(写真)国会の委員会で語る管前首相
日本の管直人前首相は、福島原発事故に関する国会での委員会で、国は危機に対して責任を持つべきだと語りました。
津波が3機の原子炉をメルトダウンさせた時の首相だった管氏は、原子炉のようすの情報を得ようと奮闘したと言いました。
委員会は、すでに政治家や原子炉の専門家から聞き取りをしています。
委員会は6月に報告書を提出する予定です。
管首相は、危機の異なる段階で関わり過ぎたことや無関心だったことで非難されています。
「原発の事故は国の政策で実施されてきた原発で起こりました。大半の責任は国にあります。」と彼は言いました。
彼は、原発の具体的な技術的問題は議論されたが、それ以上の一般的な概略は伝えられなかったと言いました。
「第一原発の状況や、状況がどのようになっているのか、もし何か起こるとどう対処すべきかの説明はありませんでした。不運にもそのような問題に関する議論はありませんでした。」と管首相は言いました。
日曜日に、事故の時の政府の報道官だった枝野幸男経済産業省は、危機の厳しさについて国民に誤解を与える意図はなかったと語りました。
政府は原発への被害の拡大を十分に理解していなかったと彼は、言いました。
また、日本は主権の問題として、米国が官邸に原子力の専門家を参加させる提案を断ったと言いました。
福島第一原発の原子炉は、今は安定していると東電は言います。
しかし、大損傷を受けた第4建屋の原子炉の最上階にある使用済み燃料プールに関しては不安があります。
もしそれが崩壊すれば更なる災害を引き起こすだろうと政府役人は警告しています。しかし、東電は今後の地震に対しては構造を強化したと言っています。