、多分平気ですが。
もちろん、オレも行きます。
この店では、瓶のエビスをラッパ飲み、が正しいスタイル(笑)。
肩肘張らない、楽しいライブです。
2ステージたっぷり。
興が乗れば、客も踊ります。
よかったら、一緒に行きましょう。

……あ。
やけに「日記っぽいタイトルだなあ」と思ったあなた。
大正解!
「日付が変わって今日、ライブだよー」という告知なのでした!

読書するサルの備忘メモ 09’02

2009-03-01 23:16:47 | Books
2月
大倉崇裕「三人目の幽霊」創元推理文庫
今野敏「武打星」新潮文庫
天沢退二郎「光車よ、まわれ!」ピュアフル文庫
松村栄子「雨にもまけず粗茶一服(上)」ピュアフル文庫
松村栄子「雨にもまけず粗茶一服(下)」ピュアフル文庫
柳広司「百万のマルコ」創元推理文庫
牧野修「都市伝説探偵セリ①リコーダー・パニック」フォア文庫
牧野修「都市伝説探偵セリ②噂のサッちゃん」フォア文庫

今月のひと言
「あれ? これ読んだっけ?」と半信半疑で手に取ったのが「三人目の幽霊」。
何でそう思ったかと言えば、いわゆる「落語界をモチーフにしたミステリー」ってのが、近年かなりたくさん書かれているから。実際、大倉も「オチケン!」っていう大学の落語研究会を舞台にした別物も上梓済み。
出来としては、正直「オチケン!」が上。残念ながら、大倉は「本格」にはあまり向いてないかも。真面目なものを書こうとすると、なんというか、キャラの掘り下げと物語の展開、そしてトリックがどうも中途半端になってしまうみたい。続編である「七度狐」は、読もうかどうしようか思案中。
牧野の2冊は子ども向けの作品。牧野「完全にホラーとは言いがたい」系作品のファンなのでチェックしてみました。
柳は、イマイチ。「ジョーカーゲーム」への期待高まらず。
拾い物は「光車よ~」と「雨にもまけず~」。
前者は発掘された児童文学で、骨太。あっけなくも残酷なシーンや、いろんなメタファもありつつ、それでもひとつの物語世界の力強さを感じさせてくれる作品。子どもの頃こういうのをバローズ(ジャンキーの方じゃなくて、ターザンな方)以前に読んでいたら、日本文学どっぷりになっていたかも。
後者の「雨にもまけず~」は、芥川賞にこれっぽっちも関心の無いエンタテインメント偏重主義者のオレにも楽しめる作品。青年の成長譚というものは、冒頭で「いかに主人公がダメか」の描写が続くのだけど、これが男性作者の場合、かなり痛い。取り上げられるエピソードも痛いし、描写も痛い。その点、この作者は女性ならではの「ま、若い男の子は馬鹿だからしょうがないよ」的な多少優しい視点で描かれているので、読みやすかった。テンポもゆったりとしていて、焦らない青春小説という斬新さも心地よかった。当たり。