笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「新聞週間」なのだそうです

2010年10月16日 20時55分11秒 | 日々雑記
ここ数日「新聞についての記事」が多いな~と感じていたら、10月15日から21日までは「新聞週間」なのだそうです。

ちなみに本日の朝日では、「私と新聞」というコメント記事を掲載していました。(基本的には紙媒体としての新聞の良さへのコメントです)
面白かったのが「まえだまえだ」という子供お笑いコンビ(?)の<朝寝坊して新聞を読めないときは取っておいて、まとめて移動中に読む>というもの。子供ながらアッパレです(^^)vこの子達は新聞を読むのが「習慣」になっているのでしょうね。

毎日歯を磨くように、「○○」を習慣づけること

毎日の歯磨きは、遠い将来の「虫歯」から歯を守る行為ですよね。まさに昨日書いた「7つの習慣」による「緊急度も重要度も高くない」毎日の習慣は、虫歯という危機から自分を守ることに繋がっているのです。
習慣として新聞を読むことは、子供の成長過程にきっと良い影響を与えるだろう、と、自分の経験からそう思っています。

ちなみに昨日15日の朝日新聞「新聞週間特集」では「新聞のカタチは」という見出しで、編集委員の一色清さんと関西学院大学准教授の鈴木謙介さんの対談でした。
ちなみにもし私がWEBメディアで「新聞週間特集-新聞のカタチは」なんて見出しを見てもきっとクリックしないと思います。だって「面白くなさそうな見出し」だし。
ところが新聞を広げて、まずくだんの鈴木准教授の緊張感のない出で立ち(失礼)とスーツマン一色を見た瞬間、「これ面白そう」と「感じ」ました。ほら、これが紙媒体の一大ポイントでしょう?直感的な記事との出会い。

一色さんは1978年入社だそうですから50代前半でしょうか、あくまで個人的な想像ですが、40代あたりでインターネットに触れた年代でしょうか。で、対する鈴木さんは1976年生まれだそうなので、19歳あたりからインターネットに触れている、って感じでしょうか。。。
一色さんはバリバリの紙媒体派、鈴木さんはバリバリのネット媒体派です。ただこのふたりに共通しているのは「情報収集を日々の習慣にしている」ことです。

対談自体は、年々縮小していく紙媒体の新聞サイドから、生き残る方法はないですか~、と(^_^;)あんた、早々と白旗かよ、な内容なのですが、これについて鈴木さんが言ったコメントが面白いです。一色さんが「今の時代に新聞がお手伝いできることはありませんか」などという(弱気な)質問をした際に、

<…問題は、きちんとした文章に触れる機会がないことと、自分の興味のない情報を探してくることが出来ないことです。「調べろ」と言われたとき、グーグルで検索する以外の手段を持っていない。そういう若者が、受動的に生きていてはなかなか得ることができないスキルや情報、見方を得ていく手段としては、新聞に出番がありうるでしょうね>(朝日新聞2010年10月15日朝刊より)

おそらく10代後半からのネット世代の鈴木さんは、小中まで普通に紙の新聞を読んでいたかもしれません。だから「グーグルしか知らない」と今の10代に言えるのでしょう。<…今の大学生の多くは新聞を読んでも記事の意味がわからないでしょう。紙の新聞、紙の情報を読むリテラシーが急速に失われているからです…>ときちんと指摘しています。リテラシーには「情報をつなげたり、活用する能力」という意味があります。

ちなみに、冒頭に書いた「まえだまえだ」のお子さまコンビにはそんなリテラシーはもう身に付いていると思うのです。なぜなら、新聞を読んでいるおかげで<知っている範囲で大人の話に入っていける>から(朝日新聞2010年10月16日朝刊より)

「知っている範囲で大人の話に入っていける」

まさに「上司が、どうして新入社員に新聞読めというのか」の明確な回答になっていませんか?
「まえだまえだ」の子供たちのコメントこそが「新聞のカタチは」への答えになってるじゃん!ねぇ、一色さん、などと思うのは私だけでしょうか?

そして鈴木さんはさらに、こう続けます。
<リテラシーは身体的なものです…習慣性がないと、情報に日々触れる、ということ自体が難しい…>だから学生に毎日WEBの記事を毎日見ろ、と言うのだそうです。皮肉にもWEBを日常のツールとしていながら「めんどくさ」という学生が多くいることなんでしょう(^_^;)
でも、「情報」を読む・眺める、という行為が身体的で習慣的でなければならない、ということは紙派・WEB派に共通してるんです。だから紙とかWEBが問題じゃなくてどっちも自由に活用できるのが望ましい、と。一色さんにはそこを明確にして欲しかったです。
「新(あたらしき)を聞くもの」イコール新聞、としての役割ってこれからどうあるべきだろう? を考えるのが「新聞週間」じゃないかな、と個人的には感じます。

それにしても最後の一色さんのコメント<…新聞紙も開けばもっといいよ、と言ってくださいね>と。
それでわ、いかんぜよ、一色さん!なのです。(問題がそれほど簡単じゃないことも理解できますが)ここは立場上最後まで、自信を持って、紙媒体の新聞の援護射撃をしなければ、でしょう(^_^;)

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面倒くさがりな学生諸君、紙媒体の新聞は、広げれば重要な大見出しがすぐに目に入るよ!
電源の心配もないし、キーボードだっていらないよ!
コーヒーこぼしても全然心配ないし、
デートの時は、敷物にも傘の代わりにもなるし、ゴキブリとだって戦える。
読み終わって電車の網棚にきちんと置いておけば、他の人の役に立つかもしれないし、
まとめておけば、トイレットペーパーにも交換できる!

こげに便利で、よう役に立つ紙媒体の新聞ぜよ。そうわ思わんかぇぇ? と(^^)♪
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