里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

トウモロコシ

2007年08月09日 | 野 菜
舅の田や畑は、全部高圧電線や波板で囲ってある。
言うまでも無く猪や狸の食害から守る為なのだが、敵もさるもので僅かな隙を突い
て進入して来る。
例年なら実が熟して収穫が近づくとやって来るのだが、今年は山に食べ物が少ない
のか早くもサツマイモはイノシシが全部食べてしまい、トウモロコシもタヌキが一夜に
してかなり食べてしまったと言う。
カボチャやスイカも時間の問題で、限界集落へ追い討ちをかける不届きな話だ!

所でこのトウモロコシ、天辺に雄花をつけ中ほどの葉腋に雌花をつけ、風によって
交配する風媒花であるが、自分の花同士では受粉せず違う株の花同士で受粉すると
言う。 まるで人間様のスワッピングみたいなHな事をする植物だ。
雄 花雌 花
トウモロコシ(イネ科、トウモロコシ属)別名は南蛮黍、ナンバ、唐黍、高麗黍など
メキシコ~南米北部が原産の1年草。 コロンブスのアメリカ大陸発見以来先ず
ヨーロッパに伝わり、日本へは1579年にポルトガル人が伝えたと言う。

(名前の由来)
日本へ渡来した時には蜀黍(モロコシキビ、略してモロコシ)の一種と考えていた
ので、唐のモロコシと言う意味で“トウモロコシ”と名づけられた。
漢字は、穀粒が玉の様な蜀黍と言う意味で“玉蜀黍”を当てた。