昨年見つけたけれど、タイミングが合わなかったために行かずじまいになっていたお店。孔雀と聞いて空いてる日を伺い行ってみることに。
夏でもジビエをいただけるという挑戦的なお店。ソムリエさんと話をしてジビエづくしで決定。アラカルトでメニュー構成することに・・
まずはグラスで白ワインをいただく。4つの選択肢で悩む。右から、Nantesのミュスカデ。次がLanguedoc、そして、Roussaneという南仏特有のセパージュを使ったワイン。一番左がPouilly Fuisséの古い木を使った白ワイン。
ダーは南仏のワインを選択。
Las Vals 2010
Roussaneを100%使った白ワイン。苦味が特徴。地域はLanguedoc Roussillon。
私が選択したのはLanguedocのワイン。
Cottebruyne 2012 Pierre Gaillard
Roussane / Vermantine / Grenache Blanc と三つのセパージュを使ったワイン。香りはシャープだったが、思ったより甘みがあった。
アミューズ・ブーシュ(鮎のパテとスイカのジュレ)
スイカのジュレと鮎のパテの相性がよかった。なかなか気の利いたアミューズ・ブーシュ。
(前菜1) 高麗キジのコンソメと卵 ヴィシソワーズ
キジのコンソメは香りが豊か。キジの卵も濃厚。ヴィシソワーズだけでもおいしいが、温泉卵をつぶして食べるとさらにおいしい。
(前菜2)孔雀のパテ
山椒のような味のする実を大量に食べていたため、解体作業の中で、その実が首に詰まっていたのだという。独特の風味に驚いた。
左上は赤ワインを煮詰めたもの。その下がアメリカンチェリー。下がレーズン。
持ち込んだワインをいただくと、癖はやわらいだように感じた。白ワインには少し合わないだけで、おいしいのはおいしい。
孔雀。これで8kgくらいあるそうです。もも肉は固くて繊維質になっているため、さきほど登場したパテのように加工して食べるのが一番いいのだとか。
(前菜3)蝦夷鹿のハラコ
収穫された時点でまだお腹の中に入っていた仔をハラコというそうですが、その料理。まだ肉が肉になっていず、半分内臓のような感じ。仔鹿の肉は肉がとてもやわらかくてふにゃふにゃしていますが、それをさらに進めた感じ。
ダーはあまり得意ではないので少しだけ、後は私に任せられました。
(メイン)野兎の煮込み 野菜も添えて ~写真で2人分<けれど結構なボリュームです>
まさか夏にこのソースの色を見ることができるとは驚き。5月に駆除用に狩られた野兎を熟成させたものだとか。何を食べたかによって、野兎の味も変わるそうです。こちらは青森の野兎で、まるでカツオのような味。鮭を食べた熊の味を思い出しました。肉は少し熊とは違いますが、とてもおいしく、ソースは濃厚でたまりません。この時期にジビエが食べれるというのがたまらない。
その後、シェフとお話。ヤギのカルパッチョ(これも珍しい!!)の話をしていたら、一切れだけサービスしていただけました。新鮮なヤギは臭みがなくておいしい
ダーのみ(デセール)薔薇のブランマンジェ~これも美味
この日の赤ワインはSt Estèpheの3級のワイン。
Ch. Calon-Ségur 1997
St Estèphe
かなり楽しかったので、通うことになりそうです。
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