興達港：ジャンケンはやめられない

　起きるといきなり閃輝暗点が出た。１年以上出なかったが、この航海中に出るのは２度目だ。私の閃輝暗点は、虹色でチカチカするギザギザが、最初は米粒くらいで現れ、リング状にだんだん大きくなり、最後は視界からはみ出る様にして消える。
　閃輝暗点の経験者は３人知っているが、それぞれ現象が違う。最悪な人の場合はリングの中が真っ黒で、最後は何も見えなくなり、１時間くらい失明したようになるらしい。最初になったときは怖かっただろう。それを聞いて、暗点の意味が分かった。
　ある人は閃輝暗点をレインボーと称していたが、私は歯車と言う。「歯車」を読むと芥川龍之介も閃輝暗点の経験者に違いないと思うからだ。今回は偏頭痛は起こらずに消えた。少し疲れているのか。

　きょうもバスで路竹へ昼飯とフルーツ目的で行った。

　真っ昼間は人通りが少ない。


　何も買わないが、市場は覗きたくなる。


　今日はこの店にしよう。


　バイキング方式で、テイクアウトする人が多い。


　それぞれ気に入ったものを盆に載せると、勘定専門のおばさんが一瞥して値を決める。私が１１０元、他の二人は９０元。

　
　赤いマンゴーを買った後、スーパーで水６００mlのペットボトルを大量に買った。持てないので帰りはタクシー、２００元。会社の金（共同出資金）は残り４８元になった。

　夕方は例によって市場まで歩いて行き、今日は惣菜を持ち帰ってヨットで食べた。何の魚か分からないが、皮をぽん酢で食べるのが旨かった。
　満腹にも拘らず、「ジャンケンでマンゴー争奪戦」を２回もやり、さらにライチにまで手を伸ばした。

　明日は最後の晩餐だからもっと争奪するだろう。