里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

“広島隕石”

2008年05月21日 | 地 学
広島の“こども文化科学館”に展示してある、“広島隕石”を見に行って来た。
場所は広島市民球場の直ぐ北隣で、相生橋からプラネタリウム館のドームが見える。
相生橋相生橋から北に見える“こども文化科学館”

この隕石は、H15年2月に市内の物流センターの屋根と天井を突き破って落ちて
来たもので、大きさは5.8×10.5×4.6cm、重さは414gあり、表面は大気との摩
擦で燃えた為に黒く変色しているが中はセメントのような灰色をしている。

分析した結果、
この隕石は今から約45億年前の太陽系が誕生した時と同じ頃に出来、およそ9000
万年間宇宙を漂った後に広島に落下したもので、日本で発見された隕石の中では最
も古い時代の物である事が分かったそうだ。

太陽系の中で誕生した地球の兄弟分だけに、主な成分は地球と同じく、酸素・珪素・
マグネシウム・硫黄・鉄などだそうだが、宇宙の彼方からやって来たというのに何
だか代り映えがしなくて、いささか拍子抜けした!
日本には、 岩手県の“気仙隕石”(135㎏で日本最大の石質隕石)、滋賀県の“鉄隕石”  (174㎏で日本最大の鉄隕石)などのほか、近くには、島根県の“美保関隕石” (6.38㎏)もあるそうだ。 これらは“広島隕石”より遥かに巨大だ。 折を見て是非訪ねてみたい!

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