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オバマ大統領の発言

2012-05-23 | Weblog

 この国では平等の権利を主張することが常に強い国の指導力であり続けていて、結婚の権利も例外ではないことは明白です。オバマ大統領はその指導力を発揮しました。「同性愛のカップルも結婚することができると思います。」と、ホワイトハウスがそれだけを語るために用意したかのようなフォーラムでABCのインタビューにオバマ大統領は答えました。

この発言で、遂にオバマ大統領は同性愛婚に関して妥協も推進も止め、市民権の大きな争いになるかもしれない問題に自分のモラルの基準を定めました。 結婚の権利に関する熾烈な争いは彼の言葉で終わるわけではなく、これからも数年は続くでしょう。しかし、彼の発言は象徴的に大きな価値を持ちます。ブルームバーグ市長が言及するように、大統領が抱く権利の拡大はまだ国の法律にはなっていません。

この問題に関することを含めて、基本的な立場を常に揺るぎなく取っているのが大統領とホワイトハウスです。オバマ大統領の発言は、数日前にバイデン副大統領が同性愛者の結婚の支持を不用意に曖昧に語ったことを受けたものです。また、ノースカロライナ州の州民が同性愛者の結婚と市民の団結を禁止する憲法の修正を承認した次の日でした。未婚のカップルや彼らの子供たちの健康保険や家庭内暴力法を脅かすものです。

オバマ大統領とミット・ロムニー氏は鋭く対立しました。ロムニー氏は、同性愛者の結婚と市民の団結に同じ権利を与えることに強硬な態度を取りました。彼は、この特別な偏見を孕んでいる国の憲法を修正したいと言いました。

オバマ大統領は、意識して大統領選に当たって立場の変化を演出しました。(彼は今までは市民の団結権には賛成していたが結婚には反対だった) 「自分のスタッフの中には一夫一婦の関係を保っている者も同性愛の関係を保っている者もいますが、共に子供を育てています。」と言いました。また、「私のために国外で戦っている空軍や海軍の兵士のことも考えると緊迫感を覚える。「聞くな、語るな」(‘don’t ask, don’t tell’政策が廃止された今も同性愛の彼らは結婚できないのです。」

同様な立場のアメリカ人にとってその過程は自然に思えるでしょう。世論調査で、若いアメリカ人は同性愛者の結婚を強く支持しています。オバマ大統領は、同性愛者の結婚の権利を否定することは自分の娘達にとっては意味のないことだと言いました。「率直に思考の変化を促すものです。」と彼は言いました。しかし、年配のアメリカ人、特にキリスト教福音主義者やアフリカ系アメリカ人の間にはまだ強い反対があります。ホワイトハウスは、オバマ大統領がこれから黒人有権者の反対を柔軟にすることを期待しています。

我々がオバマ大統領に異議を唱える点は、彼がこの問題を州が独自に決めることを支持していることです。その立場は、最近ノースカロライナ州の有権者が承認したような憲法の禁止をまだ採用していない20の州に結婚の権利を限定するでしょう。

オバマ大統領は、1967年に結婚は人の基本的な市民権の一つなので、どの州も異民族間の結婚を禁止してはいけないと最高裁が示したことを思い出すべきです。この権利はあまりにも貴重でしかも脆弱なので、州の奇想に任せたり、現在の宗派政治の両派を引き裂くことはできません。

上訴審裁判委員会に支持されてカリフォルニアの連邦判事は、同性愛者の結婚の禁止は保護の平等に関する第14修正案に反すると裁定しました。その裁定は最高裁に及ぶでしょうが、その場合は、彼がまだ大統領でいるなら、彼が改革のプロセスの最後の段階に入り、司法省にその決定を支持するよう導き、裁判所に全ての州で平等を維持するよう促すことを我々は期待します。

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5月9日のニューヨークタイムズの社説を訳しました。英文が複雑なので拙い訳文になりました。m(__)m

オバマ大統領は、票が欲しいのか、彼の信念なのか、最近、同性愛者の結婚を認める発言をしました。州によって法律がまちまちのようですが、ロムニーさんは、結婚は異性間で行われるべきと主張しています。私もそう思います。

↓参考資料

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E6%80%A7%E7%B5%90%E5%A9%9A#.E5.90.8C.E6.80.A7.E7.B5.90.E5.A9.9A.E3.82.92.E8.AA.8D.E3.82.81.E3.81.9F.E5.9B.BD.EF.BC.88.E5.9C.B0.E5.9F.9F.EF.BC.89